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根拠のない自信、ありますか?〜成長につながる問いかけコーチング#103

今日は昨日と同じく、先日対談させてもらった藤野さんとの対話の中から出てきたことがテーマです。あなたは根拠のない自信、ありますか?

藤野さんは小さな頃から「自分は何らかの分野で、社会にインパクトを与える人物になるんだ」という根拠のない自信があったそうなんですね。
実はこれ、藤野さんに限らず世の中でいわゆるイノベーションを起こしたと言われる人たちにはよくあるそうなんです。ソフトバンクの孫正義さんも「最初にあったのは、夢と根拠のない自信だけ」と言い切っていますね。

ところが今の世の中って、意外とこの根拠を問われることが多いんですよ。私自身も指導者を指導することを仕事としていますが、よく「その根拠はなんですか?」と理由を聞きますね。すぐ Why を尋ねたくなってしまう。でも、藤野さんのこの話を聞いて、この根拠を聞く問い自体もしかすると意味のないことかもしれないと言うことに気付かされました。

私の人生を振り返ってみると、根拠のない自信ってそんなになかったんです。いつも大体理由があった。長期的にみると、そもそも人生を長いスパンで捉えたことがなかったので本質的には根拠なんてありません。でも個別にみていくと、この分野に関しては必ずうまくいくという自信がいつもありました。

でも多くの脳科学者もよく言っていますが、二元的な思考は矛盾するところがあって、自信を持ちすぎると過信に変わり、油断してしまうことがあるし、自信がなくて不安ばかり抱えていると、現実を直視してしまいさらに不安を感じます。つまり、「信じながらも疑う。」この両方が大事なのだと思います。

直感で湧き上がった気持ちに突き動かされる方が、人間の脳は楽観的になるし、それを信じて行動が促されると言います。根拠のない自信を持っている人は、きっと根拠なく未来を描く力も身につけているのだと思います。

どちらかと言うと私は根拠を探したくなってしまいますし、これはインテグラル理論で言うところの「目に見えやすい」右側の部分ですね。
今は組織文化について興味を持っているので、こうした「見えない」部分には非常に興味があります。そして、藤野さんの話を聞いて、私も無理にでも根拠のない自信を探そうかと思いました。

さて、あなたは根拠のない自信、持っていますか?「自分は絶対うまくいく」「自分の人生はなんて最高なんだ」こうした信じる力を持っていることはとても大切なことです。私も根拠のない自信を無理矢理にでも持っていようと思います。

※ 本記事は、中竹竜二Voicyチャンネル『成長につながる問いかけコーチング』より、内容を再編集し、記事化したものです。



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