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Clubhouseに存在するカルチャーとは?〜成長につながる問いかけコーチング#38〜

組織文化の本を出版し、最近の私の思考は組織文化に集中しているので、ついつい何でも組織文化に結びつけて考えてしまいます(笑)そこで、今日はClubhouseのカルチャーについて考えてみたいと思います。

何度かClubhouseでスピーカーをしてみて、このClubhouseが持つカルチャーっていうのもあるんじゃないかなと最近感じています。このvoicyチャンネルのタイトルが「問いかけコーチング」なので、私が答えを出すのではなくて、みなさんにも聞いてみたいと思うんですよ。Clubhouseにはどんなカルチャーが存在していると思いますか?

Clubhouseにはたくさんのルームがあるので、もちろん個別のルームにそれぞれのカルチャーが存在していると思います。私が主催するルームと、別の人が主催するルーム、それぞれそこにあるカルチャーは違うと思いますが、Clubhouse全体で見たときに、そのコミュニティのカルチャーはどんなものなんだろうと最近考えています。

コロナ禍でZoomやTeamsなどオンラインでつながるツールが一般的になり、仕事だけではなく、そこで飲み会や雑談もされるようになりました。おそらくそこにあるカルチャーと、Clubhouseが作るカルチャーというのもちょっと違うんじゃないかなと思っています。もちろん機能が違えばカルチャーも変わってきます。ZoomやTeamsは顔を出す機能があるので、「顔出そうよ」とプッシュしたりできますが、Clubhouseにはもともと顔出しの機能がありません。そして、ルームをオープンにしていれば誰でも入ることができます。音だけのコミュニティなので、見えなければ何をやっててもいいような感じもありますね。
先週末、本の出版に絡めてルームを開いたら、私も仲良くしている岡島悦子さんや島田由香さんが遊びに来てくれました。二人とも、後ろからガチャガチャ音が聞こえていたんですね(笑)岡島さんは二歳の娘の面倒を見ながら。島田さんは家事をしながら。そんな感じでClubhouseを聴きながら、少しの間スピーカーにもなって「ちょっと今娘と一緒だけどyoutube見せてる間だけしゃべれまーす!」とか「料理しながらだけどいいよね」とか。
今までもZoomの画面をオフにしたり、何かしてるときにはミュートにしたりというのはありましたが、そもそも画面がないというのは、かなりゆるやかなコミュニティになりますよね。そういう意味では、このゆるさは今までになかったカルチャーかなと思います。

私がこれまで何度かスピーカーをしてみて感じたのは、誰が入ってきたかがすごく気になっちゃうんですよね。今何人聴いてるかなとか。めちゃくちゃ気になるんですよ。当たり前ですけどZoomだと誰が入ってくるかはだいたいわかっていますし、人数もある程度把握していますよね。でも、普段は誰が聴いているのかなんて全く気にしないのに、Clubhouseのように誰が聴いているのかわかっていない状態で普通の雑談をしているとすごく気になる。
「あ、この人聴いてくれてるんだ、嬉しいなー」とか「この人最近連絡取ってないけど聴きにきてくれたんだ」とか、普段自分では気にしないようなことを気にしていたのが私にとっては新鮮でしたね。

もしかするとスピーカーかリスナーかによって、感じるカルチャーも違うかもしれません。リスナーにとっては、その場でしか聴くことの出来ない希少性のある自由な話に価値を見出し、他のツールとは違う文化を感じているかもしれません。まだまだサービスが使われ始めたばかりなので、今後このカルチャーがどんな風に育まれていくかはまだわかりません。さっき話したように、個別のルームのカルチャーも色濃く育っていくかもしれません。私も使いながら、どんなカルチャーが育っていくのか探求していきたいと思っています。

コミュニティがある場所には必ずカルチャーが存在します。オンラインでもオフラインでも、少人数でも大人数でも。人が集まればそこにカルチャーは生まれます。これからも、コミュニティに存在するカルチャーについて、みなさんも一緒に考えていきましょう。

※ 本記事は、中竹竜二Voicyチャンネル『成長につながる問いかけコーチング』より、内容を再編集し、記事化したものです。

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