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超神とれなくてmaimai挫折した人の話

こちらは、maimai10周年ブログリレーの参加記事になります。

 こんにちは、TeAと申します!

 前々から音ゲー関連で自分の備忘録や振り返りとしてブログをやってみたいと思っていた時に、maimai10周年ブログリレーという企画を見つけて「これを機にブログデビューするしかない!」と思い参加させていただきました。
 maimaiをはじめて間もないの方からトッププレイヤーの方まで幅広い方がmaimaiにまつわる様々な題材で書かれた記事が読めます。どれも面白いので僕自身としても読み手として楽しませてもらっています。たけるんさん素晴らしい企画をありがとうございます。あとタイトルなかなか決まらずすみませんでした🙇‍♂️


 さて、簡単に自己紹介をします。maimaiはORANGE+で初めて触って、PiNK終盤からメイン機種としてプレイし始めてかれこれ6年くらい経ちます。

現在の実績としては、

7神7舞舞確定、
14↑AP33
Master13以下全AP

といったところです。

 旧筐体の頃からmaimaiをやっていたわけですが、当時は下位譜面(※1)が好きでそのAPはしっかり埋めていたものの、上位譜面(※2)に関しては旧13(現基準の14)のAPが4つあったくらいでした。
 FiNALE終盤に真神舞舞が確定(※5)しましたが、超神を目標にしていたので旧筐体稼働終了までは超神最後の一曲だったSystem “Z”のAPを詰めることにしました。苦手意識が強く癖まみれな中果敢に立ち向かうも、1grを踏みまくって挫折し、心にポッカリと穴が空いたまま旧筐体の稼働終了を迎えました……

 そこから1年半弱のブランクを経てSplashあたりからプレイ頻度が増していき、この一年くらいは13+以上のAP埋めと各バージョンのMaster全AP埋めと、その延長で神プレート(※4)取得を目標に取り組んできて現在に至ります。

 このように、僕自身は元から上位譜面のAPがいくつもあったわけでもなければ、他機種の地力でmaimaiを破壊するプレイヤーだったわけでもありません。むしろその逆で、上位譜面のAPなんて非日常でした。しかも挫折してmaimaiから離れたので14のAPはもう2度と出せないだろうと思っていました。

 今回は、そんな超神取れずにmaimaiをやめた自分がどのようにして上位曲のAPを狙って出せるようになったのか、その過程と実践してきたことを交えつつお話ししたい思います!
 へぇこんな人もいるのかと思って読んでもらえたらいいですし、舞舞(※5)は取れたけど神とか無理、神プレートにあと一歩届かないくらいのプレーヤーの一助となればなお幸いです。

※1 下位譜面…ここではFiNALE時点の12以下、UNiVERSE基準での13以下とします。旧筐体の人間なので)
※2 上位譜面…ここではFiNALE時点の12+以上、UNiVERSE基準の13+以上とします。旧筐体のn(ry )
※3 神プレート…特定バージョンのBASIC~MASTER全譜面をAPすることで獲得できるコレクション
※4 舞舞プレート…特定バージョンのBASIC~MASTER全譜面をFSDすることで獲得できるコレクション
※5 確定…極将神舞舞プレートの対象となる曲のMaster全譜面をFC/SSS/AP/FSDで埋めるという意味で使われがちな言葉


過去の自分の苦悩

 この話をするにあたって、まずは旧筐体の頃の自分についてもう少し深掘りします。(昔話なので適当に読み飛ばしてもらって大丈夫です)

 普段は下位譜面のAP埋めと12+以上の上位譜面のSSS埋めをメインでやっていました。下位譜面しかまともにAPできなかったので旧13(現14)の初APがMasterAP500譜面目でした(そんなことある?)

「自分には神なんて無理」と思っていたので、将プレートと舞舞プレートを目標に頑張っていました。FiNALE終了時点実績は↓です。

Master12以下全AP
14AP:4譜面(ジングルベル、Fragrance、Garakuta Doll Play、 Caliburne)
所持:超橙舞舞、超橙桃将
確定:真神舞舞
Master未SSS:8譜面 (パンドラ、シュワルツ、エンペラー、Excalibur、Credits、あわれなり、Prophesy One、Axeria)

 特に橙将と橙舞舞は嬉しかったのを覚えています。(VERTeXを失点800点に抑えるとかむずすぎね?)

(ここで突然の日本昔ばなし。DX以降でmaimaiを始めた人は100%SYNCという単語は聞き慣れないと思いますが、今のFSDにあたります。今と少し基準が違って、ブレイクでGreat以下を出したり、二人が同じノーツでGreat以下を出した時にFast/Lateが異なったりするとシンク切れてしまうといった条件がありました。Aiolosの100%シンクをラストの回転で3回くらい片方が早グレ、もう片方が遅グレでシンク切れた時は2人揃って発狂しそうでした(^^;) )

超神欲しい!

 FiNALEくらいから上位曲も上手くなってブレイク一桁曲の旧鳥やAP近い内訳が出るようになったり、当時のライバル複数人が神プレートに近づいていたりしたので神プレートが欲しいという思いが芽生えました。

 初舞舞プレートが超舞舞であったことでmaimaiGreenに思い入れが強かったので超神を目標にしました。残りSystem"Z"だけになったのですが先に述べた通り心が折れてしまい、旧筐体の最後の最後まで嫌な思いはしたくなくてやめました。稼働終了までは好きな曲をプレイしていたように思います。

 そのまま、FiNALE稼働終了と共にモチベもFiNALEしてしまい1年半ほどmaimaiを離れることになります。

maimai復帰へ…

 maimaiをやらなくなって一年ほど経ちSplashくらいの頃から、maimaiをやめずに続けていた友達に誘われてちょくちょくmaimaiをするようになっていました。そこで新しい交流も生まれていったのですが、皆常軌を逸するほど上手くてこう思いました。

うわ、maimai上手くなりてぇ…

 これぞ音ゲーマーのモチベの根源…(諸説あり)。そして更には、maimaiに残してきてしまった「神プレートを取得する」という心残りを回収したいという気持ちに再び火が灯りました。最初は下埋め(※6)して真神を取るということも考えましたが、やはり因縁のSystemZとの戦いに終止符を打ち超神を取ることをもう一度胸の内に誓い、これがラストチャンスと思って気合を入れて取り組みました。

※6 下埋め…極将神舞舞プレートの対象プレート対象曲のBASIC~EXPERTの譜面をFC/SSS/AP/FSDで埋めること

旧筐体時代の課題

 神プレートを取るには最低でも1譜面は14をAPしなければいけません。現在の自分から見ると、14以上の譜面をAPするにあたって当時の自分には大きく分けて3種類の課題があったように思います。一つずつ見ていきます。

①体力面の課題

 特に高難易度の物量譜面をやっている時に直面する問題ですが、粘着中に体力が切れて、出来ていてことが出来なくなることが課題でした(今もそうです)。また、もうそんなに若くないので、翌日以降のダメージが尋常ではないです。そもそも疲れやすい体質なのかもなとも思いますが、それでも体力が持たないからといって物量譜面は容赦してくれません。

②メンタル面の課題

 これは過去の自分にとって1番の課題であったように思います。
 高難易度のAPを狙うにあたって、とにかく自信が無くて緊張に弱く、いつも引け腰でした。
 
 具体的には、勝率の低い難所をAP通過したり終盤に差し掛かると無駄に力んだり有り得ないミスをしたりする。更には、1grなどの惜しいリザルトを出した所で諦めてしまうなどが挙げられます。

③取り組み方の課題

 maimaiで上達するには単曲粘着を避けて通れないということは、上級者を含めた多くのプレイヤーから聞くように思います。

 しかしながら、昔の自分はその単曲粘着という行為自体にストレスを感じていました(冷静に考えて同じ曲を何時間も、場合によっては何日もやるなんて普通じゃないですもんね)。単発でAP埋めをするには既に限界でしたし、一曲に向き合ってAPを出せる人にはどう足掻いても勝てないなとつくづく思っていたので、単曲粘着をできるようになろうと決意しました。

やったこと、対策

①体力面の課題への対策

・体のケア
・休憩、積極的休養
・体が使えない分頭を使う

 体質や年齢的問題はもうどうしようもないので、まず友人の勧めで湯船に浸かる、湿布を貼ってしっかり寝るなどの基本的な体のケアや、疲れたら休憩をとったり戦略的撤退をするようになりました。

 また、これは以前から取り組んでいましたが、体力がなくて多くの試行回数が詰めない分譜面を覚えたり意識や運指を考えて実践で試すことで欠点を補いました。

②メンタル面の課題、③取り組み方の問題への対策

・単曲粘着ができるように訓練
・人と比べない

 この2点に関しては、「自信が無いならつければいいじゃない」ということで、小さな成功体験を積んでくことにしました。

 まずやったことは、13+のAP埋めです。最初のうちは以前と同様に1gr踏んだり疲れたりして苦しくて逃げたくなりました。それでも、全然できなくてもとりあえず10回くらいやり続けてみたりして無理矢理に粘着していました。

 すると、以前はすぐに飽きて他の曲に移っていたのが、「え、これ以外にやりたい曲なくね?」と思って自然と単曲に向き合いながら、AP中で緊張していても普段通りのプレイを再現できるようになり、滅多に出せなかった13+のAPを出せるようになりました。

 また、昔は周りと比べて落ち込むことがありましたが、生まれ持ったものや取り巻く環境、経験、能力は人それぞれなのでそれで落ち込むのはナンセンスでキリがないですし、そもそも自分との闘いなので周りと比べて凹むのは違うと思って目の前のことに集中するようにしました。

 仲良い友達やフォロワーが成果を出していたら、「自分も頑張るぞ!」とポジティブな変換ができるようになったので一石二鳥ですね🦜🦜

13+ってむずくね?

 え、難しくないですか?!
 それもそのはず、現基準の13+ってMURASAKiくらいまでは最高難易度の12だった曲が多く含まれているので例え14には劣るとしても難しいに決まってるのです(隙あらば昔話)。そこで僕は思いました。

どうせ同じように苦しむなら14で苦しめばいいのでは?

 そう思って、直近で1-0-1が出ていたMYTHOSのAPを狙うことにしました。MYTHOSといえば中盤の無限16分トリル地帯や16分トリルからの16分イーチ縦連などが特徴的で、maimaiGreen+のボス曲として親しまれて(?)います。

 取り組み始めて早い段階で2-0-0とか1-0-1のような内訳が出て順調に思えたのですが、16分イーチ縦連が疲れで叩けなくなったり、そこを抜けると緊張してグレたり、ラスト5秒でAP逃したりしました。
 
 しかしそれでも退きませんでした。休憩を挟みつつではあるものの、7時間の激闘の末閉店間際最後のトラックでAPを出しました。スタンダード14のAPは実に約2年半ぶりでした(感動…)。

 そこから檄神残り3譜面(サテライトジャックアウトロー)を埋めることになりましたが、「そこら辺の13+と比べて癖が強すぎる!これ本当に出せるのか?」と思いながらも一つずつ向き合い、無事に檄神Masterが終わり約2年半ぶりに神プレートを確定させます。今回は一度も退くことなく埋め切れたので、本当に大きな自信になりました。

やべえmaimai楽しすぎる

 さすがにモチベが最高潮でした。あまりにmaimaiやりたすぎてその日二度目のゲーセン凸をして有り余る勢いでSystem”Z”をAPしてしまい二年越しの悲願であり初神である超神を獲得してしまいました(めっちゃ手震えてて通りかかった友達に笑われましたw)。

 自分の中でのmaimaiの最終目標を達成した瞬間であり、色々な人に「TeAが神プレートをつけているところを見たい」、「超神本当に応援してるよ」、「この中で神プレ持ってないのお前だけじゃね?w」といった温かい言葉をかけてもらってきていたのもあり、この上ない喜びでした。もう 一生無理だと思っていたので、自分の上画面に神プレートが付いていることに嬉しさ以上に違和感すら覚えるほどでした。諦めずに頑張ってきて本当によかった….


遠回りのすすめ

 maimaiをやっていると、どうしても乗り越えられない壁が出てくることがある思います。そういう時は、1〜2段階低い目標や同じレベルくらいだけどちょっと得意なものに取り組んでみるのもいいと思います。
 例え遠回りになっているとしても進んでいることは確かなので、もし行き詰まったら思い切って遠回りしてみましょう。そこで思わぬ発見や出会い、成長の糧があるかもしれません。最短ルートで行くことだけが全てではないです(人生ってなかなか思い通りに行くとは限らないよね)。

なぜ苦しい思いまでして神プレートを取りたいのか?

 理由は色々ありますが、今はこれをやっているのが一番楽しいからだと思います。
 少し切り詰めてみると、それは思い出巡りであり、ただのコレクターズ精神でもあります。

 あとは、苦手曲や普段やらない曲に向き合うきっかけやモチベーションの根源となるからです。神プレートを取得するには、特定のバージョンの全譜面をAPしなければならないので、嫌でも無理でもやるしかない…。これ無理だろと思っていた曲をAPした時の達成感は格別です。

音ゲーは上達しなくとも楽しいのか?

 旧筐体の頃は好きな曲やどちらかというとちょっと頑張ればできそうなことをやっていました。一方、気持ちが結果に結びつかないもどかしさや、当時のライバルが神プレートを取得していく中取り残されていく辛さはあったものの、maimai自体は好きだったし、好きな曲をAPや理論値とった後も遊んだり、maimai繋がった人と苦労話や嬉しい話を共有するのも全部楽しかったです。これはこれでよかったとすら思います。

 しかしながら、できなかったことができるようになるのは最高に気持ちいいし、目標をやり遂げた時は本当に最高の気分です。自分の殻を破るその瞬間の為にmaimaiをやっているといっても過言では無いかもしれません。

 そして、目標を達成するとまた次の道が見えてきます。旧筐体の頃の自分が達成できなかった大きな目標を達成することができましたが、その後さらに夢見ることすらできなかった実績を数々達成することができました。maimai楽しすぎ、最高。


最後に

 ここまで読んでくださった皆さん、ありがとうございます。
 
 結局のところ、僕自身も1人のマイマイマーとしてmaimaiが好きで上手くなりたいから、挫折しても、一度はmaimaiが嫌いになってもわざわざ戻ってきたのだと思います。好きという気持ちは物事をやる上で大きなエネルギーとなるのだと実感しました。

 あとは周囲の環境に恵まれたなというのも正直あります。復帰してからたくさんの人にアドバイスや応援の言葉をもらって、その一つ一つが大きな力になりました。この場を借りてお礼を言いたいです、ありがとうございます。
 しかも皆化け物みたいに上手いので、今もひたすら背中を追いかけ続けています。苦労を共にして互いに労わることのできる仲間が身近にいるって素晴らしい…

 そんなこんなで、上手くなりたい気持ちだけは人一倍あったはずなのにそのための行動や方法が結果に直結していなかったのが、この一年で花咲いたのかなと思います。

 さて、maimaiは2022年7月11日に十周年を迎えるそうです、おめでとうございます🎉運営の方々にもこの場をお借りして感謝申し上げます。 

 これを機に達成したい目標があった人は、もう一度自分を奮い立たせてみてはいかがでしょうか?もうやめてしまったという方も、当時を振り返ってmaimaiをプレイしたり、当時の仲間と思い出話に浸ってもいいかもしれません😊

 僕自身としては、Youtubeに加えてブログを始められたことで今年の目標二つ目を達成できました!あとは今狙っている神を取れたら完璧です。

(Youtubeに手元動画を細々と上げています、よかったら覗いてみてください↓)

 ブログを初めて書いた感想としては、想像より断然大変でしたが、自分がやってきたことや考えてきたことを整理出来たのでやって良かったと思います。
 今回でてきたSystem”Z”にまつわる思い出や、そのあと地獄を見たVERTeX、好きな初期譜面や譜面制作者について、など、まだ題材が山ほどあるので今後も続けていきたいと思います。

 maimai自体についても、まだ達成したい目標があるのでもう暫くは続けて行けたらいいなと思います。 

 以上、ありがとうございました!

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