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【YoroOne】YoroOneのサービス終了の正式なお知らせ

こんにちは。team Y.G.E.です。

2017年8月2日にサービスを開始した『YoroOne(α) - 商業マンガ作品宣伝ツイートまとめ』ですが、2020年3月30日をもって正式にサービスを終了することをお伝えします。

すでにサービス自体は、2018年5月末より更新が停止していました。ここから3月30日に、Webサービスそのものを含め、このサービスのために用意したTwitterアカウントやTumblrも削除します。

お問い合わせ等があれば、Twitterのteam Y.G.E.アカウントにご連絡ください。

以下は、サービスの思い出話などを書きます。

YoroOneの始まりについて

YoroOneは、当時Togetterなどで目にした「アンケートや単行本の売上で打ち切られてしまう作品」を少しでも救えないかという思いで開発しました。

メイン開発者個人の考えとして、こうした「打ち切り」の発生は「実際に支持する読者がいない」か、「支持する読者の目に届かなかったか」の2つが存在すると思っています。特に後者に関しては、そもそもの掲載誌の読者の母数が少ないものほど、より起こり得るものだと感じています。

実際に、上記のToggeterのまとめでは「こんな作品知らなかった」「もっと早く知っていれば」という意見をいくつも目にしました。

こうした問題は、当の本人である漫画家さんたちも感じているらしく、一部の方は積極的にTwitterで作品の掲載を宣伝するなどしていました。

ここからYoroOneは、積極的に自身の作品を宣伝している漫画家さんのTwitterのつぶやきをまとめたサービスにして、その拡散に少しでも強力できればという形で実装しました。

YoroOneの失敗

1つ目は、そもそもYoroOne自体がほとんどユーザーの目に触れられていなかったことです。

いちおう、初回はプレスリリースを用意したものの、そこからのユーザーの流入はほとんどありませんでした。「少しでも多くの人達の目に届けたい」というコンセプトでありながら、自分自身がまったく人の目に届かないという本末転倒な状態です。

ちなみにリリース当初は、コミティアのチラシ置き場にもYoroOneの宣伝チラシを置いてみたのですが、置いた数のほとんどが手元に残りました。

こうした部分は悔しく悲しくもありましたが、あらためてマーケティングの難しさを実感することになりました。

2つ目は、データの追加を手動のままで始めてしまったことです。

手動の追加といっても、Slack botで大半の作業は自動化できていたので、1日にかける時間は数十分程度で済んでいました。

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とはいえ、この数十分は毎日行わなければいけないわけで、わずかな改修時間もこれに奪われるのは結構な負担につながりました。また、1つ目の失敗点の状況の中で作業を続けるのは、モチベーションに大きく影響しました。


この追加部分も完全に自動化できていれば、いずれ人の目につくのをのんびり待ちながら、いろんな改修作業を行えたような気がします。ですが、すべて後の祭りです。

こうした2つの大きな失敗点もありますが、なによりここ1〜2年でTwitterのAPIの規制がかなり厳しくなったことも影響しています。APIの利用には、Twitter社の審査を通過する必要が出てしまいました。そのため改修しようにも、予想よりも大きな手間がかかりそうなため、完全に放置し、今回サービス終了を決断した原因にもなっています。

最後に

YoroOneは、正直なところ完全に失敗してしまいました。

ですが、もともとの開発コンセプトであった「アンケートや単行本の売上で打ち切られてしまう作品を少しでも救えないか」を忘れるには忍びないので、またいずれ別の形で挑戦したいです。

以上です。

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