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U.S. and European Markets Topics  

マーケット概況 7月20日

各市場動向

米国株式市場
続伸、ナスダック1.6%高 好決算が追い風
ダウ:31874.84(前日比+47.79、+0.15%)
NASDAQ:11897.65(前日比+184.50、+1.58%)
S&P500:3959.90(前日比+23.21、+0.59%)

米国債券市場
米債利回りがまちまち
米国10年債利回り3.0377%、米国2年債利回り3.248%

NY原油先物
米国のガソリン需要の低迷などを背景に売りが優勢となり、4営業
日ぶりに反落
北海ブレント終値 前営業日比0.43ドル安の106.92ドル
WTI終値 前営業日比1.96ドル安の1102.26ドル

NY金先物市場
3日ぶり反落
8月限は前営業日比10.5ドル安の1トロイオンス=1700.2ドル

NY外国為替市場
ドルが対ユーロで上昇、ECB理事会控え
DXY107.15、ドル円138.20、ユーロドル1.0177

VIX 
VIX指数低下、23.76と前営業日の清算値24.50から0.74ポイント低い水準

経済指標

※()内は前回発表値、改は改定値
英 6月消費者物価指数(CPI)前月比 0.8%(0.7%)
英 6月消費者物価指数(CPI)前年比 9.4%(9.1%)
英 6月消費者物価指数(コアCPI)前年比 5.8%(5.9%)
英 6月小売物価指数(RPI)前月比 0.9%(0.7%)
英 6月小売物価指数(RPI)前年比 11.8%(11.7%)
独 6月生産者物価指数(PPI)前月比 0.6%(1.6%)
EU   5月ユーロ圏経常収支(季調済) ▲45億ユーロ(▲39億ユーロ)
米 MBA住宅ローン申請指数(前週分) ▲6.3%(▲1.7%)
米 6月中古住宅販売件数(前月比) ▲5.4%(▲3.4%)
米 6月中古住宅販売件数(年率換算) 512万件(541万件改)
EU   7月消費者信頼感指数(速報値) ▲27.0(▲23.8・改)

要人発言

20日08:25 ロウ豪中銀総裁
「6月CPIはインフレ加速を示す内容、年後半もさらなる高進見込む」
「生産性の伸び加速、中立金利の上昇を意味する可能性」
「インフレ率を即座に目標水準に戻す必要ない」
「インフレ率を2─3%に戻すためのしっかりした道筋を示す必要はある」 「名目ベースの中立金利は少なくとも2.50%、中期インフレ期待が上振れればこれより高い可能性」
「柔軟なインフレ目標は、正しいフレームワークとして広く受け入れられている」
「労働市場は非常にポジティブな状況であり、完全雇用も超えている」 「インフレが6%か7%に向かっているため利上げする必要がある」
「ある時点で金利は2.5%の中立水準に戻る」

20日17:06 ドラギ伊首相
「連立政権は再建可能」

ニュースヘッドライン

プーチン氏、ガス供給再開示唆も条件提示-供給量絞る可能性とけん制-BBG
テスラ、4-6月期利益はアナリスト予想上回る-生産見通し据え置き-BBG
厚労省、塩野義の新型コロナ飲み薬の緊急承認を了承せず-審議を継続-BBG
米中古住宅販売は5カ月連続減少、2年ぶり低水準-金利上昇響く-BBG
英保守党党首選、スナク前財務相とトラス外相が決選投票に進出-BBG
英インフレ率、6月は9.4%に上昇-1982年2月以来の高水準-BBG
EU、ガス消費15%削減案を公表-自発的抑制で不十分なら強制措置も-BBG
EU、対ロシア制裁第7弾で合意 金輸入禁止など 外交官会議-Reuters
ロシア中銀、「非友好国」銀行に対する制限措置を一部緩和-Reuters
ノルドストリーム1、ガス輸送能力の30%で21日再開へ=独当局-Reuters
ユーロ圏消費者信頼感指数、7月は-27.0に悪化 過去最低-Reuters

概況

英国の消費者物価指数は6月に前年同月比9.4%増、カナダの消費者物価指数は同8.1%増となり、いずれも5月から上昇し、インフレは世界の主要課題の一つとなっています。

英国では、保守党の党首討論で候補者が最終的にスナック氏とトラス氏の2人に絞られました。この2人のうちどちらかが、ジョンソン首相に代わる次期首相となる予定です。
当選者は、16万人の党員による郵便投票を経て、9月5日(月)に発表される予定です。

米国株式市場は、ネットフリックスなど、企業の良好な業績が好感され、小幅な上昇で始まりましたが、大企業が雇用を削減するというニュースもあり、米国の株価指数は上昇の勢いは鈍化しました。
グーグルは2週間の採用活動停止を発表し、フォードは今後数週間で8000人の雇用を削減する計画を明らかにしています。このニュースにより、景気後退の懸念が再び浮上しています。

イタリアではドラギ首相が信任投票に勝利しましたが、連立3党が投票をボイコットしたため、同首相は辞任して早期選挙を要求する可能性が高く、また、EU当局はロシアのガスが完全に遮断され、EUの国内総生産に厳しい打撃を与えることを懸念しています。

一方、ロシアは、ウクライナにおける特別作戦の地理的目標を変更し、新たな領土を追加したと発表しました。

EUR/USDは、1.0170付近で取引されており、GBP/USDは、再び1.2000を超えて上昇を維持することができず、1.1960付近で推移し、AUD/USDは、0.6900以下を維持しながら小幅に下落しています。ドルは、スイスフランと日本円に対して小幅な上昇となっています。

一方、金は1,700ドルを下回り、週間最安値を更新し、現在は1,697ドルの価格帯で取引されています。

今日の予定

今日は、日銀、ECBの政策金利が発表され、日銀は金融緩和政策の維持、ECBは25bpの利上げが想定されています。
ECBの政策金利に関しては、一部報道で50bpの利上げを議論する予定が報じられており、EU圏内の記録的な高インフレに対処するために50bpの利上げ決定となっても、大きなサプライズにはならない可能性があります。
25bpの利上げは十分に織り込み済みのため、この結果の場合、事実を見極められたEURが売られる可能性も高くなります。

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