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第105回全国高校野球選手権記念大会 大会11日目

どうも、こんにちは。ベスト8が明日で決まります。いよいよ終盤戦に突入してきました。台風の影響で順延もありましたが、以降は休養日の設定があり、疲労度は例年より幾分ましでしょうか。とはいえ灼熱の暑さは年々上がっているので、本当にけがや病気に気を付けて、しっかり全力でプレーしていただきたいです。それでは明日の4試合です。

大会11日目 第1試合

仙台育英(宮城)VS履正社(大阪)
今大会の中でも屈指の好カード。得点差的には完勝続きの仙台育英。初戦浦和学院、2戦目聖光学院を突き放して快勝してきた。投手陣は前評判通りとまではいかないが、打線が前評判を覆す能力を発揮している。特に1番橋本の出塁率、3番湯浅は2試合で8打点。ここに2番の山田がまだ本領発揮していないのだから末恐ろしい打線。初戦撃ち込まれた投手陣は2回戦では立て直してきた。須江監督の中では、中心は湯田、クローザー的に高橋、サウスポー2枚を効果的に投入。そんなイメージで采配されている感じがする。
選手層も万全で今のところ隙が無い。
2試合連続2桁安打、2試合連発の森田と打線が好調な履正社。こちらもほぼ盤石な試合運びで勝ち上がってきた。2回戦先発した福田だが、大阪府大会決勝に比べるとやや球が上ずっていたのが気がかり。おそらくエース増田が先発だろう。しかし投手陣に仙台育英と比べるとやや不安が残る。打線に関しては、仙台育英をしのぐかもしれない。仙台育英よりも長打力は履正社の方が上。負傷中の捕手坂根が前回途中守備にもついた。スタメンで入ってくるなら中軸がさらに増す。
仙台育英の投手力が履正社打線を黙らせれるかどうか。5、6点勝負の感じもあるが、ここは仙台育英が投手力の差で優勢と見る。

大会11日目 第2試合

智弁学園(奈良)VS花巻東(岩手)
2回戦での7失策はいただけない智弁学園。エース中山にかかる負担も軽減できたいない。ただ、打線は注目松本がセンターバックスクリーンにホームラン含む4安打。ただ、高良がまだノーヒットなのは気がかり。投手陣、守備陣に不安要素があり打線がどこまでフォローできるかがカギ。
花巻東は、接戦をものにし3回戦進出。決勝点をたたき出した千葉。ようやく呪縛から外れたか。派手さこそないが打線は決して悪くない。2回戦はリリーフした小松がいまいちだったが、枚数はそろえている花巻東投手陣。点の取り合いになりそうな試合。継投としぶとさで花巻東を若干有利と見る。

大会11日目 第3試合

おかやま山陽(岡山)VS日大三(西東京)
しぶとい大垣日大をサヨナラ勝ちで振り切ったおかやま山陽。継投で相手打線をしっかりかわして、大量失点につながらないように防いでいる。打線は2戦目大垣日大エース山田に少してこずったが相手守備の隙も付きサヨナラ。ただ少し振り回しすぎているのが気がかり。
2試合連続2桁安打も2試合とも得点は3点ずつの日大三。2戦目は4番と6番を入れかえたが、やはり5番の佐々木がノーヒットなのが影響しているか。打線は特に3番二宮が絶好調。全体としてはしっかり振れている。さらにエース安田は前回もロングリリーフになったが無四球と安定している。特に魔球と称される元日大三優勝投手吉永から授かったチェンジアップが武器。
おかやま山陽は日大系列校を2試合続けて撃破。ここも倒して日大キラーととなれるのか。しかしおかやま山陽打線が、安田のチェンジアップにくるくる回ってしまうと厄介。打線が好調なので、ここは日大三を有利と見る。

大会11日目 第4試合

神村学園(鹿児島)VS北海(南北海道)
2試合連続2桁得点と打線が好調な神村学園。特に中軸は振れている。投手陣もエース松永を2回戦は温存。黒木が8イニングをロングリリーフ。投手層の厚さもみせた。積極的な打線に、盤石の投手陣と甲子園大会にきて加速する躍動を見せる神村学園。夏初めてのベスト8を目指す。
2試合連続サヨナラ勝ちの北海。小刻みな継投を多用ししぶとく勝ち上がってきた。投手陣は、エース岡田が前の試合で復調気配。サウスポー長内、安定している熊谷と3投手で1試合を形成していきたい。打線を上位から下位まで切れ目ない。特に終盤にかけてのしぶとさが目立つ。
ここも力の差が拮抗している。接戦が予想されるが、終盤に強く2試合連続サヨナラ勝利で勢いにのる北海を有利と見る。

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