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第105回全国高校野球選手権記念大会 大会4日目

どうも、こんにちは。少し仕事が忙しくなってきています、更新遅れ申し訳ございません。本日の注目は日大三の安田選手。気持ちの強い投球は見もの。さらに日大三は6番を打つ針金選手にも注目。懐の深いバッティングに期待しています。それでは本日の4試合です。

大会4日目 第1試合

鳥栖工(佐賀)VS富山商(富山)
初出場。継投で勝ち進んで頂点をつかみ夏の甲子園初出場を決めた。エース古沢、1年生松延響の両右腕の継投がポイント。その松延響の兄松延晶は4番に座り打線を引っ張る。チーム力の結束が武器でもある県立校。まとまりのよさで夏1勝を目指す。
9年ぶり17回目の出場、富山商。近年、富山県王者だった高岡商が県大会初戦敗退。王者不在で戦国化した県大会を試合巧者ぶりを発揮し、9年ぶりに富山の頂点にたった。チーム打率は3割そこそこだが、中軸のあたりはいい。投手陣はエース上田が軸。制球に難は少しあるが、要所を締め得点を簡単に与えない。
似たような感じもあるチーム同士の対戦。松延兄弟で夏の1勝を目指す鳥栖工に思い入れがあるが、こういう時に試合巧者ぶりを出す富山商をわずかに有利と見る。

大会4日目 第2試合

日大三(西東京)VS社(兵庫)
2年連続19回目の出場、日大三。小倉監督の勇退の影響も感じられず、三木新監督のもと伝統の強打で甲子園切符を手にした。1番から上位打線は強力。特に6番に座る針金がチーム三冠王。絶対的エース安田が投手陣の柱。最速140キロ超のストレートとチェンジアップが武器。ただ、控え投手陣には一抹の不安が残る。安田頼みの中、どこまで勝ち上がれるか。
2年連続2回目の出場、社。準決勝、決勝とサヨナラ勝ちとしぶとさを発揮し兵庫県大会を勝ち切った。投手はエース高橋、左腕年綱、2年生福田の3人を回しながら戦ってきた。打線はムラがなく下位打線も高い打率を残す。春夏連続だが、昨夏メンバーも残り目標は夏の甲子園2勝を掲げる。
4.5点勝負になりそうだが、そういう試合展開だと粘り強い社。ここは社を有利と見る。

大会4日目 第3試合

市和歌山(和歌山)VS東京学館新潟(新潟)
7年ぶり6回目の出場、市和歌山。派手さはないが堅実に勝ち進み和歌山大会を制した。エース栗谷から小野へのリレーが必勝パターン。ともに140キロ超えの直球を投げる本格派右腕。失点を計算でき試合展開を優位に運ぶ。少し打力は弱いが少ないチャンスをものにし執念を武器に勝ち進めていきたい。
初出場。新潟県大会6試合をすべて継投で勝ち上がった。タイプの異なる投手計6人を起用し相手打線をかわしてきた。その多彩な投手陣を支えるのが捕手で主将の八幡。打率こそ低かったが中軸を打つ要の一人。チーム打率は4割近く決して打線が弱いわけではない。初勝利を継投で目指す。
継投は同じだがタイプが異なる投手陣を持つチーム同士の対戦。ここは非常に難解だが、市和歌山が接戦をものにするとみる。

大会4日目 第4試合

立命館宇治(京都)VS神村学園(鹿児島)
4年ぶり4回目の出場、立命館宇治。2年生投手2人の踏ん張りで混戦の京都府大会を勝ち切った。エースナンバーを背負う十川は195センチの長身を武器に投げ下ろす。制球力も安定しチームの柱となっている。打線は下位までまんべんなく振れており強力。大技、小技も絡めて得点を重ねる野球が信条。4年ぶり6回目の出場、神村学園。ここ数年は勝負弱さを露呈していたが、チーム力を強化し、鹿児島大会を制した。初戦こそ苦しんだ打線がその後復調し特にクリーンアップは信頼できる。投手陣は実質エースのサウスポー黒木が躍動。制球に不安がり10番を背負うが、はまったっときは他を圧倒するピッチング。スターは不在だが全員で勝利を勝ち取る。
ここも非常に難しい1戦。ただ、投手陣の安定感は立命館宇治に分がありこちらをわずかばかり有利と見る。


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