Team Culture Lab | オオミズ ノブユキ

マインドフルネススペシャリスト/ビジョン・ファシリテーター | 【 チーム文化を共創する 】 | 心理的安全性を風土としたチーム文化の向上やリーダーシップの強化を目指し、実践的なアイデアやヒントを提供し組織の成長をサポートする情報を発信しています。

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最近の記事

リーダーシップって? 今までの経験と少し違う視点

リーダーというポジションとリーダーシップは、よく一緒に語られますが、実は異なるものです。リーダーは、組織やチームでの役職や経験に基づき任命される立場のこと。日々の業務を調整し、チームメンバーに指示を出す「まとめ役」として活躍している方も多いでしょう。 一方で、リーダーシップは役職に限らず、誰もが発揮できる力です。他者に影響を与え、共に進む道を示す行動や態度の積み重ねがリーダーシップなのです。ここから、リーダーとリーダーシップの違いを掘り下げていきましょう。 ◾️ 「リーダ

    • 「働きやすさ」と「働きがい」のつながり

      職場での「働きやすさ」と「働きがい」は、どちらも重要な要素です。 「働きやすさ」や「働きがい」を感じるためには、「心理的安全性」が土台になります。 心理的安全性とは、自分らしくいられ、意見を自由に伝えられる環境のことです。 仕事では、すべての自分を受け止めてもらうのは難しいかもしれません。 しかし、自分の意見をしっかり聞いてもらえる関係があると安心感が生まれます。たとえ意見が否定されることがあっても、「まずは話してみて」と受け止めてもらえると、心が軽くなり、自分の存在が認

      • ちょっとした工夫で、職場をもっと安心できる場所に

        「職場の風土を変える」「自分を変える」と言われると、「今のままでいいし、自分が変わる必要なんてない」と感じるかもしれません。 それは当然の気持ちです。無理に自分を変えたり、大きな努力をする必要はありません。 でも、少しだけ視点を変えてみませんか? 「変わる」というより、「ちょっとした工夫をしてみる」イメージです。毎日の仕事の中で、ちょっとした気配りや工夫が、思いがけず周りの雰囲気を良くしてくれることがあります。 例えば、会話に少しだけ「ありがとう」を増やしてみたり、話を

        • 成長できる職場風土へのアップデート

          どの組織や職場においても、スタッフが成長できる環境を整えることは、組織全体の発展にとって不可欠です。しかし、新しいことに挑戦する機会を提供するだけでは十分ではありません。 スタッフ一人ひとりが安心して意見を交わし、失敗を恐れず行動できる「心理的安全性」の高い職場風土が必要です。こうした環境では、個々の成長が促され、結果として組織全体の発展が実現します。 長期的な成功を収めるためには、心理的安全性を高め、挑戦と成長を促進する職場風土が不可欠です。 今回は、これまでの Te

          言葉を意識することで変わる「行動」!?

          心理的安全性とは、組織やチームの中でメンバーが安心して意見を出し合い、挑戦・成長できる風土を指します。 このような風土が整っていると、メンバーは失敗を恐れずに新しいアイデアを提案し、問題解決に積極的に取り組むことができます。 その結果、組織全体の成長や革新が促進され、メンバー個々の能力も引き出されます。心理的安全性は、組織の発展に不可欠な風土です。 この基盤を築く上で、日々のコミュニケーションにおける「言葉」が極めて重要です。使う言葉が、メンバーの「行動」に直接的な影響を与

          言葉を意識することで変わる「行動」!?

          言いたいこと分かるよな!…分かるわけない!!

          コミュニケーションにおいて、相手に何を伝えたいのかを明確に伝えることは、良好な人間関係や職場環境を築くための基本です。 しかし、日本では「言わなくても伝わる」と考える傾向が強く、これがコミュニケーションのズレや誤解を生むことがあります。 これは、ローコンテクスト(低文脈)文化とハイコンテクスト(高文脈)文化という視点で理解することができます。 ローコンテクスト文化では、言語そのものが多くの情報を伝える手段として機能し、すべてを明確に言葉にすることが求められます。 一方、

          言いたいこと分かるよな!…分かるわけない!!

          心理的安全性への「第一歩」は、職場で使う言葉から

          日々の業務の中で、私たちは無意識に使う言葉がどれほど大きな影響を与えるか、あまり考えることはないかもしれません。しかし、職場での会話が増えることで、心理的安全性が高まり、新たな挑戦を受け入れる風土が育まれ文化になっていきます。 「心理的安全性とは、チームメンバーが自分の考えや疑問、間違いを安心して共有できる環境であり、リスクを取ることや失敗を恐れることなく、自由に意見を述べることができる状態を指す。」(エイミ・エドモンドソンの定義) 心理的安全性が高いチームで自由に意見交

          心理的安全性への「第一歩」は、職場で使う言葉から

          挑戦しやすい風土・文化を育む「健全な衝突」!?

          現代の職場環境では、心理的安全性が高い文化が求められています。その中で、健全な衝突(ヘルシー・コンフリクト)は欠かせない要素となります。 正解のない時代においては、これまでの効率性と結果重視が主流の文化に固執せず、異なる意見や視点を受け入れることが成長の鍵になると思います。 これまでの「正解のある時代」とこれからの「正解のない時代」については、こちらをご参照ください。 今回は、多様な価値観・視点があるからこそ生まれる「健全な衝突(ヘルシー・コンフリクト)」について考察し

          挑戦しやすい風土・文化を育む「健全な衝突」!?

          これからの時代に必要な「挑戦」・「成長」ができる組織文化

          現代の職場において、心理的安全性はますます重要視されるようになっています。 心理的安全性が高い環境では、スタッフは自分の意見を自由に述べたり、ミスを恐れずに行動することができ、その結果、個人やチーム全体のパフォーマンスが向上することが多いとされています。しかし、この「心理的安全性」が職場にどのような影響を与えるのか、その詳細を理解することは、より効果的な職場環境を作るために不可欠です。 エイミー・エドモンドソン氏が提唱する「心理的安全性のマトリックス」は、この理解を深めるた

          これからの時代に必要な「挑戦」・「成長」ができる組織文化

          正解の「ない」時代に必要な組織文化の「土台」

          職場環境の改善や組織の活性化などについて議論される際、「心理的安全性」という言葉が頻繁に取り上げられます。しかし、心理的安全性だけがあれば働きやすい職場が成立するわけではありません。心理的安全性は、働きやすい職場環境を作る上で非常に重要な要素ですが、心理的安全性はあくまでも「土台」であり、職場の「風土」といえます。 例えば、「良かれと思って行動しても、罰を受けるかもしれない」そんなリスクがある職場環境で、「私はこう思います」と意見しようと思いますか? ◾️心理的安全性が重

          正解の「ない」時代に必要な組織文化の「土台」

          チーム力を引き出す鍵

          チームワークの成功は、単に個々のスキルや能力だけでなく、チームメンバーがお互いを信頼し合い、率直に意見を交換できる環境が整っているかどうかによっても決まります。これが「心理的安全性」と呼ばれる概念です。 心理的安全性があるチームでは、誰もが自由にアイデアを出し合い、失敗や意見の相違を恐れることなく、積極的に参加できるのです。 心理的安全性がチームの生産性や創造性に与える影響について掘り下げ、どのようにしてその環境を育むかについて考察していきます。 ▶︎心理的安全性の必要