「クレーンでも無理」と断られる程の劣化!"費用アップ"."時間3倍"三原市
大怪我の可能性がある場合は、お断りせざるを得ない場合も?
太陽熱温水器(ソーラー)の専門店、Team朝日エコです。
広島県三原市にて、太陽熱ソーラーの撤去工事をしました。
難しい工事になりまして、いつもの3倍の時間を費やしました。
実に大変な工事になりました。
それは?
●パネルが、1枚、50kg越えで、3枚有り。
●パネルを載せる土台が「枠」と「足」に分かれていて、重機を使う場合は補強や環境整備が必要で、それにはコストが掛かり過ぎます。
お客様も高額負担は避けて欲しいとのご要望なので、頑張って、重機は使わないずに、創意工夫で!と、色々と思案し考えました。
それで、複数の「人の手」で対応することにしました。
●2mのロングパネルを "人力" で下ろすので、ハシゴ廻りのスペースが必要!
確保するためにお隣りの方のご好意もあって、隣の土地使用をお願いして対応。
コレが、一番大きく、このスペースが無ければ出来なかったと思います。
●パネルの劣化が酷く、運搬時にパネルが "U字に折れ曲がり"、ガラスが割れる。
割れない作業のためには4人が必要でした。(結果論ですが、ここまでの劣化状況にびっくりです!)
など、など、、
とても、大変でした。
下からの目視のみでは間違えます。
使っていない太陽熱ソーラーが屋根の上で放置したままでした。
下から屋根上の太陽熱ソーラーを見上げると、
問題がある様には見てとれませんと言うか?
見ても分かりません。
建築関係の友人にも断られた!
昨年、お客様曰く、「建築関係の友人がおるので、彼に頼めば、いつでも、ユニックで、簡単に撤去出来る」とのお考えでした。しかし、
これが、結局、大変な事になります。
「これは、難しすぎる。」
こちらのソーラーパネル下部の劣化は、下から見ると多少は分かるかも知れませんが、「問題の箇所」は、見え難いので、気づけないし、
そこまで劣化が進んでいるとは思わない方々がほとんどで、いざ対応してみたら、あとの祭!
時間延長や作業員の更なる増員など、計画通りには出来ない事例とも言えます。
昨年、こちらのご主人様とお話しをさせて頂いた時は、
「連れ(友人)に頼んであるので、来年は(ソーラーは)無いよ。」
と言われていましたが、
あれから、およそ、1年が経過。
以前、ソーラーやボイラー、また、撤去などの工事を頂いたご近所数件の既存のお客様宅に定期のご挨拶とアフターフォローで、お伺いした時のことです。
ソーラーの残骸は、残ったままでしたので、奥様、ご主人様に、今後の予定を聞いてみたところ、
「クレーンでも無理だ。」と断られたそうで、この度のご依頼になりました。
重機?「費用負担増額で良ければ」ですが?
工事担当者と一緒に行った現場確認で、「これは、大変だ!」と直感!
①パネルがとても劣化している
下から見ると、問題は無さそうに思えるかも分かりませんが、運び出す時、パネルが折れそうです。
②重機(クレーン)でも、困難!
土台を組んで、その上にパネルが設置してあります。
その土台は、「枠」と「足」が分かれていて、一体でありません。コストを掛けてまでの補強の手間にプラスしての重機の手配は、お客様負担が、一気に上がるので金額面で難しいとの事でした。
③ハシゴが、設置屋根に直接掛からないと、、、?
普段は、どの様な状況でも、なんとか頑張って対応をする事をモットーにしております。
例えば、
●ハシゴを、2段、3段にして対応する
●運搬距離が長い時は、足場の補強などを行い、動線を確保する
●人と人の複数の連携で対応する
などです。
しかし、この度は、設置屋根に直接ハシゴを掛けたいですね。そうでないと、作業は困難を極めます。
そのうえで、実力のある複数の工事人を確保しないと、連携が難しくて出来ません。
お隣さんにお願いし、裏の土地をお借りする事に!
ラッキーな事に、お隣の奥様が、ソーラー設置屋根の「裏の土地」を心良く、「使ってもイイよ。」と仰って下さいました。
ありがたいことです。
なんとか、パネルを撤去出来ました。
悪戦苦闘しながら、パネルを運びますが、落下した「錆び」によって、滑り易く、踏ん張りが効きにくいので、慎重に運搬します。
放置しすぎると、コストが倍額に!
太陽熱ソーラーの劣化が進むと、
●クレーンなど重機の手配、
●屋根上で作業が出来る「人」の確保
など、
●運搬時、劣化したところには、補強や足場の設置が必要、
この度は、実に大変な作業になってしまいました。
そのコストがアップした経費分は、お客にご負担をお願いせざるを得ません。
申し訳ないですが、追加費用を頂きました。
心苦しいですが、追加費用が掛かった事は言うまでもありません。
なので、屋根上の太陽熱ソーラーを将来、「使わない」と決め、「いずれは「撤去」するだろう、しなければならないよね?」
とお考えなら、
早めの撤去をおすすめします。
この様に劣化が激しい場合、作業員の怪我などの高いリスクが避けられないので、お断りせざるを得ません。
私達も事故やケガにつながるリスクは、避けたいのが本音です。
この様な劣化状況の場合は、今後は「NG」と思いました。
そうならない前に、ご依頼頂ければと思います。
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