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君の夢を紅葉に教えて
真新しい緑の色が周りからだんだんと変わっていくことを感じながら、
石畳の道をてくてくてくと歩いている。
桜並木でも青々とした若木の道でもなく、
わたし黄色や茶色、赤に彩られた道がすき。
古びた匂いのする街や、時と共に動く雲や、
時代を思い出とする石畳がすき。
「ねえ、次のおやすみパフェを食べにいこうよっ!!」
弾んだ声が前の方から聴こえた気がして顔をあげてみると、
そこには見知らぬ
天望の鎖-生越の笑顔
空が汗をかいた雨上がり――。
晴れ間に差し込んだ柔らかい若い風を、
心地よさそうに感じて呼吸する彼女の姿が、
少し前の僕の景色にはあった。
少し暖かすぎるような気もしたが
少しだけ困惑する彼女の表情を観るのもいいなと思った。
若葉も新芽も自然の風さえも、
ゆるやかに笑う彼女には少しも勝てない。
ただ、そんな空間を、
唐突に振り出した雨と密集してきた黒雲が、
淀ませて、覆っていく
シャレたもんだけ観やがって。-ペンダントの景色
寒い風なんか関係ねえと言ったように、
錆びついた匂いと共に、
鼻の中に古びたくだらねえ跡がゆっくりと残り、消えていく。
お前の観た未来がこんなに崩れ切ったガラクタの中にあるとしたら、
なんとあっさりしたもんだっただろうか。
空に映るオムレツの様な半月のような雲が、
過去の会話を掘り起こす。
「先輩っ!!わたし、遺跡とか宝石とかロマンがみえるモノがすきなんです。だから、仕事が終わったら
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からから、ころころと穏やかに笑う二人は、
さしずめ晴れやかな青空の元で出会ったレモンと炭酸のよう。
それをある種のレモネード。
コンビネーションも面白く雰囲気が種が類似しているような気もしないそんな明るい彼らと共に一歩踏み出してみようとしようか!!