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個別最適な学びと協働的な学び

 奈須 正裕さんが書いた「個別最適な学びと協働的な学び」という本を読んでとても共感できたことがあったので、ここにまとめようと思う。




1873年に書かれていた、「師範学校小学校教授法」にその頃の学校の様子が書かれているが、それが今も続いてはいないかということ投げかけている。また、「雀の学校」という曲があるが、そういった指導が一斉指導の出発点であったという。

確かに考えてみれば、
・授業開始の挨拶
・教室の並び方(1組・2組・3組と横に並んでいる「ハモニカ校舎」)
・音読をするときにみんなで揃えて言わせるやり方
・制服などなど
いろいろなところにそういった伝統?風潮が残っていることに気づく。

時代はとんで臨時休校になりオンライン学習になったときに私が一番気になったことが、
「子どもたちが自分で学ぼうとしないこと。」である。
先生が言った事しかできない、自分で考えて行動ができない。
これは今の時代かなり問題ではないだろうか。

本書でもこう述べている。

また、コロナショックに伴う「学校の臨時休校中、子供たちは、学校や教師からの指示・発信がないと、『何をして良いか分からず』
学びを止めてしまうという実態が見られたことから、これまでの学校教育では、自立した学習者を十分に育てられなかったのではないかという指摘もある。
個別最適な学びと協働的な学び 17ページ

答申にあるものを抜粋したものであるが、本当にその通りだと感じました。

本書では、三つの提案をしている。
・自学・自習
・マイプラン学習
・フリースタイルプロジェクト

学校全体を巻き込むため、3つ全ては実現が難しいかもしれないが、
教科担任制が増えていく中、マイプラン学習はできそうな気がする。

マイプラン学習は、「単元まるごとを自分の計画で学び進める」事である。
子ども一人ひとりが問いを自分たちで立てて、その解決に向かって取り組むのはとても素敵だと感じました。

次回はマイプラン学習ができるような教材を作って提案しようと思います。
今日はここまで!

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