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私立高校の現場で感じる仕事の辛さ!学力格差と今後の展開。

45歳の私立高校教諭です。勤続12年になります。
その前は、公立の講師を5年、他の私立に5年勤めました。
クラス担任をもち継続的に大学受験指導を行っています。


一年間、民間企業に勤めた経験があり、教員独自の世界に違和感を持ちながら勤務しています。


生徒と一緒に何かをする喜びはあり楽し面も多いと感じます。


しかし人間関係なので、喜び以上にイライラや怒りを感じることが多いです。


年収は700万で時間に見合うものかと言われると疑問を持ちながら過ごしています。


昔はそれでも、やりがいや生きがいを持っていました。


しかし、最近では情熱も薄れ、昔からの経験で乗り切っている面が多いと感じます。


自分の子供ができて、生徒のためよりも家族のために仕事をしています。

高校教師の仕事で一番大変なのは学力格差の対応

高校教師をやっていて、一番大変なのは学力格差への対応だと思います。

高校生でも読み書き計算ができないのです。
書いている日本語が理解できなかったりします。


実際は計算も苦手で、掛け算すら怪しい生徒も多いのです。


書く習慣がないので英語を筆記さっせることが無理だたりします。
黒板を写していることが授業に参加していると思っています。


高校生でも、教科書を開きなさいという指示から伝わらないのです。
そして、高校入学の段階で、小学生の内容も分からないまま入学している生徒も多いです。


小学校の分数や掛け算も怪しい高校生がたくさんいます。


そんな生徒に高校の数学や高校内容の物理などを教えることが不可能に感じます。


それでも日本の学校は入学から卒業までさせるので、勉強をしなくても留年もないのです。

学力が低くても誰でも大学に行けるのは問題がある


しかも、そういう子でも大学に行ける時代なのです。
学力がなくても大学まで行ける。高校も入学できる。卒業できるのです。
その背景は、義務教育だと思います


学力がないのに学年が上がるシステムが問題です。その結果、学級崩壊が大学でも起きています。


学力があるのに進級できないのも問題なのです。


学力のある子供は能力が伸びずに可愛そうです。


また4月生まれと3月生まれでは、かなりの差があります。
入学を半年ごとに分けるくらいのことをしないと学力さのギャップが埋まりません、


一年単位という制度をなくして、成長格差をなくすことが必要だと思います。

高校教師の仕事はストレスで大変!キレて死にたくなったこともある

実際に高校の授業は外に出てこないことが沢山あります。

授業を行うクラスでのことです。


そのクラスのボスがたちの悪い女子でした。


しかも前年に学級崩壊したクラスを分けたクラスで、そのボスだったのです。


そのボスとやり合う毎日でした。


最小はソフトにしていましたが、これが仇となったようでした。


日によってその子の態度が違うので悪気があるわけではないのかもしれません。


しかし、教員の立場からしたら、許せない態度を取ることが多々あります。


思わず手を出しそうになったことが何度もありましたがこれだけは絶対にできませんし、できないことを生徒は確実に知っています。

とくに男性教師が女性の生徒に手をあげたら大問題になります。


何度も話し合いの場を設けようとしましたが、生徒の態度は一向に様子は変わりませんでした。


そして、自分の心が病んでいくことを実感しました。


車の運転をしていて、このままハンドルを切ったら楽になるかもと考えたこともありました。


家族の顔が浮かび実行には移しませんでしたが、授業があるたびにそんなことを考えたのでした。


逆にその生徒を頭の中で何度も殴りつけたこともあります。


実際にはできないので、よりイライラしました。


そして、なんに対してもイライラして、家族にも当たるようなことがありました。


これではだめだと思い、そのクラスのボスとヤりあうことを決めたのです。
一度思い切り教卓を投げたことがあります。


今なら大問題になっているのかもしれません。


そのくらい怒りをあらわにして怒ったのです。


その結果、その後は比較落ち着くようになりましたが、クビをかけて勝負に行かなければ相手には伝わりません。


ただ、おとなしい教師が本気で怒ったためか、ボスに合わせていた子たちも少しづつ変わってきたのでした。


そして、なんとか落ち着かせストレスがなくなってきたのでした。


そのクラスの生徒が卒業するときには、挨拶に来た子もいて良かったと思いました。


高校教師世界は非常識!?民間と違ったスキルが必要。


教師としてはコミニュケーション能力です。
教育者の立場としては、生徒を怒らずにやり過ごしつつ、能力を伸ばすこと。


また、保護者受けの良い先生像を目指していく能力です。


また、教員間のに人間関係が陰湿なので、その職場としてのコミニュケーション能力です。

民間企業の経験から教員の常識のなさには呆れました

しかし、教員の世界ではそれが当たり前なので、世間の常識とずれていることも多いです。


学校から学校への移動しかない教員はそんなものだと思います。


そんな職場で違和感なく過ごせるコミュニケーション能力が必要だと思います。


次に、仕事のスキルとしては授業能力を磨くこと。

個別対応だけではだめ!学級崩壊が起きる


一番だめな教員は、個別指導に頼る。


面倒見が良いから人気もあり、慕われるのでやりがいもある。


しかし、それは教員側のエゴで、授業の時間で伝わらないから、個別に頼っているだけなのです。


出会った学力を伸ばす教員は、個別指導を一切しないのです。


つまり、授業だけで生徒に伝わっているのです。


たまに、個別指導を売りにしている学校がありますが、それに安心するのは、自分でできない生徒なので、その学校は授業があまり成り立たないのです。


そこで、さらに個別に頼り、結局生徒の能力を伸ばす授業をしないのです。
授業の腕が上がれば、教材開発に時間を取られないので、自分の時間も持てるようになるのです。


また、他の仕事をする時間も余裕も生まれます。


自分の余裕をもつために、授業の力を最大限、身につけることです。


高校教師に向いている人とそうでない人

優等生で大学まで行き、能力のある人は教員にならないほうが良いでしょう。


なぜなら、本当にわからない生徒がいるということが理解できないのです。
その偏見や自分プライドは教員になるには邪魔になります。


なので、優秀な人ほど一度プライドを捨てましょう。


そして、何度か凹んだくらいからが本当の教員になれるのです。


そして自分が乗り越えることが、生徒にも自信として写ります。


教員としてできるだけ早い時期に何度か失敗をして乗り越えてください。
また、他業種の知人を多く持つことをおすすめします。


教員狭い世界だと微妙に非常識になってしまいます。
世間的な常識を身につけること、教員だから、生徒のためだからと言う言葉は使わないことです。


生徒のためとかは自分のエゴに過ぎません。


お腹を空かせた子供に、魚を撮ってあげずに、魚の釣り方を教えてあげましょう。


そして、生徒のやる気に火をつけるのです。


✅ 個別に教える教員は三流
✅ 授業がうまいだけの教員は二流
✅ 何もしなくても生徒が伸びるのが一流です


代名詞としての先生は医者や代議士などいろいろいます。


しかし、生徒から認められた教師は少ないのです。


生徒にとっての師になることができるように何をしたら良いのか自分を磨いてください。

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