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夏休みに思う(2021/07/23)

 同業者の皆様、日々の業務お疲れさまです。そろそろ夏休みに入ったか、もうすぐ入るころでしょうか。

 夏休みは指定研修や免許更新が入っていない年なら、ある程度は休めます。しかし強豪部活の顧問になると話は別です。文部科学省が定めた部活動ガイドラインの休養日なんて、学校によっては有名無実。似たような強豪部活がいくつもある学校で適切に休養日を取ろうものなら「あの部はやる気がない」と思われるような世界です。
 私も、そういった部の主顧問もやったことがありますが、エキセントリックな世界でした。二度とやりたくない…。

 ちなみに、最近はどこの学校も長期休業中に「閉庁日」が設定されているようですが、我が勤務校の場合は「閉庁日=校舎に入れない日」だそうで、校庭や体育館では部活やり放題だそうです。

 免許更新も無くなるんだか無くならないんだかはっきりしませんが、受けた人ならほぼすべての教員があの講義に意味を見出せないでしょう。
 まず、通って受講しようと思っても、自分の自宅の近くに自分の校種・教科の講座があるとは限らず、場合によっては宿泊(自腹)して通わなくてはいけない。
 オンラインを選んでも、(通いよりは選択肢が多いとしても)自分の興味のある講座があるとは限らず、仕方なくある中から選ぶ羽目に。
 私は育児休暇と免許更新が重なったので、乳児を抱えての受講に不安を感じ、更新延長を申請しようかと一度は考えたのですが、延長するためにも申請費用が1万円以上(自腹)かかると知り、腹が立って意地でも受けてやるとオンライン受講しました。
 受講のために子供を何度か一時保育(自腹)へ預けました。いずれ保育園に入ることは決まっているので、そのための慣らしとも思いましたが、保育の予約を取るのも大変で、今となってはよく受講完了できたものだと思います。
 最後の確認試験は大学へ受験しにいくタイプだったのですが、その時に講義テキストは持ち込み可能だったため、全てダウンロードして印刷して持参しました。合計百ページ以上(自腹)ですよ、百ページ。
 受験会場の大学は実家から30分ほどの場所だったため、子供は実家の父母に預けましたが、試験開始の時間が朝早く、父母には会場に行く途中のターミナル駅まで来てもらい、ぐずる我が子と泣き泣き駅で離れ、受験しました。
 ちなみに講義内容で覚えているのは「最新の教育事情」という講座で、様々なデータを元に教育を取り巻く現状を紹介する講義でしたが、そのデータが5~10年以上前のものを元に説明されていて、現場にいる我々だってもっと最新情報は知っていると思ったことだけです。

 夏になると、つい今までの夏の嫌なことを思い出してしまい、こんなオリンピック中の4連休の最中ですら、仕事のことをつい考えてしまうのは悪いクセですね。オン・オフのスイッチをしっかり切り替えて、ゆったりと休みたいものです。

 先生方も、夏休み中の数日(できればもっと)でも、何もかも忘れて自分だけの素敵な時間を過ごせるよう心から祈っています。