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現代教師の基礎知識(2021/05/08)
現代用語の基礎知識が好きで、図書館等で見かけるとつい読みふけってしまいます。
あれになぞらえて、現代教師の基礎知識作ってみました。
(Twitterに投稿したものの焼き直し+αです。)
研修
教員は研修に努めることが法律で定められているが、この忙しい毎日に差し込まれる無駄な時間と考える教員が少なくない。
ただし、研修の日だけは定時で帰れたり、懐かしい仲間に会える等のメリットもある・・・が、オンライン化でデメリットだけが残った。
指導要録
学校教育法により作成することが定められている書類。学籍に関する記録(氏名・住所・入学卒業年月日など、20年保存)と指導に関する記録(評定・出欠日数・総合所見など、5年保存)に分けられる。
進学・就職試験で必要になる「調査書」を作るための基礎資料として使われる…はずだが、作成時期が異なり、内容も全く同一ではないため、結局2度手間になる。
代休
土日祝出勤した分を平日に割り振り休むことができる制度だが、文化祭などの全校行事でない限り休みは保証されておらず授業も減らない。
授業のある日に代休を取り、授業が終わった後定時より5分でも早く帰れたら代休を行使したことになる。
動画教材
DVDやNHK for schoolなどの動画教材は、教材研究の時間が充分に取れない教師の力強い味方。
見せている間に、視聴後の授業の準備もできる。
出張時や病休時の代替授業では、特に多用される傾向にある。
USBメモリ
情報漏洩を危ぶむ民間企業では何年も前に使用禁止になっているが、学校では重宝される情報媒体。
既にクラウド化が進んでいる自治体においても、クラウドの使い方が分からない教師の必須アイテム。
尚、紛失した際にはかなりの確率で新聞に載ることができる。
ICT化
GIGAスクール構想で、一気に教育の情報化が進んだように思える…が、メリットよりもデメリットが多く、現場はてんてこ舞い。事件は会議室で起きてるんじゃない、現場で起きてるんだ。
端末が即使用できる状態で配布された自治体はGIGAガチャで激レアゲットの大当たり。そんな学校でも、端末管理シールの貼り付けや不具合時の対応、リース会社とのやり取りなど煩雑な業務が教師を苦しめている。
次年度当たりの新採用は、そういった細々したことも終わっていて、いくつかの問題点もあぶりだされた後で、使いやすい状態になっているかもしれない。いや、そうなれるよう期待して今日も頑張る我々である。
ICT関係は、自分が担当していることもあって、ついつい熱くなってしまいがちです。
私情を挟んでしまいすみません…。
この辞典の中身が、本当にキラキラした内容になる日が来るといいなぁ・・・と心の底から願っています。