離任式の下書き

皆さんには叶えたい夢がありますか？
校長先生からお話があったように、僕にはどうしても叶えたい夢があります。それは世界一周をするということです。
　６年前の６月。僕はワールドカップを観戦するためにロシアにいました。そして僕はそこで世界一周中の人に出会いました。今まで言葉でしか聞いたことのなかった世界一周ですが、実行するという気持ちさえあれば誰でも出来ることだと知ることになります。その時から教員として働くだけでなく世界一周をすることも人生の目標になりました。
　なので本当はもっと早く退職して世界一周をするつもりでした。けれど◯◯中学校で過ごす日々があまりにも充実していて、楽しくて、いつの間にか月日がたってしまいました。

　けれど人生は無限ではありません。最後の年になるかもしれないと考えていた令和５年度。僕は3年4組の担任になりました。最初は静か過ぎでどうなるか不安だったけれど、いつの間にかメリハリがあり、優しさに溢れたクラスになっていました。人生は物語だと思っています。個性豊かな3年4組の仲間たちと◯◯中学校での生活を終えること。これが僕にとって一番のエンディングだと思い、このタイミングでの決断になりました。

　人生とは面白いもので、僕は高校生の時、絶対に教師にはならないと言っていました。なんなら中学生の時は絶対に海外に行かないから英語なんて勉強をする必要がないと粋がっていました。教師になり今から世界一周をしようとしてるなんて当時の自分からはまったく考えられません。人生いつ何のキッカケでやりたいことが見つかるか分かりません。なので◯◯のみんなには可能性を閉ざさず様々ことに挑戦してみて欲しいと思います。そこでの出会いや行動で人生が変わるかもしれません。

　最後に感謝の言葉とメッセージを残して、僕の話を終わりにしたいと思います。

　生徒会本部役員のみなさん。今日までありがとうございました。これからの◯◯を引っ張っていくのは君たちです。僕がいた頃の何倍も良い◯◯を作ってください。そしてここにいる1・2年生のみなさんは、彼ら彼女らのことを支え、時には一緒に突っ走って◯◯を盛り上げてください。
　
　黄団のみなさん。三連覇やっちゃってください。常勝黄団を確かなものにしてください。そしてこの話を聞いている青団、赤団のみなさん。全力で三連覇、阻止してください。どの団も志高く競い合うことで５月の体育祭もより良いものになると信じています。

　3年生のみなさん。学年集会でも話しましたが、皆さんは本当に努力家でクリエイティブで素晴らしい人々です。４月から始まる新生活での活躍が世界まで届くこと期待しています。

　3年4組のみなさん。本当は卒業式の日、体育館では泣く寸前でした。でも教室に戻ったらあまりのホーム感、居心地の良さを感じ、この繋がりは一生消えないな消したくないな、と思ったら泣くよりも笑顔で終えたいなと思いました。そんな君たちと過ごした1年間は宝物です。ありがとうございました。

　サッカー部の皆さん。僕はみんなと県南に行きたいです。この◯◯でまだ見ていない景色を見てみたいです。もう少しだけ君たちと一緒にいさせてください。まずは明後日のトレーニングマッチ勝ちましょう。そして総体までビシバシトレーニングをしていきたいと思いますので残り短い期間ですがよろしくお願いします。

　最後になりますが、このような式を開いていただいた先生方、今まで支えてくださった保護者の皆様、そして大雨の中来てくれた在校生、卒業生のみなさん。本当にありがとうございました！