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AIイラスト制作フロー「メカコンテスト編」

どうもおはこんにちは🥰

久しぶりの記事として、先日というか9月頭か先月終わりぐらいからchichipuiさんで「メカコンテスト」ってのをやっていたんですよね。
せっかくだし加工までやって出すか!っと記念の1枚を作ったので、それの制作フローの公開をすることにしました。

今回の加工はさほど難しくない簡単なものなので、加工初心者編みたいな感じです。

また、記事はすでにAIイラストやられている方向けだったりするので、やったことないよ~😭って人はこれを気にやってみてください💕


1.必要な拡張機能をソフト

・Photoshop or クリスタとか画像加工ソフトなど
・拡張機能:ControlNetとTiled deffusion
・LamaCleaner(今ならPhotoshopのジェネレート塗りつぶしでOK)

2.ベースの画像を出す。

今回は以下の画像をベースにすることとしました。

今から最後の決戦をするために、自分の全てをかける少女って感じでした。
メカコンテストというのもあって身体もサイボーグっぽく、そして背景も機械類がゴミゴミしたやつとしてこれを加工することにしました。
この時点でHires.fixは使用したものとなります。

まだ上の画像は未加工のt2iポン出し。
サイズも小さいのでアップスケールと描き込みを調整していきます。

3.描き込み量の強化とアップスケール作業

今回はアップスケールと描き込み量の調整はAUTOMATIC1111上で全て完結しようと思いました。
まずは描き込み量抑えながらのアップスケールした画像を出します。
ベースに出した画像をi2iに持っていって作業をします。

1.描き込み量を抑えたアップスケール画像の出力

まずはアップスケールするけど描き込み量を抑えたものを出します。
これの用途は主にキャラ用です。

ノイズ除去強度は0.2か0.25ぐらいに抑えます。
そうしないとアップスケール時に描き込み量が全体的に増えてしまいます。
アップスケールサイズは2倍とします。
シャープ感も強くてほどよい感じにアップスケールできましたね🥰

拡張機能の設定は以下の通り。

Tiled Diffusion upscaler: R-ESRGAN 4x+ Anime6B, Tiled Diffusion scale factor: 2, Tiled Diffusion: {"Method": "Mixture of Diffusers", "Tile tile width": 96, "Tile tile height": 96, "Tile Overlap": 32, "Tile batch size": 1, "Upscaler": "R-ESRGAN 4x+ Anime6B", "Upscale factor": 2},
ControlNet 0: "preprocessor: tile_colorfix+sharp, model: control_v11f1e_sd15_tile [a371b31b], weight: 1, starting/ending: (0, 1), resize mode: Crop and Resize, pixel perfect: True, control mode: Balanced, preprocessor params: (64, 8, 1)",

2.描き込み量を強化したアップスケール画像の出力

次は背景の描き込み量を強化していきます。キャラは微妙になってもいいので、とにかく背景の描き込み量が強くなるよう設定を変更して再度出力します。
出したものがこちら。

ノイズ除去強度は0.65に変更して再度出力です。
描き込み量がすごく増えていますが、キャラもケバケバしい感じになってしまいました😭でもキャラの顔部分は使わないので無視してOKです。

今回の拡張機能の設定は以下の通り。

Tiled Diffusion scale factor: 2, Tiled Diffusion: {"Method": "Mixture of Diffusers", "Tile tile width": 96, "Tile tile height": 96, "Tile Overlap": 32, "Tile batch size": 1, "Upscaler": "R-ESRGAN 4x+ Anime6B", "Upscale factor": 2}, ControlNet 0: "preprocessor: tile_colorfix+sharp, model: control_v11f1e_sd15_tile [a371b31b], weight: 1, starting/ending: (0, 1), resize mode: Crop and Resize, pixel perfect: True, control mode: Balanced, preprocessor params: (64, 8, 1)",

4.準備完了したので加工していきます。

一番下に「3」の描き込み量が多い画像を配置、その上のレイヤーに描き込み量を抑えた「2」の画像を配置します。

「2」の画像にマスクを追加して、キャラの髪にあたる部分や顔、あとヘッドホンみたいな所の一部分だけが残るようにマスクしていきます。
こんな感じです。

自分はペンタブとかないので、マウスでなんとかしました。
ある人はペンタブ使うのが最強に楽だと思います。
度々非表示にした一番したのレイヤーとか表示したり、半透明にしたりしながら細かく調整していってください。
ここが頑張りどころです🥺

終わったら、画像を出力して『LamaCleaner』でゴミを削除して完成です。
ただ、今ならジェネレート塗りつぶしで消しちゃいます🥺
※作業当時はまだジェネレート塗りつぶしが正式搭載されていなかったので……。

5.完成した画像がこちら

背景の描き込み量がエグいことになっているのにもかかわらず、キャラの顔は抑え目な感じになっていますね🥰

ControlNetとTiled deffusionを使ったアップスケールと描き込み量の強化は凄くいいのですが、全体的に強化されてしまって情報量過多になりがちです。
なので、抑えたものと2枚出して、Photoshopなどの加工ソフトで合体させてやるのが多分1番『絵』として見た場合のクオリティが高くなると思っています。
みなさんもお試しあれー!

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