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見ただけわかる!?おいしい茶葉の見分け方とは?

紅茶を買おう!と出かけてみても、目の前のたくさんの茶葉を前に「どれを選んだらよいのか?」と迷ったことはありませんか?専門店に行けばなおさら、種類が増えて選ぶことが難しくなりますよね。

紅茶を選ぶ際、パッケージの可愛さや、ティーバッグかリーフかといった形状、もしくは産地やブレンド名、お気に入りのメーカーなどいろいろな選び方があるかと思います。

そんなときに、おいしい茶葉かどうかを一目見ただけでわかると、茶葉を選ぶ際の失敗がなくなります。さらに、おいしい茶葉を扱っているお店もわかるようになります。


ということで、今回は、茶葉を選ぶときに見ただけでわかる茶葉選びのポイントをわかりやすく説明していきます。ちなみに、私は「じゅんじゅんの紅茶教室」という紅茶チャンネルやティーアテンダント協会という紅茶教室を運営しており、紅茶の選び方に関しては熟知しております。私はこれまで40,000以上の紅茶を飲んできていて、カフェのメニュー提案もしていますので疑問等ありましたらなんなりと質問してくださいね!

今回は茶葉を見て買うときに、見ただけでわかる!おいしい茶葉を選ぶうえで絶対に知っておいてほしいポイントについて解説していきます!

動画でも解説しています。


見た目でわかるおいしい茶葉を選ぶときに知っておいてほしいポイントとは?

ポイントは2つあります。

1. 芯芽が含まれた茶葉を選ぶ

2. 茶葉のサイズをそろえる


それでは、詳細にみていきましょう。

1. 芯芽が含まれた茶葉を選ぶ

紅茶は"茶の葉"からできています。

「葉のどの部分を摘採するか?」によって紅茶の味わいが異なります。

どのような摘み方をするとおいしい紅茶になるか?

それは、一芯二葉と言われる、1つの芯芽と2枚の葉のところで摘む方法です。

芯芽とはお茶の芽の部分を言い白い産毛に覆われています。そして、アミノ酸を豊富に含み、甘味や旨味の宝庫です。ぜひ、芯芽が入った茶葉を選んでください。

芯芽の見つけ方

芯芽は茶葉になると黄金色をしています。

なぜなら、紅茶をつくる工程の中で芯芽の白い産毛に紅茶の液が付着し、それが発酵することで金色に変わります。ですから、この芯芽のことをゴールデンチップと呼ぶこともあります。

芯芽が多い方が紅茶は美味しいのか?

芯芽には甘味や旨味が豊富だとお伝えしました。だったら、芯芽が多い方がよりおいしい紅茶になるのでは?もしくは、芯芽ばかりの紅茶を選べばよいのでは?と思われるかもしれません。

ということで、ここで実験をしてみます。

茶葉を芯芽と芯芽以外にわけて、味わいを確かめてみます。

《 ジャンピング 》

芯芽の方は、蒸らしているポットの中でもたくさんの産毛が浮いています。そして水色はとても淡く黄色に近い色味をしています。

芯芽以外の方は、ポットの中に産毛はひとつもなく、水色はとても深く紅色をしています。

《 味わい 》

芯芽の方は、ふんわりとした優しい甘味とコクがあります。ただ、味はほぼなくお湯に近い味わいです。

芯芽以外の方は、すっきりとした味わいに渋みや苦みもしっかりあります。ただ、甘味や旨味が入っていないのでとてもキツイ味わいです。

このことからもわかるように、

芯芽ばかりでも紅茶の味わいは保たれず、また、芯芽がなければ甘味や旨味のないキツイ味わいの紅茶になってしまいます。なので、芯芽がバランスよく入っている茶葉が甘味や旨味、渋みと苦みのバランスがとれたおいしい紅茶になります。

わたしの感覚的なものですが、芯芽が全体の1/3程度入っている茶葉がバランスの取れたおいしい紅茶としておすすめします。少なくとも全体の1/4程度入っているものがおいしく感じます。このあたりの感じ方は個人差があるのでご自身で色々と確かめるのも楽しいかもしれません。


芯芽が入った茶葉は高価?

芯芽が入った茶葉の方が価格は高くなります。

摘採した生葉は茶葉になると1/4程度まで量が減ります。そのうえ、芯芽は葉に比べると数も少なくサイズも小さいです。

芯芽をたくさん入れよとすると、例えば、単芽と言われるように、部分ごとに茶摘みを行ったり、一芯一葉で茶摘みを行う必要が出てきます。一芯二葉や一芯三葉と葉が増えるほど芯芽の割合が減ってしまうからです。これは、人による手作業が必要となってきます。

茶葉の価格は、茶摘みの効率も関係するため、芯芽を多く含む茶葉はおのずと値段が高くなります。


2. 茶葉のサイズをそろえる

紅茶は一定時間の蒸らし時間が必要です。この蒸らし時間を決めるのが、茶葉のサイズです。

ですから、大きな茶葉と小さな茶葉などサイズが様々な茶葉が混ざっている場合、どのサイズに蒸らし時間を合わせたらよいか?難しくなります。


異なるサイズの茶葉が入る原因は?

通常は製造工程の1番最後にサイズごとに分類しパッキングします。そのため、サイズが異なる茶葉がパッキングされることは少ないです。

ただ、この工程でサイズ選別があいまいだったり、もしくは、ブレンドをする際に様々なサイズの茶葉を用いた場合、異なるサイズの茶葉がはいることがあります。更に、製造工程によってもサイズが変わります。

2つの製造工程

紅茶には2つの製造方法があります。

1.オーソドックス製法

オーソドックス製法とは、昔ながらの製造方法です。

摘採→萎凋→揉捻→酸化発酵→乾燥

①摘採(てきさい)・・・茶摘みのこと。

②萎凋(いちょう)・・・生葉(なまは)を萎(しお)れさせる工程。葉の内部では成分変化が始まり、紅茶らしい花や果実のような香りが加わり始めます。ここで生葉の8割近くの水分が抜けます。

③揉捻(じゅうねん)・・・葉を揉む工程。茶葉の組織や細胞を破壊して茶汁を出し、空気に触れさせることで酸化発酵が始まります。

④酸化発酵・・・酸化発酵を促進する工程。

⑤乾燥・・・熱風で乾燥させる工程。熱により酸化酵素の働きを止めます。発酵を止めるタイミングが紅茶の味わいを左右します。

2.CTC製法

一方CTC製法は機械をつかった製法です。

押しつぶす(Crush)、引きちぎる(Tear)、丸める(Curl)の3工程をひとつの機械で行う製法です。

CTCで作られた茶葉は小さくコロコロと丸い形をしています。

このように製造工程でも茶葉のサイズは異なります。

茶葉を見て選ぶことができる場合は、様々なサイズが入っている茶葉は購入しないことをおすすめします。


まとめ

美味しい茶葉を見分けるポイントは2つです。1つ目は、芯芽が入っている茶葉を選ぶこと。これは、金色のあかるい茶葉が入っていることを確認してください。芯芽は入っている量も大切です。全体の1/3~1/4ほどの割合で入っているものを選びましょう。そして2つ目が、サイズがそろった茶葉を選ぶです。さまざまなサイズの茶葉が入っていると蒸らし時間の設定が難しくなります。そのため蒸らし時間を一定に決められるように、茶葉のサイズがそろったものを選びましょう。

紅茶選びについてご不明な点があれば、質問してくださいね!いつも色々なメッセージを楽しく読ませて頂いています。これからも紅茶を一緒に楽しめる人が増えると嬉しいです。

ちなみに、わたしは「じゅんじゅんの紅茶教室」という動画チャンネルと、「ティーアテンダント協会」というおひとり様限定のオンライン紅茶教室を運営しています。動画では、美味しい紅茶の淹れ方や茶葉選びのポイントなど、紅茶初心者さんが日常に紅茶を取り入れる方法をお伝えしています。

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