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【初心者・復帰勢向け】〜化身について解説〜(百鬼異聞録)

始めに

ゲーム内での効果説明が 若干説明不足気味で有名な百鬼異聞録。

その中でも、実際に使っても理解しづらい効果を 最近始めた方々にも理解して頂き、異聞録の沼にどっぷりハマってもらう為の解説記事です。

今回は「善悪の狭間」秘巻で登場した「化身」について解説していきます。

化身の共通効果

「化身」は一部の式神が所持出来る効果で、一定のタイミングでその式神が 自動的に特定の専属カードの中から1枚を使用します。(説明覧で出撃する等と ほざいてますが、真っ赤な嘘です。)

この時使用されるカードは、手札でもデッキでも無い所(いわゆる亜空間)から使用され、更に鬼火も消費しません。

また、使用されるカードは完全ランダムに選ばれるのではなく、各化身のAIが どのカードを打つと一番有利な状況になるか、ある程度考えて打ってくれます。

文字通り、式神がプレイヤーの"化身"となり、プレイヤーと協力してゲームを有利に進めていく効果となっています。


化身の発動確率について

「化身」が発動する"一定のタイミング"とは、
自分のターンの「開始時・自分がカードを使用した後・自分の式神を出撃させた後」です。

しかし、これらのタイミングで必ず「化身」が発動する訳ではありません。

「化身」効果には、発動する確率がそれぞれ個別に設定されています。
そして、発動しなかった時は 次にカードが発動するまで、発動確率が上がっていく仕様になっています。

これだけでは分かりにくいと思うので、具体的な例で見ていきましょう。
具体例として、金魚姫の発動確率を挙げていきます。

金魚姫の化身の発動確率は、ターン開始時が「累積分+20%」、カード使用後・出撃後が「累積分+8%」となっています。

この"累積分"の値が溜まっていく事で、化身の発動確率が上がっていく訳です。

以下から、実際の処理と共に説明していきます。

まず、金魚姫のカードを使って、金魚姫に「化身」を付与しました。最初の累積分は勿論0%なので、この時の「化身」の発動確率は8%です。
(「化身」は付けた直後に発動する事も有ります)

化身の説明の下端の、化身発動確率のゲージが微増

ここで「化身」が発動しなかった場合、この8%は累積分として、次の発動タイミングまで繰り越されます。

化身発動確率のゲージが大きく増加

次の自分のターン開始時を迎えました。
この時に発動する確率は、8+20=28%です。
ここでも発動しなければ、これも次の発動タイミングまで繰り越されます。

次に自分の式神を出撃させ、28+8=36%で化身が発動する状況です。
ここで、化身の効果でカードが発動しました。

化身発動確率のゲージが空に

そして、化身でカードを発動すると累積分はリセットされ、0%に戻ります。

補足情報

化身によってカードが発動するのは、原則、化身効果ごとにそれぞれ、1ターンに1度までとなっています。(ターン制限無いと強過ぎますからね…。)

・化身を持つ式神が目眩していると、化身によるカードの発動は行えません。(ただし、確率の蓄積は行われます。)

・化身によってカードが発動された時、「カードが発動した事その物に反応する、他の式神の効果・処理」は発動しません。

例えば、覚醒鳳凰火の投射や、三つ目の依頼条件の達成、他の味方式神の化身効果の抽選、相手式神のカード発動に対する誘発効果は発動しません。

*「化身で発動したカードによる戦闘や、ダメージ」に反応するカードは、通常通り発動します。

・1ターンに沢山行動する程 発動しやすい性質上、「化身」は 瞬発疾走 鬼火消費なし のカードとの相性が良いです。


式神毎の化身効果の解説

ここからは、各式神が持つ化身効果とその詳細について、個別に解説していきます。

2022年4月現在、化身効果を付与する専属カードがあるのは、金魚姫、餓者髑髏、帝釈天、玉藻前、八岐大蛇の5体のみです。

金魚姫

金魚姫は自身の基本技によって、化身を獲得出来ます。

この基本技の日本語訳は誤訳気味で、正しい記述だと、

「金魚姫がLv1カードを使用した時、自身に金魚が付与されていない場合、そのカードの効果を『金魚姫に金魚を付与し、カードを1枚引く』に変更する」

といった感じです。

この"金魚"の霊呪が金魚姫に「化身」を付与します。
使用されるのは、上の金魚姫のLv1カード3種です。
発動確率は 開始時が「累積分+20%」その他が「累積分+8%」です。

また、金魚姫は覚醒すると元の基本技が削除され、金魚を得る条件が自ターン開始時を迎える事に変更されます。(特に、Lv1カードの効果を書き換える基本技が無くなるのを忘れがちなので、注意です。)

また、金魚姫のカード効果がややこしいもう1つ要因として、勾配という物があります。
これに関しては 此方の記事を参考にしてください。

餓者髑髏

餓者髑髏は、自身の覚醒カードによってのみ、化身効果を獲得出来ます。

覚醒すると 餓者髑髏は気絶中にのみ、化身効果を獲得します。発動するのは、以下の気絶中にも発動出来る3種のカードで、発動確率は 開始時が「累積分+20%」その他が「累積分+8%」です。

帝釈天(覚醒前)

帝釈天は他の式神と異なり、初めから「化身」を所持しています。

この「化身」では、相手式神1体に蓮華を付与する「恩寵」のみを使用します。
発動確率は開始時、その他ともに「累積分+25%」と高めに設定されています。

また、この化身のAIの挙動は、他の化身と異なっており、以下の2つの特徴があります。

・「恩寵」は、相手戦闘区域の式神に最優先で使用
(但し、戦闘区域が空 or 戦闘区域の式神の攻撃力が既に0の時は、待機区域のランダムな式神に使用)

・相手に蓮華が付与された式神がいると、「化身」効果を発動しなくなり、確率の蓄積も行われなくなる。

帝釈天(覚醒後)

帝釈天は覚醒すると、「化身」効果が大きく変更されます。

「恩寵」に加え、上記のより強力な2種の法術も使用するようになります。
代わりに、発動確率は開始時が「累積分+20%」その他が「累積分+8%」と大きく減少してしまう欠点が有ります。(AIの挙動も他式神の「化身」とほぼ同じ物になります。)

玉藻前

玉藻前は、自身の形態カードを使用することで「化身」効果を得る事が出来ます。

どちらの形態による「化身」でも、下の3種のLv1法術の中から1枚を発動します。


祈りは玉藻前に「化身」を与える形態2種の内の1つです。
発動確率は、開始時が「累積分+20%」その他が「累積分+8%」となっています。

玉藻前に「化身」を与えるもう1つの形態です。
発動確率は、開始時が「累積分+50%」その他が「累積分+32%」という驚異的な数値になっています。

また、この「化身」のみ例外的に、1つの化身効果で1ターンに最大2回まで発動出来る仕様になっています。

八岐大蛇

八岐大蛇は覚醒カードによって 自身及び味方に「混沌の化身」と言う特殊な化身効果を付与します。

覚醒・八岐大蛇を使用すると、八岐大蛇の専属カードがデッキ・手札から全て除外され、更に「混沌の化身」を持っている式神は出撃できなくなります。

その為、覚醒・八岐大蛇はプレイヤーからの干渉を一切受けず 自立的に行動する、制御不能の化身状態になります。

また、覚醒・八岐大蛇がいる状態で 他の味方式神が気絶すると、その式神も「混沌の化身」を持つ蛇魔となるので、複数の「混沌の化身」による自動カード使用で、相手を圧倒する事が可能です。

「混沌の化身」で使用されるのは、上の4種のカード。発動確率は、開始時が「累積分+25%」その他が「累積分+15%」です。


終わりに

以上で、「百鬼異聞録・化身についての解説」は一通り終わりです。

今回の様な解説記事を書かせて頂いたのは初めてなので、分かりにくかった所等ありましたら、コメント欄やtwitterで教えて頂けると、大変参考になります。

今回の記事が、これから百鬼異聞録を楽しんでいってくださる方々の一助になれば良いなと思っております。

では!👋

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