地主薫バレエ団「未来に繋がるダブル・ビル」
夏のバレエ月間の最後を飾るのが地主薫バレエ団「未来に繋がるダブル・ビル」
「シンデレラ」「ジゼル」の2演目
「シンデレラ」では、小さなネズミさん、時計の文字盤、オレンジのシーンの踊り子さんにバレエ教室の生徒さんが出演。それが自然でよかった。カーテンコールにも登場して。オレンジのシーンは私にもできるかしらと(できません)。
休憩なしの1時間半。要所要所に語りが入る構成。省略されたシーンはわかるところもわからないところも。それも不自然なく。
「ジゼル」
新国立劇場バレエ団奥村康祐さんのアルブレヒトを観たくて。新国新シーズンの予習となるのが、ジゼルが同じく新国立劇場バレエ団の小野絢子さんになり、新国でのキャストに。
奥村さんは表情から感情が伝わって。1幕当初はジゼルがかわいくてウキウキしてて、やばくなってからの緊迫感、2幕の切迫感が伝わってきました。
絢子姫はもう、なんでしょう。あなた、ジゼルですよね!?
奥村さんと絢子姫の舞台を観られてしあわせでした。
ミルタの寺田亜沙子さんも役そのもので、とてもお似合いで威厳や強さが伝わりました。
ヒラリオンの宗近匠さんは踊りに切れがあり、ステキでした。
ベルタの尾本安代さんは谷桃子バレエ団の方。場を締める安定感が感じられました。
パドカトルの葭岡 未帆さんと林 高弘さんのペアが好きでした。
この公演、当初のキャストはジゼルは倉永美沙さん、ミルタは金子芙生さんで。当初キャストでも観たかったけれども。
ダブル・ビルで「シンデレラ」と「ジゼル」。「シンデレラ」は1時間くらいかと思いきや、休憩なしの1時間半で、「ジゼル」は短縮なしで、公演時間は4時間半。
お盆休みでない仕事後の身にはきつく...このひと月の疲れもありつつ...