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ミニマリスト的ビジネスバッグ最適化

 ビジネスバッグをミニマリストとして最適化したので、軌跡をまとめておく。
 何か課題があるたびに、モノを増やして解決するのは簡単である。だから、モノを減らしていくためには、モノを増やす課題解決の簡単さを超えた、哲学が必要となる。そんなミニマリスト哲学の軌跡を残しておきたい。

要求仕様の策定

重量: 鞄を含めて3 kg以下
寸法: 中身はA4×厚さ5 cm以内に収まる
※イメージ図は以下の通り

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Hightide Co. Ltd., TRION SA226(810 g)

結論

 以下の設計により、「計3 kg以下かつA4×5cm以内」という要求仕様を実現可能である。

ビジネスバッグ最適化設計図

 収納のグルーピングは、以下の4段階の問いにより、必然的に5グループに分かれる。

 ①濡れる?→隔離する
 ②平たい?→重ねて綴じる
 ③よく使う?→取り出しやすくする
 ④貴重品?→取り出し動作を分離する

①濡れるグループ

○傘 230 g、傘ケース 40 g
 子どもを抱っこして保育園の送り迎えをするため、それなりに頑丈な傘とする。傘ケースは、内面マイクロファイバーのものとし、水分を確実に隔離する。

②平たいグループ

○ファイル 200 g、紙20枚 100g
 A5ポケットファイルに、A4書類を半分に折って入れていく。

③よく使うグループ

○会社携帯品 300 g
 会社携帯や、ネックストラップ。

○スマホ等 290 g
 手帳や時計は無くして、スマホアプリで代用する。通勤定期券はスマホケース内へまとめる。

○財布 200 g
 小銭50 g、カード50 g、財布自体100 gを上限とする。

○鍵 40 g
 家の鍵しかない(車とか無い)ので、キーケースでまとめる必要がなく、フックをつけるだけでよい。

○引っ掛け袋 40 g
 口がゴムでしぼまる巾着袋に、フックを取り付けて、カバンの中に引っ掛ける。

④たまに使う貴重品

○眼鏡

○会社儀礼品→40g
 社章、氏名札、三文判。20g程度の硬質のケースに入れる。三文判は、同じ印章のものを大量購入しておき、そのうち1つ厚さ5mm程に輪切りにしたものを入れておく。

○貴重品袋

⑤たまに使う消耗品

○充電器・バッテリ→260 g
 充電器50 gと、緊急用に小さめ(6,200 mAh)のモバイルバッテリー210 g。
 そもそもスマホの充電が持続するように、不要なアプリは削除(できないものは無効化)し、必要なアプリでも基本的に自動起動OFF、通知OFFにする。画面の明るさも下げておく。

○筆記用具→40 g
 ボールペンx3本(芯のみ)あれば十分。ただし個人的にTOEIC等をよく受験するので、鉛筆x3本(転がらないキャップ含む)、鉛筆削り(小型の爪切りにすれば一石二鳥)、消しゴム(電動消しゴムの芯がスリム)も持ち歩くこととし、B8ジップ袋に納める。

○消耗品袋→40 g

○イヤホン→20g
 安い有線イヤホンとしている。

○名刺入れ→20 g
 万が一、緊急で手書きメモが必要になった場合は、ノートの代わりに余っている名刺を使う。ビニル製名刺入れにすればもっと軽くできるが、ビジネス上の印象に関わるのでメッキされたアルミ製名刺入れとする。

○薬→10g
 花粉症や頭痛の薬を各2回分ずつと、絆創膏1枚を、B8ジップ袋に納める。ハンドクリームは家と会社に置いておき、外に出る前に塗ることにすれば、持ち歩く必要は無いと判断した。

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薬用B8ジップ袋10g


○理美容・衛生用品→10g
 理美容品はもともと、電動ひげ剃りや、整髪剤を持ち歩いていた。しかし、そもそも家で身だしなみは整えてから出社しようという話で不要とした。
 結果、衛生用品としてマスクの予備3回分だけに絞り込めた。マスクをB6のジップ袋に入れ、半分に折った。

無くせる物の整理

○水筒
 自販機で買えばいいと割り切る。

○はさみ
 緊急で硬いものを切らないといけないときは、前述の鉛筆削り(実態は爪切り)を使う。

慣れる

 以上で最適化完了である?いいえ、ここからがミニマリストとして最も大事なフェーズとなります。

 実際に運用してみることで不便に思うことがあると思われるが、モノを増やさない方向で解決策を考えていく。そして、慣れていく。その上で、また気付きがあれば更新していきます。

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