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REC.04 過去の彼 甘酸っぱい日々



なんとなく過去の恋愛についても振り返りたくなったので振り返ってみる。

私の初恋は幼稚園。同じ学年の中でもかっこよかった男の子。
幼稚園児の初恋は、今となっては好きだったのかどうかはわからないけども、
他の子と比べて特別に感じていたの確かだ。

小学生、中学生時代も好きな子はいたけど、
いつも仲良い人止まり。

そんな私に初めて彼氏が出来たのは高校1年生。
2個上の先輩。
当時2個上の先輩はとても大人に見え、憧れだった。
片想い時代は先輩を見つけるだけできゃっきゃっしたり、
学校ですれ違って挨拶するだけでドキドキした。
そんな甘酸っぱい想い出。
付き合ってからは一緒に帰ったり、制服デートもしたり…
好きがどんどん増えていっていた日々。
3月になり、彼は高校を卒業。
私はまだ春休み前ということで、登校していたある日。

今までに経験したことのない大地震。そう、3.11。
私の学校は被災地域にあった。(学校は少し海から離れているため無事)
家族とはなかなか連絡がつかない、同級生の中には家に津波が来たという子もいて、不安が募る中。

心配してくれている彼から何度も何度も連絡があり、
”まだ家族とも連絡とれていないし、学校にいて携帯の充電が切れたら大変。私は大丈夫だから、落ち着いたり、何か進展あったらこちらから連絡する”という旨を伝えていたのにも関わらず、
それ以降も何度もメール、電話が届いた。

心配してくれている気持ちは嬉しい。
ただ、様々な不安な気持ちがある中、その気持ちが彼に伝わらない事にすごくイライラしたことを覚えている。

彼の実家は比較的被災が少ない地域。
水も電気も割とすぐに復旧した。
私の実家は被災が大きめな地域。
水も電気も復旧するのに1ヶ月近くかかった。
私の実家も津波は来ていないものの、被災し全壊である。


震災前と変わらずの連絡頻度や会う頻度を求める彼。
それどころではない私。私の心に余裕はなかった。
どんどん彼への想いは冷めていき、ついには別れを切り出した。

今だから思うが、どちらもまだまだ子どもだった。
当時は彼が悪い!と思っていたが、私も悪い。
お互いに寄り添い、受け止める力がなかったのだ。

最後は好きという気持ちはなかったけれど、人を好きになるということ、付き合うという幸せ、嫉妬心、様々な気持ちを経験できたことは今でも尊い。
”高校生”で、しかも”先輩”というこれだけでも甘酸っぱい匂いがするのに、私の高校1年生の1年間をとても甘酸っぱい日々にしてくれた彼には感謝しかない。

今はSNSで繋がっているだけだけども、彼の幸せそうな報告に嬉しく思うし、これからの幸せも願っている。



#想ったことをそのままに

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