言霊

命の恩人 


カードケース拾ったら命の恩人といわれた話

娘のところから自宅に帰ろうとしていた日だった
娘のところを出るのが遅くなり発車時間ギリギリになってしまったので
出発駅のホームに急いだ
自由席なので一時間までば、急がなくても次の列車に乗れたが、一時間まちたくなかったので急いだ

ホームの階段を登った時に

まもなく発車しますとアナウンスが聞こえた

あわてて目の前に見えていた先頭車両に乗り込んだ

先頭車両から乗り込んだってことは
どう行動するかわかります?自由席て後ろですよね つまり、グリーン席 指定席と通路を通りひたすら後ろの座席を目指さないといけないってことなんですよね

リックに肩かけバッグに荷物が3つあったので、座席にバッグがあたらないように気を付けながら狭い通路をひたすら自由席まで目指していた

指定席が終わりやっと次の車両が自由席だと思いながら、列車の連結の通路に立った 
すると、何か落ちていた
よく見るとカードケースだった
硬券の切符が三枚 (指定席切符と思われる)と何かのカードが三枚差してあるのが見えた

もし私がキャリーケースを押していたら足元見えないので、気づかないで、とおりすぎていたかもしれない
たまたま手提げバッグだったので気づいた

えー落とし物じゃん

と思って

あわてて拾った

駅員さんに渡そうと思ったいた時
ちょうど私が入ろうとしていた自由席の車両から駅員が出てきた

だからすぐに車両連結部に落ちていたことを伝えてカードケースを駅員さんに渡した

ほっとしたので改めて自由席の空いてる席を探した

窓際が空いてなかったので

空席出るまで待とうと思って
連結部の広いところにたってた

ちょうど自動販売機が、販売中止になってるスペースに、小さな備え付けの机もあるし、自動販売機は、販売中止なので人が来ることもないのでその小さな机に肘をついて立って窓の外を見ていた

そろそろ最初の停車駅につくだろうなーというぐらいの時に

大きなキャリーケース持った女性の方が、カードケースを見せながら
これを拾ってくれたかたいませんか?っていいながら歩いてきた

私です

とその女性に声をかけた


「ちゃんと届いてよかったです」

相手の女性

「助かりましたありがとうございます
命の恩人です
駅で落としたと思って駅に問い合わせしたらもう窓口業務は終わってると言われるしどうしようと思っていたですよ 本当にありがとうございます
これお礼です」

とキャリーケースから箱を取り出して
私に差し出したので、受け取れないと何回か断ったのですが、感謝の気持ちをむげにするわけにもいかないので受け取りました

多分、駅員さんが、この通路に立って女性が拾ってくれた事を伝えてくれていたから探しに来たんだと思いましたが
お礼をもらってしまってよかったのかなーと考えてしまいました

女性がくれた箱を見るとなんと白い恋人でした

北海道にいったこともなく、ましてや白い恋人食べたこともなかったので嬉しかったですね

命の恩人といわれるとすごい恐縮しました

だけど、落とした人にとっては、大事なものだったのでそうなのかなーと考えました

家に帰っていろんな人にこの事を話して白い恋人を少しずつ配りました

命の恩人という言葉の重みになんとなく、独り占めして食べるよりもみんなに配った方がいいような気がしておすそわけしました

いいことしてよかったです




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