犬との温度差で気付かされる事
Happy Halloween!
今日はハロウィンですね。
ということで、うちの犬にも
ハロウィンの特別セットをご用意。
食べることが何よりの喜びである愛犬と、
同じく食いしん坊な飼い主により、
イベントという名目を大いに活用して
犬にも何か「特別なものを」用意するのが
我が家の例年のお決まりになっている。
ごはんを用意される犬を見れば、
“ いつもと違う準備。
いつもと違うお皿。
いつもと違う飼い主の動き。
いつもと違う、におい。 ”
そんな「いつもと違う何か」
を瞬時に嗅ぎ分けて、見分けて、
何かを確信したかのように先回りして
とびっきりの期待顔を浮かべて待っている。
犬のこういう純粋さや健気さ、
素直に気持ちを出してくる姿には
羨ましささえ感じるほどだ。
かわいく盛り付けても
出せばぐちゃぐちゃに食べられ、
写真を撮ろうにも
“人間的” ベストショットは難しい。
食べ終われば何事もなかったかのように、
そそくさと自分の部屋へ向かう。
先ほどの喜びはどこへやら・・・
犬なりに決まっているであろう
次のルーティーンに入る。
人間の想いとは裏腹に、
犬のこういったオンオフの早さには
拍子抜けさせられる方も多いはず・・・
ただ、
私はそういう温度差がたまらなく可愛く、
「犬にとっちゃハロウィンなんて
知ったこっちゃないよな~」と
犬からの冷静な反応に笑けてきたりもする。
盛り上がるのは人だけだよな~と、
ワクワクしながら用意していた自分を
思い返してちょっと恥ずかしくもなる。
「今日はなんかおいしいの出てきた~
ラッキ~」
犬には
それくらいに思ってくれていれば十分で、
用意したこちらも作り甲斐がある。
それに、犬の表情の違いを見れば
喜んでいたこともすぐに分かるのだ!
イベント毎では
そんなちょっとした「しあわせ」の共有が
人と犬間ではちょうど良いのかもしれないな。
毎年、そう思わされる瞬間なのである。
我が家でも、記念に写真を撮るのだが
当の犬にはその意味が分からない。
そういう場で撮る写真の大概は
硬直した筋肉や表情が目立つし、
目は飛び出て白目を向き、
目の前に提示されたご馳走と
飼い主の「写真を撮りたい」という圧で、
不快な表情を見せることも多い。
そんなカチコチ写真は後から見返しても
あまり良い思い出には残らないので、
個人的にはその場の楽しい状況を
目に焼き付けることに重きを置いている。
「イベントは所詮人間の戯言」
今日もそんな犬からのメッセージを
しっかりと受け止めつつ、
( ちょっと悲しいですけどね笑 )
犬にはまたこれから
残りのおいしいごはんを
食べてもらうことにする。
「今日も人間にお付き合いありがとう」
そんな気持ちで、Happy Halloween!
みなさんも愛犬とたのしい時間となりますように。
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