アミロライドの投与は尿中の補体活性を抑制する

https://journals.lww.com/jasn/fulltext/2024/04000/amiloride_reduces_urokinase_plasminogen_driven.6.aspx

補体は腎臓病と関わりが深いです。尿中の補体がurokinase-type plasminogen activator (uPA)により産生されるplasminによって活性化されるということがJASNで報告されました。

C3a, C5aが活性化の指標で用いられていますが、これらはアミロライド投与によって有意に低下したようすです。

アミロライド特有の効果のようです。セリンプロテアーゼ阻害薬(aprotinin)によっても阻害されており、アミロライドがプロテアーゼ阻害薬の効能をもっているのでしょうか?他のK保持性利尿薬では効果は認めないのでしょうか?

蛋白尿には差はなかったようですが、いまでもアミロライドは注目されているのですね!


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