CKDに対する管理は以前と比べてeGFRの低下速度を本当に抑えてきたのか

https://www.ajkd.org/article/S0272-6386(23)00899-5/fulltext

こちらの論文はeGFR のSecular trendをみたものです。趣旨としては腎機能の長期的な予後が年代ごとに確実に進歩しているのかどうかを観察したものです。 

meta-regression analysisによって eGFR declineは確実に低下しているようです。つまりガイドラインなどで提示されているCKDの治療方針は患者の腎予後を改善させているようです!

RASの使用、SBPの低下、蛋白尿の低下、は slower GFR declineと関連していることが改めて示されています

面白いことは年齢が上がるほど、eGFR declineの低下がslowになっていることです。現行治療では、高齢者の方の腎予後はよくなっているということですね。


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?