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【アニクロ】暗黒界新規発表【待ってた】

当記事にアクセスいただき、誠にありがとうございます。
本日は6月10日発売の「ANIMATION CHRONICLE 2023」にて、念願の『暗黒界の混沌王 カラレス』が収録されることが発表されました。
早速その性能を確認していきたいと思います。
ではイく。

https://twitter.com/yu_gi_oh_jp/status/1645985097856720902?s=20

暗黒界の混沌王 カラレス
☆12/闇属性/悪魔族/攻?/守?
「暗黒界の魔神 レイン」+悪魔族モンスター2体以上
①:このカードが融合召喚した場合に発動できる。 相手フィールドのカードを全て破壊する。 ②:このカードの元々の攻撃力・守備力は、このカードの融合素材としたモンスターの数×1000になる。 ③:自分・相手ターンに1度、自分フィールドの表側表示カード1枚を対象として発動できる。 自分の手札を1枚選んで捨てる。 このターン、相手は対象の表側表示カードを効果の対象にできない。

暗黒界第2の融合モンスター。
①の全体破壊効果はシンプルに強力。速攻魔法である《暗黒界の登極》で相手ターンに出すことも簡単なので、展開を見極めて撃てばそのターンの相手の動きを無力化することも可能。もちろん自分ターンに捲りのために出すのもアリですね(以降の記述は《暗黒界の登極》を使用すること前提で書いています)。
②の効果は打点上昇効果。最低でも3000打点ですが、墓地融合なら4~5000打点への到達も決して難しくなく、少し頑張って墓地を肥やせばワンパン火力も叩き出せるでしょう。
③の効果は対象耐性付与。ただしこの効果を撃つ前に守りたいカードを狙われると元も子もない上に、この効果にチェーンされても対象に取られてしまうので、有効に働く場面はおそらく少なめ。フリーチェーンでディスカードをしつつささやかなオマケがもらえる、くらいの感覚で使うことになりそうです。

龍神王グラファが制圧系モンスターであったのに対し、こちらはゲームを決めに行く切り札系モンスターといったところでしょう。破壊効果で更地にして高打点でライフを削りにいくという非常にわかりやすい動きです。テキストにシンプルに「お前を殺す」と書いてある気がします。
実戦投入しやすいグラファと違いお世辞にも扱いやすいとは言えない元祖レインが融合素材に指定されているので微妙に見えるかもしれませんが、逆にそれ以外の素材は悪魔族2体以上と緩く、墓地融合で出すのが基本となるはずのモンスターなので、重さは見た目ほどではないと思います。魔サイの戦士などでさっさとレインを墓地に仕込んでおくも良し、沼地の魔神王や破壊神ヴァサーゴなど素材代用モンスターを活用して素引きのリスクを抑えるも良し、運用の幅は決して狭くありません。
というか前述の通り、カラレスは召喚する=勝負を決めにいく系のモンスターになることが多くなると思うので、これくらいの召喚難易度の方が丁度いい塩梅なのかも。

もちろんゲームの中盤に出すモンスターとしても運用は可能です。龍神王ではできなかった非闇属性の悪魔族をディスカードできるので、地属性の魔サイの戦士や光属性の魔轟神、水属性の海造賊などを捨てることができます。これらのテーマの動きとカラレスとを両立させるのは流石にちと難しそうですが、可能性が生まれたという点には価値があります。多少手札を切ったとしてもぶっぱ効果と3000打点で元は取り戻しやすいはず。③効果は先ほどオマケのようなものとは書きましたが、あって困るものでもないので場持ちの良さにそれなりには貢献してくれるかもしれません。

《暗黒界の登極》以外の通常の融合でも召喚する場合は、消費の多さを抑えられるようにするのがベスト。《トリック・デーモン》や彼岸モンスターなど墓地にいくとアドバンテージに繋がるモンスターや、トロイメアモンスターのような召喚するだけで仕事が終わっているモンスターを素材に充てたいところ。レベル6シンクロが容易にできるデッキならメインデッキに素材代用を用意しなくても《ドロドロゴン》と適当な悪魔族2体で召喚できるようになるため、ワンチャン狙っても良さそうです。

総じて現代遊戯王として強すぎず弱すぎず、既存の暗黒界にはない役割を担いつつ汎用性もそこそこあるという、ファンアイテムとして最適なカードになってくれたのではと思います。カラレスは私自身長年OCG化を期待し続けていたカードなので、ようやく思いが届いてくれました(むしろ暗黒界ストラクが出た次のアニクロで入らないでいつ入るんだよ、と思っていたくらいです)。

意外だったのがこのカードのイラスト。これまでの暗黒界がファンタジー系世界の王道悪魔というデザインだったのに対し、このカラレスは明らかに毛色が違う気がします。ギミック・パペットの中でもデステニー・レオだけグロキモ系ではなくスタイリッシュな獅子系のデザインになっている、というのはありますが、こちらは逆にちょっとキモい系に寄っている気がします(褒めてる)。デザインが人間というか仏像のようであり、他の暗黒界とは一線を画していますね。

こんなん出されたら《暗黒界の発掘師コバル》や《暗黒界路》も期待したくなってしまいますね。
ご精読ありがとうございました。


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