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伏黒(式神)デッキ覚書
本記事の引用画像は、全てユニオンアリーナ公式サイト(https://unionarena-tcg.com/jp/)または公式アプリTCG+が出典となります。
はじめに
こんにちは、makotoです。伏黒親子が好きです。
呪術廻戦のNEW CARD SELECTIONにより大幅に安定感が増した黄伏黒デッキが楽しいぞという話です。
伏黒(式神)デッキについては、公式も釘崎との組み合わせでデッキ例を掲載しており、最低限の玉犬コンビのみを採用した構築が多く見受けられます。
純正構築はあまり見かけないですが、入り口が簡単で楽しいデッキなので、ある程度構築がまとまってきたこともあり書き残しておこうと思います。
デッキレシピ
![](https://assets.st-note.com/img/1699629238138-FrlVoKCDzl.png?width=800)
デッキの長所、短所
まずざっと長所と短所を書き出しておきます。
長所
要求エナジーの最大値が4であるため、序中盤のエナジー管理の容易さ
序盤から前出ししてライフ優位に立ちやすい展開性
場外からやアクティブ登場が可能な式神の除去耐性、ライフの守りやすさ
レイドが1種類かつレイド元が多く用意できる再現度の高さ
嵌合暗翳庭によるフロントLのキャラ数を超えたアタック
短所
BP5000ラインに対する対処の難しさ
インパクト持ちがいないことによる最終盤の詰めの力不足
相手ターンでのBPが低いことによる盤面全体へのBPマイナスの影響の大きさ
直接除去が可能なカードがないことの不安定さ
上記からわかる通り、得意不得意がはっきりと相手ごとに出るデッキになります。
調整中の個人的な体感だと
■有利
白夜叉
面展開で同じスピード感が出せ、BP3500による松下村塾対策も可能
一護型紫BLEACH
個々の除去には比較的耐性があり、展開スピードとダメージ2によるブロック強制で押し切れる
宿儺
デッキの回り方にはよるものの、宿儺のインパクトを押し付けられる前に盤面の展開が間に合えば、虎杖のバウンスに対しては耐性あり
■不利
ランスロット
BP5000ラインとダメージ2の押し付けに対応できない
クラピカ
BP5000ラインとインパクトの押し付けに対応できない
凛蜂楽
BP5000の凛の登場が早すぎて押し切れない
白哉型紫BLEACH
白哉レイドと千本桜の組み合わせで盤面が一気に減る
甚爾入り東堂
全てが無理
という、環境トップレベルのデッキには比較的強いものの、それに追随する強さのデッキには弱いという大変特殊な立ち位置になっているという理解です。
ショップバトルの環境よりCSの環境の方が活躍できそうというのはかなり面白いと思われます。あくまでも体感です。
採用カードと理由
不採用カードを先に書こうかと思いましたが、要は釘崎を抜いたことによる特定の弱点に対し、安定感の高さでいかに戦うかというデッキなので書くことがほぼありませんでした。
というわけで、純正構築の場合の採用カードに対する個人的な見解をつらつらと書いていきます。
なお、この後の表記にて「0/1伏黒恵」のような記載の場合、「0エナジー/1APの伏黒恵」を示します。
0/1 伏黒恵 3枚
![](https://assets.st-note.com/img/1699628809166-IVSfEQ6Tt4.png)
レイド元のため当初は4投だったものの、
スタッツの都合序盤で前出ししない
ゲットトリガー
伏黒恵名称がこの他で11枚採用されている
ため嵌合暗翳庭を3枚に増やしたタイミングで1枚減りました。
場にあればレイド元に最優先で選択しますが、そもそも何枚も場に置かないという点も含め、0/1 禪院真希と枚数を入れ替えるのもありかもしれないと思っています。
0/1 伏黒津美紀 4枚
![](https://assets.st-note.com/img/1699628862247-o8YgB0zipW.png)
ドロートリガーと、序盤でアタックしておきたい鵺をBP3000にできることから採用。
0/1 玉犬:黒&白 4枚
![](https://assets.st-note.com/img/1699628879503-Q6CCnQEWv9.png)
減らせない。以上。
0/1 禪院真希 2枚
![](https://assets.st-note.com/img/1699629588348-IOG2invTmM.png)
0エナ、1エナの枚数が不足したため、アクティブトリガーとBP2000の序盤に前出しできるところを強く見て採用。
1/1 鵺 3枚
![](https://assets.st-note.com/img/1699629340462-NNbNdHMpW0.png)
本当は4投したいが何せ枠がない。
黒&白と鵺が両方手札にあり、他に出せる0エナがある場合は鵺の1ドロー1ディスで手札から直接場外に送る方が何かと安定します。
アタック時BP+500の効果で渾をBP4000にできることは地味に覚えておきたいポイント。
2/1 大蛇 2枚
![](https://assets.st-note.com/img/1699629361959-3SiPYkVq0J.png)
調整する度に枠が減る不憫な立ち位置です。
釘崎型だとまず採用されないですが、今回はドロートリガーかつ特徴:式神による嵌合暗翳庭などの各種効果の対象であることを重く見て採用。
2/1 狗巻棘 2枚
![](https://assets.st-note.com/img/1699629375534-eKjhxks7Fx.png)
4〜5ターン目からはこのカードか嵌合暗翳庭のBPアップを常に打ち続ける前提でAPを管理します。2枚目以降を置かないこと、ギリギリ代用できるカードがあることから2枚のみ採用です。
2/1 伏黒恵 4枚
![](https://assets.st-note.com/img/1699629431543-LI63zYdJHU.png)
効果だけではなく、トリガー、BP含めめちゃくちゃえらい新カード。伏黒恵名称の中では序盤に最優先で置きたいカードです。嵌合暗翳庭が選択できることもえらい。
黒&白をサーチして場外に直接置けるため、急なダメージ2パンチが可能になりました。その他の式神も場外からの登場が可能なので、基本的には場外に置くことを選択します。
また、渾と黒&白が両方見えてしまった場合、個人的には黒&白を選択して場外に置くようにしています。後半になればなるほどレイド恵などで枚数を多く見てサーチする機会はありますが、直接場外に黒&白を置くことが非常に難しいためです。
3/1 玉犬:渾 4枚
![](https://assets.st-note.com/img/1699629458414-Et5BSXZ9Q2.png)
彼がいないとこのデッキは始まらない。4投。
3/2伏黒やスペシャルが手札にあり、盤面に余裕があれば普通に渾でブロックすることもあります。
BP3500というのが地味に松下村塾などのアンブロに刺さります。
3/1 伏黒恵 3枚
![](https://assets.st-note.com/img/1699629473062-4a7nU62fhT.png)
効果と2エナ発生を考えると本当は4投したいです。基本的には渾を持ってきます。
終盤に2エナ発生からレイドする必要が出た場合はスタッツを考え基本的にはこちらにレイドします。
3/2 伏黒恵 4枚
![](https://assets.st-note.com/img/1699629487930-1GDw48NS4Y.png)
カラー枠な上に効果が強い。
ほぼ同一効果のスペシャルと同時に手札にある場合、手札の枚数が極端に少なく繋がらない等でなければエナジー管理や伏黒恵名称での後々のアタックを踏まえてこちらからプレイします。
3/1 領域展開 4枚
![](https://assets.st-note.com/img/1699629504202-HvcEjDpnxP.png)
このデッキは比較的手札が多くなりやすいこと、逆にAPを毎ターンBPアップに使うことから安定性のため文句なしの4投です。
3/1 十種影法術 4枚
![](https://assets.st-note.com/img/1699629519728-2uiCTNCPOp.png)
除去ではないスペシャル。1ドローを忘れないようにしましょう(自戒)
BP5000ラインを出してくる相手に当たってしまった場合はトリガーでこれかカラーがくることをひたすら祈ります。
基本的に伏黒恵名称が場にいないことはないですが、最終盤に打つ場合のみ要注意。
渾を蘇生の最優先候補としつつ、渾や黒&白が手札・場外に確保できていない場合は鵺、詰めのタイミングで何でもいいからアクティブで出したい時は大蛇など、たまに使い分けます。
4/1 伏黒恵 4枚
![](https://assets.st-note.com/img/1699629631618-RArXKcSYIA.png)
効果で何かと山札下に行きがちなカード。
盤面を減らさずにレイドできるのはいつの世も偉いです。登場時効果でサーチもできるので、慣れるまでは早いターンから雑にレイドしてしまって良いかと思ってます。
2/1 狗巻棘の効果で唯一BP5000ラインに届きますが基本焼け石に水です。
4/1 嵌合暗翳庭 3枚
![](https://assets.st-note.com/img/1699629648740-MYks6pShKJ.png)
最後まで採用枚数に迷ったカードです。
BP5000ラインに対し最終盤で2枚置き、アタック回数で無理矢理詰めるために増やしました。
ゲットトリガーもあるため多くても3投で打ち止めかと思います。
この枚数になると流石にほとんどの試合で4〜5ターン目には手札に来ます。
エナジーが発生しないためエナジーLの管理には注意が必要、詳しくは後述します。
戦略的に注意すべきポイント
思いつくものをつらつらと書いてみましたが、他にもあったらぜひコメントへ。
2ターン目、3ターン目の前出しアタック
このデッキは全体の必要エナジーは少なめでありつつも、所謂アグロデッキほど0エナと1エナのカードが多くなく、合計で17枚しか入っていないため前出ししすぎるとエナジーが繋がらなくなります。
厳しい時は無理してアタックしに行きませんが、2/1 恵をフロントLに置いて牽制くらいはできると後々楽かなと思います。
(後述しますが、BP上げを行う都合このデッキではBP3000ラインを前出ししても腐りにくいためおすすめです)
嵌合暗翳庭を置く前提でのエナジー管理
今からでもエナジー1個つけてくれんか?
このデッキでは2エナ以下で2エナ発生するカードを入れていないため、嵌合暗翳庭を置く場合は基本的に3/1もしくは3/2の恵を前のターンに出しておく必要があります。
(1エナ発生のみで嵌合暗翳庭を出してしまうと、2エナ発生のカードもリムーブしないと置けなくなる他、レイドができなくなります)
このため、3ターン目までで2エナ発生のカードを引けている場合は可能な限り出しておきたいです。
特に3/2恵しかない場合は渾に使いたい気持ちもありますが、手数を増やすことがこのデッキでは最優先となるため、大蛇や鵺を対象でも良いので出してしまう方が後々楽になります。
キャラのリムーブを恐れない
そうは言いつつも、やはり嵌合暗翳庭でエナジーが発生しないのはかなり辛いです。
0/1 伏黒津美紀や0/1 禪院真希などは可能なタイミングで前出ししてブロッカーとして使ってしまえるのがベストではありますが、リムーブしないことで展開が遅れるくらいなら思い切ってリムーブします。
回している体感では、展開力が高いこともありリムーブを1回もしない試合はほぼないかなという感じです。
レイド恵のレイド元をどう選択するか
大前提として、このデッキでは2/1 狗巻棘もしくは嵌合暗翳庭の効果で中盤以降は毎ターンBPを上げて戦います。
2/1 棘の効果は式神だけではなくフロントLの全てのキャラが対象となるため、2/1や3/2の恵がBP4000ラインに乗ります。
このため、エナジーに余裕がある場合はBPの低い3/1 恵にレイドする、2/1 恵を前出しできる場合は1ターン待って相手の除去などを受けて状況が変わってからレイドする、などの選択肢も考えてカードをプレイしています。
嵌合暗翳庭を2枚使うとき
当たり前のことですが書いている人もわからなくなることがよくあるので書いておきます。違う裁定出てますとかあれば教えてください。
嵌合暗翳庭を2枚置いた場合、有効となるシナリオは大別すると2つ考えられます。
恵1枚、式神2枚の場合
式神で先にアタック→恵でアタックして式神を2枚ともアクティブにする
https://www.unionarena-tcg.com/jp/cardlist/index.php?search=true#group_1-27
![](https://assets.st-note.com/img/1699632872492-WypEqhnxwo.png?width=800)
恵2枚、式神1枚の場合
式神→恵1→式神→恵2の順でアタックし、順次式神をアクティブにする
嵌合暗翳庭を早いターンで出した時なども含め、稀にアタック順を間違えるので注意します(自戒)
おわりに
伏黒式神デッキの純粋構築は比較的プレイの目標が明確で採用される各カードの使い方も単純なため、初心者の方にもおすすめしやすいデッキかなと思っています。
また、長所と短所がはっきりしている分、苦手とするデッキに当たってしまった場合の対処も単純化できることから、デッキを改良する良い練習にもなりました。
慣れてくると嵌合暗翳庭の出すタイミングやその他の盤面管理も含めてプレイングを詰められる点もあり、長く使ったなら使ったなりに実力が出るような気もします。
何よりアタックできる回数が多く使っていて楽しいので、ぜひ一度試してみてもらえると嬉しいです。
何かあればTwitterかコメントまでどうぞ。
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