保険~基礎編②~

今回は2つ目の、
民間会社が運営する私的保険、特に生命保険について簡単にまとめていきたいと思います。

私的保険は大きく3つに分けることができる。
・生命保険…終身保険、定期保険、養老保険...
・損害保険…火災保険、自動車保険...
・第三分野の保険…医療保険、介護保険...

生命保険

<生命保険の種類>
・死亡保険:
被保険者が死亡または高度障害になった場合に保険金が支払われる保険。
・生存保険:
一定期間が終わるまで被保険者が生存している場合にのみ、保険金が支払われる保険。
・生死混合保険:
死亡保険と生存保険を組み合わせた保険。

<保険料のしくみ>
保険料は、3つの予定基礎率に基づいて算定。

予定死亡率
統計に基づいて、性別・年齢ごとに算出した死亡率。※予定死亡率が低ければ(死亡する人が少なければ)保険料が下がる。
予定利率
保険会社があらかじめ見込んでいる運用利回り
※予定利率が上がれば(運用が上手くいっていれば)保険料は下がる。
予定事業費率
保険会社が事業を運営するうえで必要な費用
※予定事業費率が低ければ(事業経費があまりかからなければ)、保険料は下がる。

<保険料の構成>

<主な生命保険>
定期保険
一定期間内に死亡した場合に、死亡保険金が支払われるタイプの保険。保険料は掛け捨てで満期保険金はないため、ほかの保険料より安い。
終身保険
保障が一生続くタイプの保険。満期保険金はないが、解約時の解約返済金が多く、貯蓄性の高い保険である。
養老保険
一定の期間内に死亡した場合に死亡保険金を受けとることができ、満期時に生存していた場合に満期保険金(死亡保険金と同額)を受け取ることができるタイプの保険(生死混合保険)である。

<その他の生命保険>
定期保険特約付終身保険
終身保険を主契約とし、これに定期保険特約を付けることによって一定期間の死亡保障を厚くした保険。

こども保険(学資保険)
子供の進学に合わせた祝い金や、満期に満期保険金を受け取ることができる保険。親が死亡した場合、それ以降の保険料は免除され、進学祝い金や満期保険金は当初の契約通り支払われる点が、この保険の特徴。

【個人年金保険】
個人年金保険とは、契約時に決めた一定の年齢に達すると年金を受け取ることができるという保険。

〇終身保険:生存している間、年金が受け取れるタイプ

〇保証期間付終身保険
保証期間中は生死に関係なく、
保証期間後は生存している場合に年金が受け取れるタイプ。

〇有期年金
生存している間の一定期間、年金を受け取れるタイプ。

〇確定年金
生死に関係なく、一定期間、年金を受け取れるタイプ。


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