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自分語りを始める少女漫画家たち

自伝というか半生記でもいいけど、自分語りを始める少女漫画家たちが増え始めた。個人的には漫画家だから漫画で描いて欲しいけど、文章も含めるともうフォローできないくらい多い気がする。

これはいわゆる24年組と呼ばれる作家陣も含めて少女漫画家のまま年金受給者となり後期高齢者突入又は突入目前という漫画家が多いのも無縁ではないと思う。まあ少女漫画観察者としては当事者の貴重な一次資料となるのでありがたい限りですが。

ここで最近第一巻が出た高階良子先生の半生記っぽい新作ですが、かなり重い。笑いにできないくらい重い。ただ意外だったのは高階先生も母親との関係が漫画家人生のキーポイントになってるところ。自分が記憶してる限り母親との関係が拗れてたことを自覚的に作品や発言してる少女漫画家は萩尾望都先生、山岸凉子先生(一条ゆかり先生は貧乏になって困ったくらいだったっけ?。岩館真理子先生は父親との関係が良くなかったと言ってた記憶が)。拗れた漫画家ほどしつこいw漫画家になったのはある種の宿命なのか血の濃さなのか。

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