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【分析レポート】安倍川花火大会

こんにちは、静岡市人流センサー運営チームです。
記事に足を運んでいただき誠にありがとうございます。

今回は、分析レポート3回目となる
第71回安倍川花火大会の人流データ実績について紹介したいと思います。


安倍川花火大会

静岡(市)の夏と言ったら、安倍川花火大会。静岡市民にとっては夏の一大イベントとなってます。その歴史は昭和28年(1953年)から始まり、今年で71回目を迎えております。今年は、昨年に引き続きディズニースペシャルドローンショーが同時開催され、盛り上がりました。

今年度の安倍川花火大会の様子(ライター撮影)

【実績】センサーの接続数

会場にはセンサーを設置していないため、静岡駅周辺エリアの実績から分析しました。昨年と比べると、センサーの接続数は約1割程度減少していまた。今年は、静岡駅周辺から会場までのシャトルバスが運行中止になった影響で駅周辺まで人が来ず、直接会場へと行く方も多かったのが主な要因ととらえています。

昨年度とのセンサー接続数の比較

特に、減少幅が大きかったのはシャトルバスの発着地であった歴史文化博物館です。昨年と比較して接続数が1/3程度へと大幅に減少した結果となりました。

歴史文化博物館の接続数比較

【実績】時間帯別接続数の変化

時間帯別では、大会開催前後で2回のピーク時間がありました。昨年と比較すると、1回目のピーク時間が短くなっています。これは、上記にも記載した通り、シャトルバスの運行中止に伴い、会場までは徒歩または自転車での移動が推奨されたことが関係するのではないかと考えます。

時間帯別のセンサー接続数推移

時間帯別では、シェアサイクル「パルクル」の利用実績データとの比較も行いました。結果として、パルクルの利用時間帯のピークとセンサーのピークに類似した点が多くみられました。特に、花火が打ち上がる時間帯には利用が減り、終了後に再度利用数が増加するという点です。

シェアサイクル「パルクル」との比較

最後に

今年の安倍川花火大会は、交通面の影響から人流データの違いがありました。特に静岡駅周辺では変化がありました。
今年、取得したデータは運営チームだけではなく安倍川花火大会に携わった方々へ共有し、来年に向けての打ち手の検討材料として少しでも活用していければと思っています。

ライター
株式会社TOKAIケーブルネットワーク
企画部


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