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月の満ち欠け


仕事も家庭も順調だった小山内堅(大泉洋)の日常は、愛する妻・梢(柴咲コウ)と娘・瑠璃のふたりを不慮の事故で同時に失ったことで一変。深い悲しみに沈む小山内のもとに、三角哲彦と名乗る男(目黒蓮)が訪ねてくる。事故に遭った日、小山内の娘が面識のないはずの自分に会いに来ようとしていたこと、そして彼女は、かつて自分が狂おしいほどに愛した“瑠璃”という女性(有村架純)の生まれ変わりだったのではないか、と告げる。
【愛し合っていた一組の夫婦】と、【許されざる恋に落ちた恋人たち】。
全く関係がないように思われたふたつの物語が、数十年の時を経てつながっていく。
それは「生まれ変わっても、あなたに逢いたい」という強い願いが起こした、あまりにも切なすぎる愛の奇跡だった——。

 生まれ変わりの話。
 大泉洋のブサイクな泣き顔を見ながら一緒に泣いてしまっていたから、感動的ないい映画だと思うんだけど。
 なんか微妙に引っかかる感じがあるんだよなぁ。よくわかんないけど。

 たぶん、死因かな?(ちょっと考えた) 不治の病とか、不慮の事故なら仕方ないけど、追い詰められて…… というのが観ていて苦しいのだろう。
 すっきりとした感じは持てなかった。

(もうちょっと考えた)
 相手が死のうと何も変わらない。自分の責任を感じていない。そんなヤツがいるということを描きたかったのか。
 そこから逃れるには、生まれ変わって幸せに生きる。そう信じるしかない。
 そういった救いのための物語なのだろうか。
 それならこれがいいのかもしれない。


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