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#読書

『ネクスト・ソサエティー』は、本当に、「もう古い」なのか?

人事部の小山です。 昨日の記事「ドラッカーのいうIT革命って、ITによる革命なんてものじゃなかった!」にも一部レビューを書きましたが、こちらが完全版です。 前回の『プロフェッショナルの条件』から考える「これからの時代の働き方」に続いて、ドラッカーを考えていくシリーズです。 (読んでいない方は、こちらも合わせてご覧ください。) 今回は、ドラッカーの『ネクスト・ソサエティ ― 歴史が見たことのない未来がはじまる』(2002年)を読んで、未来について考えていきましょう。 1

ドラッカーのいうIT革命って、ITによる革命なんてものじゃなかった!

人事の小山です。 ドラッカー研究をする週末です。 『ネクスト・ソサエティ』を読みながら、『イノベーターの条件』も読んでます。 ドラッカーのいうIT革命って、ITによる革命なんてものじゃなかった! って、話していきましょうか。 ドラッカーは、印刷革命と産業革命を例にとっていいます。 ドラッカーがいうには、 グーテンベルクの印刷革命後、50年間は、単に手書きの書物を印刷に、文字通りの焼き直しにしたにすぎなかず、その50年間の起こった変化は、文献が入手しやすくなり、安くなっ

『コンサルタントの対話術』について

ミャンマー拠点の西野由花です。 現在、新卒海外研修生としてミャンマーで営業の機会を多くいただいております。 その中で、 営業の際に持つべき心構えや、 他のコンサルタントが実践している対話とは どのようなものかを学び、 自分自身に反映させることを目的として、 この本を読むことを選びました。 この本を読み実践で反映させる前に、この本に描かれていたビジョナリーコンサルタントが自分の目指す姿であるかどうかを考えました。 もし、将来的に自分がある一定の分野において深い知見を得た

『「原因」と「結果」の法則』を読む。

本図書を読んで、全てのことは何かそれが起こる原因があり、その結果として現れてくるのだと改めて強く感じました。本図書を読むにあたり、自分のこれまでの経験や、今の自分の置かれている状況と重ね合わせるように意識しました。 ここでは、中でも印象に残った3つのことについて書きたいと思います。 1つ目に、「想ったことは現実になる」ということ 少し抽象的な例えですが、ネガティブに考えると物事が悪い方向へ進んでしまうが、逆にポジティブに考えると良い方向へ進んでいくことができるということだ

『あなたの会社を永続させる方法』

結果を変えるのではない。原因を変える。インド・バンガロールの古川泰加です。 『あなたの会社を永続させる方法 成長戦略~事業承継のすべて』を読んだので、感想を共有します。 タイトルは「会社」を永続させる方法とありましたが、組織にいる「個人」として、いかに「会社」の業績アップなどに関連付けられるかという部分を考えさせられました。 なぜなら今回この本を読んで、特に印象に残ったフレーズをもとに考えてみました。 「原因を変えて結果を変える、結果は直接的には変えられない。 ただしす