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ビジネスマンのための推薦図書

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#推薦図書

『ネクスト・ソサエティー』は、本当に、「もう古い」なのか?

人事部の小山です。 昨日の記事「ドラッカーのいうIT革命って、ITによる革命なんてものじゃなかった!」にも一部レビューを書きましたが、こちらが完全版です。 前回の『プロフェッショナルの条件』から考える「これからの時代の働き方」に続いて、ドラッカーを考えていくシリーズです。 (読んでいない方は、こちらも合わせてご覧ください。) 今回は、ドラッカーの『ネクスト・ソサエティ ― 歴史が見たことのない未来がはじまる』(2002年)を読んで、未来について考えていきましょう。 1

『プロフェッショナルの条件』から考える「これからの時代の働き方」

人事の小山です。 『プロフェッショナルの条件』を読んで考えたこれからの働き方について書いていきます。 『はじめて読むドラッカー【自己実現編】「プロフェッショナルの条件」 ― いかに成果をあげ、成長するのか』 1. こんな人におすすめ激動の時代の中で、個人の働き方をどうしていくのかのヒントを知りたい人に勧める1冊である。 2. この本と他の本の関係 この本は、「はじめて読むドラッカー」三部作の一作目であるが、私は、三作目ではないかと考える。 順番に並べると、 一作目は

『七つの習慣』(西野由花)

ミャンマーの西野由花です。 七つの習慣はスティーヴン・R・コヴィーによって書かれた著名な作品である。本著には社会人としての心構えに限らず、日々の生活においてより高次の人格を持ち自分自身にも周りの人々にもより良い変化を与えることのできる原則とその原則を実践するための意識について書かれている。 本著では、主にインサイドアウトから成り立つ人格形成を重要視しており、特に「影響の輪」という考え方が非常に印象に残った。問題の原因を外ではなく内にあると考えるという考えは日頃耳にすることも

『営業戦略の立て方・活かし方』を読んで_古川泰加

こんにちは。 インドバンガロール拠点の古川泰加です。 今回読んだ本はこちらです↓ 私がこの本を今回読んだのは、挨拶訪問という形でアポを取りお客様を訪問している日々の中で何かヒントが得られないかと思ったからです。「買い続けていただく仕組みをつくる」と表紙に書いてあり、「お客様に選んでもらう・選び続けてもらう」ために自分がまだ知らないことがたくさん書かれているのではないかと思い手に取りました。訪問をし終えた後に振り返りここがよかった・ここがダメで改善が必要だなど、改善フォーマ

『7つの習慣』を読んで(吉田瞬)

トルコの吉田瞬です。 私が7つの習慣を読み終えて覚えた衝撃は、 机の上で散らばっていた無数のパズルピースが次々と組み立てられ形作られていくような感覚 でした。 著者は文中に置いて、 「人格は、言葉よりもはるかに雄弁である」と述べていますが、 私自身、7つの習慣を手にとらなくとも人格が大切であるということは分かっているつもりでいました。 「人の話を聴きなさい。」 「誠実でありなさい。」 「相手を信頼しなさい。」  これらは全て、これまで所属してきた家族や学校、スポーツ

『Learn Better』を読んで

ミャンマーの西野由花です。 今、「Learn Better」という本を読んでいます。 インターンとして色々なことを学んでいく中で この経験をもっと効果的にいかしていきたいと思った為です。 メタ認知さて、この本の中で「メタ認知」が学びには重要であると書かれています。 メタ認知とは、学びを学ぶということ、 自分は一体何を学んでいるのかを理解することです。 例えば簿記なら、なぜ私はこの簿記を学ぶのか、今簿記について何を知っているのか、 などを確認することで簿記そのものへの自

『ビジョナリーカンパニー①』を読んで

バンガロール拠点の古川泰加です。 1から4のうち、今回はビジョナリーカンパニー1を読みました。 どのような企業が「ビジョナリーカンパニー」と分類され、どのような特徴があるのかなどが書かれており、企業(TCG)という組織に所属している一人として多くのことを学ぶきっかけとなりました。 時計をつくること本書の中でも何回か出てくる「時を告げること」か「時計を作ること」という表現があります。 「時計を作ること」は、つまりは「会社を築くこと・組織を築くこと」です。「ビジョナリーカンパ

『メモの魔力』を読んで

インドネシア拠点の中村文香です。 「皆さんはメモの魔力という 本をご存知でしょうか?」 SHOWROOMの前田裕二さんという方が作者になります。 毎日は・・・・私が最近困っていたのが、日頃からアンテナを張り巡らせ、日常から様々なモノゴトに対して、「思考する習慣」をつけることができていないと感じていたことでした。 メモを取るように意識したり、写真や動画で記録を残すようにしたり、 本を読んだら感想文を書くことをマストにしてみたり、色々やってみましたが、続かないし記録が

『ジャック・ウェルチの「私ならこうする」』を読んで

セブ拠点の奥墨愛美です。 まずこの本は、一つ一つジャック・ウェルチェが受けた質問に対して答えていく構造になっており、非常に読みやすかったです。 その回答の中で、私自身が疑問に思ったことも今までにないような内容を新しく考えることができたり、今まさに私が感じていることに答えてくれていたりと、とても勉強になりました。 その中で感じたのは、彼は普通の人が考える視点とは違う視点から物事を見ており、さらに意見に強い自身を持っているということです。 それは彼の今までの生き方や経験に

『経営戦略全史』を読んで

インド・バンガロール拠点の古川泰加です。 今回この本を読みながら難しいなと感じながらも、様々な戦略や考え方を知ることができたと、同時にいかにそれらを普段の業務に、反映させていくのか考えていく良い機会になったのかなと思いました。 多くの戦略が紹介されていますが、その中からいくつかを自分自身に当てはめて考えてみようと思います。 ドラッカーの企業経営の3側面 例えばドラッカーの企業経営の3側面では、 「顧客の創造」(企業は顧客に価値を創造するためにある)、 「人間的機関」(企

『不格好経営』を読んで

 私はDeNAの名前を知っていても、実際に本書に出てくるようなサービスを利用したことが無く、「あーあれね」とはなりませんでしたが、本書は経営者が書いた本として有意義だったと感じています。全体的なストーリーとしては、南場社長の紆余曲折した社長人生となりますね。  とくに面白いと感じたのは、マッキンゼージャパンにいた著者の南場社長が、経営で四苦八苦していることです。 本人も仰っていましたが、経営者になりたいから「コンサルタント」になる、そこはイコールではないということが分かり

昨日の涙を明日の笑顔に -組織とは?-

人事の小山です。 人事がつくる舞台 人事というのは、 社員が活躍する「ステージ」なんだということです。 社長が描く経営理念というシナリオに沿って、 戦略という演出によって 社員がそれぞれの役を演じて 会社やサービスという ひとつの作品を共につくりあげて、 お客さんに、喜んでもらう。 そういうものは、 組織であり、それにまつわる一連のことを 人事と呼ぶのです。 演劇の舞台づくりとは、 感動的で、圧倒的な高揚感と 創造的で、一体感があるものです。 人事という

『コンサルタントの対話術』について

ミャンマー拠点の西野由花です。 現在、新卒海外研修生としてミャンマーで営業の機会を多くいただいております。 その中で、 営業の際に持つべき心構えや、 他のコンサルタントが実践している対話とは どのようなものかを学び、 自分自身に反映させることを目的として、 この本を読むことを選びました。 この本を読み実践で反映させる前に、この本に描かれていたビジョナリーコンサルタントが自分の目指す姿であるかどうかを考えました。 もし、将来的に自分がある一定の分野において深い知見を得た

『「原因」と「結果」の法則』を読む。

本図書を読んで、全てのことは何かそれが起こる原因があり、その結果として現れてくるのだと改めて強く感じました。本図書を読むにあたり、自分のこれまでの経験や、今の自分の置かれている状況と重ね合わせるように意識しました。 ここでは、中でも印象に残った3つのことについて書きたいと思います。 1つ目に、「想ったことは現実になる」ということ 少し抽象的な例えですが、ネガティブに考えると物事が悪い方向へ進んでしまうが、逆にポジティブに考えると良い方向へ進んでいくことができるということだ