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かつてのタチバナ。

ちょっと昔の話をします。

今は普通に仕事しながらバンドをやっているタチバナですが、昔はバンド中心の生活をしていました。当時は歌は歌わず、ギタリストでした。

高校生の時にギターを始めて。しばらくしてコピーバンドを組んで。またしばらくしてオリジナル曲のバンドを組んで。

月に何回もライブをして。週何回もストリートライブもしてお客さん集めてCDを売って。練習も週に何回もして。

しかし。ライブでCDが売れない時は落ち込む。ストリートライブで、演奏をやめさせようとする警察に対応するのもしんどい。まあ、僕らがフルセット機材で爆音でストリートやるから、警察もバリバリ厳しい対応になっていったんですが・・(笑)

毎日体力的にも大変だったし、精神的にもすさんでました。そしてとにかく、お金が無かった。スタジオ代。機材代。車代等。お金がかかる。バンドが忙しいから仕事もあまりできない。

何年もそんな生活をしていました。音楽が全てだ、と思っていました。音楽やめたら死んでやる、くらいの気持ちでした。

でも、音楽やめました。

死んでやる、とはならなかったです(笑)
なぜなら、やめた理由は、音楽に全力過ぎたら自分の人生が楽しくなくなる、と思ったからです。当時やっていたバンドも売れる手ごたえが無かった。

「一生孤独でも音楽を追求すること」ではなく。
「親愛なる人と楽しい時間を分かち合い生きていくこと」が。
自分にとって一番うれしいことだと、ある時思ったんです。

もう一生、楽器は触らない。穏やかに何気ない日々を生きていく。

そう思っていたのだが。実際しばらく音楽やめてたのだが。

また、やってる。音楽。

簡単に言うと、昔の自分は、不器用すぎただけなんですよね。アホでした。

音楽か、死か。

一生懸命のさじ加減がむちゃくちゃ。チカラ入りすぎ。でも、当時バンド活動をしていたことが、今もの凄く役に立っています。

多少のつらいことは、割と耐えられる。

しんどい状況で生きてたので、つらいことに耐えるのは得意です(笑)仕事や実生活でそれがめちゃ役立ってます。だから・・

バンドやっててよかった。不器用で、よかった。

今バンドや音楽でしんどさがある人も、絶対にいつか笑える日が来ると思うので、思いっきりやってくださいね!

全力でやったことは、いつかの自分の為のチカラに必ずなると思います。

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