「となりのライバルが将来の仕事仲間かもしれない」THE CREATIVE ACADEMY卒業生座談会vol.2【事業会社編】
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「となりのライバルが将来の仕事仲間かもしれない」THE CREATIVE ACADEMY卒業生座談会vol.2【事業会社編】

GO三浦が受講生に聞いてみた(第二弾)

 本物の実力をもった講師陣のみを迎えたクリエイティブディレクター養成教育プログラム「THE CREATIVE ACADEMY(通称:TCA)」が只今、第3弾のメンバーを募集中。4つのコースのうち「超実践コース」においては、9/29(水)に早くも締め切りを迎えます。

 前回は、本講座のコーディネーターで講師でもあるThe Breakthrough Company GO代表の三浦が、広告・コンサルティングのお仕事に従事する今期の受講生に「TCAを経て、自分がどう変わったか」をインタビューしました。

[【広告代理店・コンサルティングファーム編】を未読の方は、こちらからお読みください。]

 2本目となる今回は、事業会社に勤める「超実践コース」受講生の3名にお話をうかがいました。広告やPRなど、クリエイティブ業界「以外」の領域でお仕事をされている受講生にとって、はたしてTCAはどんな学びの場だったのでしょうか。

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三浦 崇宏(写真中央)
The Breakthrough Company GO
PR/Creative Director

1:新しい環境が怖くないのは“体質”が変わったから。(田部 航也さん)

田部 航也さん
1996年生まれ。ボディメイク事業会社 ボディメイク事業部

三浦 事業会社から、広告関連の仕事に転職されると聞きました。これは、受講前から決まってたことだったの?

田部 いえいえ、TCAの受講を決めたときに、意気込みをFacebookに投稿したら「応援してるよ」って言ってくれた広告業界の先輩がいたんです。それがきっかけで「うちに来ないか?」と誘ってもらって。11月からなんですけど、すでにうずうずしてますね。

三浦 素晴らしい! 本当におめでとう、頑張ってね。応援してます。

 TCAが、キャリアチェンジのきっかけの1つでもあったわけですね。うれしいな。田部さんの心とキャリアを動かした半年間について、もっと知りたいですね。

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<1> どんな思いで受講を決めた?

田部 受講を決めた理由は、3つあって。1つは単純で、自分が担当する制作物のクオリティを上げたかったから。私はボディメイク事業を展開する会社に勤めているんですが、各店舗に設置するPOPや動画、細かい販促品をもっとレベルアップさせたかったんです。2つめは、TCAのような刺激的な環境に身を置くことで、今の自分の“ぬるい”生活から抜け出す糸口を見つけたかったこと。3つめは、将来的によりクリエイティブな業界に進みたいという想いがあったことです。

 そのあたりを漠然と考えていたとき、偶然三浦さんのTCAメンバー募集のツイートが目に留まって、「とりあえず応募してみよう」とエントリーしました。

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<2> 心を掴まれた言葉は?

 三浦さんの講義の中にあった言葉ですが、「アイデアは体質なんだ」と。バクバク食べて寝る生活を続れば太るのと同じで、日々の積み重ねによってアイデアを生む体になれるという話で。それを聴いて、常日頃から些細な疑問にも「なんでだろう?」と突き詰めて考えたり、「おかしいな」と思ったものに関しては「本来、あるべき姿ってどんなものだろう」と考えるようになりました。

 電通zeroの東畑(幸多)さんも、「企画ではなく、記憶を持ち寄る」と話されていて。瞬間瞬間の自分の喜怒哀楽を心に留めておくことが、人の心を動かせるようなクリエイティブにつながるという話は、三浦さんが言う「体質」に通ずるものがありました。僕もそう在りたい、そう変わりたいと強く思ったので、印象に残っているお話ですね。

<3> どんなふうに変わった?

 講義や課題を通して、ずいぶん鍛えられましたね。これまで触れたことのない領域のお題に取り掛かることも本当に多くて、たとえばCMコンテを制作する課題なんて、僕からすると「絵コンテとはなんぞや」という部分から始まってしまうんですよね(笑)。調べものばかりでとてもハードでしたが、前提知識のないものでも怖気づかない耐性が自分の中にできたような気がします。スタートで遅れをとってしまうものもありましたが、Wieden+Kennedy Tokyo米沢(香子)さんの講評では自分の提出課題を「良かったもの」として選んでいただけたりして。自分の思い通りの形まで落とし込めて、さらにそこを評価してもらえるということがこんなにうれしいのか、と。

 たくさん追い込まれながらもアウトプットし続けたことは大きな刺激になったし、11月からは新しい職場になりますが、その土台作りができたかなと思っています。何より、「まずはやってみる」という思考が身に付いたのが一番大きいです。「なんとかなるんじゃないか!」と自分に対して思えるようになりました(笑)。

<4> どんな人が受講に向いてる?

 職種はあまり関係ないんじゃないかなと思っています。何か突破口を見つけるときの思考法だったり、目的を達成するためにはどう在るべきかを考える癖をつけて、それを実際にアウトプットまで落とし込む。これはどんな仕事にも必要な力だと思います。僕にとっては、圧倒的に刺激のある半年間でした。環境とか自分自身とか、現状に物足りなさを感じている人は、挑戦してみるといいのかなと思います。

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三浦 「何とかなるんだ」って精神は、クリエイティブを仕事にする人にとってすごく大事ですよね。「やりようはある」と信じることは、自分の可能性を広げることだからね。

 田部さんが言ってくださったように僕もすべてのビジネスパーソンにクリエイティブの思考を身につけてもらいたいなと思っています。前向きな話がたくさん聞けてよかった。新しい場所でも頑張ってくださいね。

 2:つくる側になってわかった、苦しみと快感。(山口 星さん)

山口 星さん
1993年生まれ。通信会社 宣伝部

三浦 山口さんは、会社では宣伝部として、提案されたプロモーション企画の中からどれを展開するかをジャッジする立場じゃないですか。その業務にも当たりながら、自分も課題をたくさんこなさなきゃいけないってすごく大変だったんじゃないですか?

山口 はい(笑)。提案する側の苦労も喜びも、身をもって知って、改めていつもご提案をくださるクリエイターの方々を大尊敬しました。

三浦 理解が深まると、クリエイターに優しくなれますよね(笑)。

 日頃、企画を「考えてきてください」と依頼する側の山口さんが、TCAに挑戦してどう感じたのかは、気になっていました。詳しく聞かせてください。



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<1> どんな思いで受講を決めた?

山口 私は通信会社の宣伝部に勤めているんですが、テレビCMやweb広告を打ち出すうえで、宣伝部というポジションが、クリエイティブについて社内で一番詳しくなければいけないと思っていて。事業部の方に「なぜ今これをするのか」を説明する立場にあるので、その理解をより深めたいと思ったのが一番の動機でした。

<2> 心を掴まれた言葉は?

 電通zeroの東畑(幸多)さんがとある書籍から引用して話された内容なんですが、普通の広告は、脳の『大脳新皮質』という、理性や言語を司る部分に対して作用するけど、本当に優れた広告は、動物的な心の動きを司る『大脳辺縁系』まで深く届き、“好き!”とか“素敵!”って感情までもたらす、と仰っていて。自分がこれまで素敵だなと感じた広告を思い返しても、まさに、言葉では説明できない気持ちを呼び起こすものだったな、と感じてすごく腑に落ちましたね。

<3> どんなふうに変わった?

 些細なことで言えば、テレビを観ていても電車に乗っていても、「このアイデアってどこから来たんだろう?」、「ここに至るまでの企画って、どう組み立てられたんだろう」、「他にどんな企画が立てられていのかな」と必死で考えるようになったことです。クリエイティブを見る意識が変わったし、見たものに対して感想を持つことの大切さも知りました。「好き」も「嫌い」も、自分の感情の動きを敏感に感じとれるようになったと思います。

 三浦さんが初回講義で「『アイデア』が理想の姿だとしたら、『企画』はその理想に向かっていくもの」と仰っていて。これまではアイデアと企画の違いをうまく説明できなかったけど、今は2つを分けて、整理して考えられるようになりました。本業以外でこれからやってみたい事業があるので、そこでも学んだことを生かしていきたいなと思っています。

<4> どんな人が受講に向いてる? 

 超実践コースを「20代限定の場」にしていることはすごく大きかったと思ってるんです。歳が離れていると、「やっぱり自分より経験があるから……」と言い訳しちゃうんですよね。みんな同世代で、自分と似たような条件下で取り組んでいるのに、完成度の高いものを提出している姿を見ると、とても刺激をもらえます。「こう出してきたのか!」と、毎回衝撃の連続でした。

 やっぱり私にとって人との繋がりは人生で一番大切なもので。普通に歩いていたらぶつからないような人やものに、あえて自分からぶつかりにいくのがこのTCAだと思っています。普段クリエイティブの業界にいない人こそ、この機会を生かしていただきたいです。

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三浦 会社が打ち出していくクリエイティブを自分の言葉で説明できるようにしたい、だから学びにきたんだって、素晴らしい行動力ですよね。

 生活の中で触れるクリエイティブ対して「なぜ?」を考えることは、すべて訓練になっていると思います。今後、仕事でより良いものを選べるようになるでしょうし、良いものを作るためにクリエイターの助けにもなっていただけるんじゃないかなと思いました。

 3:“妥協”が自分の選択肢からなくなった。(足立 昂貴さん)

足立 昂貴さん
1996年生まれ。IT企業 経営企画部 兼 インキュベーション部

三浦 足立さんは、課題のプレゼンのために、大学時代に使っていた3Dモデリングのソフトをもう1度インストールして学び直したりしてましたね。

足立 すっかり使い方を忘れていて大変でしたけど、「やり遂げた!」っていう達成感がありました。

三浦 根性がすごいなと思って見てましたよ。

 イントレプレナーとして新規事業をされている足立さんが、クリエイティブを学んでどう感じたか。それをどう活かすのか。ぜひ聞きたいですね。

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<1> どんな思いで受講を決めた?

足立 今、仕事で主に携わっているのがファンコミュニティの立ち上げなんです。どのようにして、ファンの熱量の醸成をしていくのか、そのためにはどんな企画を立てたり、コミュニケーションができるのか、というところを学びたかったのが受講を決めた理由の1つです。

 もう1つは、将来的にまた別の新しい事業部をゼロから立ち上げたいと思っていて。「クリエイティブ」と聞くと、すぐには売上に直結しないような印象もありましたが、ビジネスにおける大事な教養として知っておきたい、という想いがありました。知識は本でも得られますが、最前線で戦っているプロに自分のアウトプットを直接見てもらえたり、現場で培ってきたものを惜しみなく与えてもらえる機会は、他にはないと思いました。

<2> 心を掴まれた言葉は?

 特別回として実施されたGOの砥川(直大)さんの講義で、SDGsについて話してくださった内容が、特にハッとさせられました。受講するまでは、未来のためにSDGsは大切にすべき概念だということはわかっていても、企業として「なぜそれに投資をしなければいけないのか」、「どのようにアウトプットして、人を動かしていくのか」という具体的な自分の答えは持てていなかった気がするんです。その解像度がぐんと高まったし、事業家としてもっと知っておくべきことだったと、襟を正すきっかけにもなりました。

<3> どんなふうに変わった?

 ただ数字が跳ねそうだから、という理由だけで答えを選択するのではなくて、「未来の社会にどう価値を生み出していくのか」という視点を強化できたことは大きいです。

 あとは、仕事に妥協を許さない講師のみなさんの講義を聴いたり、たくさん課題と向き合ったことで、自分のアウトプットに対する責任感が強くなったなと思っていて。たとえば、プレゼン資料を作るとき、今までの自分だったら妥協してしまいそうな場面でも、「まだまだ改良できるな」「もっと相応しい形があるな」と、企画書のフォントひとつまで粘れるようになりました。グループ課題で、自分にはない思考を持つメンバーと一緒に取り組めたことも、自分のこだわりや哲学に気づくきっかけになったと思います。この半年間を通して、プライベートでも会いたいと思える友達ができました。いつか一緒の仕事に関わることができそうな仲間と出会えたことは、自分の財産になったと思います。

<4> どんな人が受講に向いてる?

 僕の場合は、「人生をかけてこの山を登っていきたい」という目標が明確になったんですよね。これから何か大きなことにチャレンジしていきたいと思っている人にとっては、このTCAで学べることがヒントや武器になると思います。もうすぐで全プログラムを終えますが、この先も「あ、これあのときに学んだことだ」って反芻する瞬間がきっとあるだろうと感じていて。どの領域でも「挑戦したい人」には自信を持っておすすめできます。

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三浦 今後、TCAで出会った仲間と一緒に仕事したり、自分のクライアントになったり、いろんな可能性がありますよね。僕も大学時代によく飲んでいた仲間が、クライアントになって今同じ課題と向き合っていたりするんだよね。

 コロナ禍でも工夫しながらグループ課題に真剣に取り組んでくれて、僕たちからもみなさんに感謝したい気持ちでいっぱいです。志も年齢も近い仲間と、こうやって出会えることってそう無いと思うので、この機会を大切にしていってほしいと思います。みんなでいい仕事をしていきましょう!

 TCA第3弾のエントリーが締め切り間近です。

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 受講コースには、今回の3名が受講していた「超実践コース」の他にも3種類のご用意があります。



 1. 「超実践コース」募集締切:9月29日(水)23:59
 2. 「法人コース」募集締切:10月1日(金)23:59
 3. 「スタンダードコース」募集締切:10月4日(月)23:59

 4.「THE CREATOR'S ARCHIVES」(オプション):随時募集

詳細と、お申し込みはこちらから

 ぜひ、この機会にご検討ください。

(取材・文=中前 結花、撮影=高澤梨緒、編集=THE CREATIVE ACADEMY事務局)

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