はだかの王様

作者 さわむらせいいち

むかし、あるところにおうこくがありました。

おうこくにはへいわなおうさまがいました。

あるひ、おうさまはけらいとともにおさんぽにでかけました。


するとないているこどもにであいました。

おうさまはいいました。

「どうしたの?」

こどもはいいました。

「おかあさんがつくってくれたおべんとうをおとしちゃったんだ」

おうさまはじぶんのおべんとうをこどもにあげることにしました。

「おなかがすいたらこれをたべなさい」

おうさまがおさんぽをしているとこんどはせいねんがすわりこんでいました。

おうさまはいいました。

「どうしたの?」

せいねんはいいました。

「おのがおれてしまってしごとができないんだ。」

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