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全日本実業団山口ハーフマラソン2021 男子注目選手【設楽悠太・塩尻和也・松枝博輝】インタビュー

設楽悠太選手(Honda)

1991年12月18日生
埼玉県出身 武蔵越生高校~東洋大卒 2014年Honda入社

Q 現在の調子は?
1月は合宿があったので、そこでは練習メニュー通りにこなせたので調子は徐々に上がっていると思いますが、スタミナの部分は問題ないと思いますけど、スピードの部分で少し不安があるんで、ラスト勝負になった時にそこで差が出来るのかなというのは感じます。

Q 今大会出場を決めた意図は?
全国からトップ選手が集まるので、そこで勝負したいという思いが一番あったし、ニューイヤー駅伝出られなかった分ここでアピールしかないんで、まずは結果にこだわって走りたい。

Q 目標タイムや順位は?
どれくらいで走れるかは全く想像できないので、まずは自分の状態確認という意味でも、しっかり全力で走って今の状態を一番知りたいので、タイムとかのこだわりはないですね。

Q レースプランは?
全日本実業団は入社してから一度も走ったことが無いですので、コースの特徴など全然わからないので、特にプランはないですけど、周りを見ながらレースを進めて行ければ良いかなと思いますね。

2020年振り返り~2021年の抱負
今まで経験したことのない事ばかりで、故障も多い時期もあり、皆さんの前で走りを見せられなかったので、そういった部分で今年は皆さんに元気な姿を見せたいという気持ちは感じています。
自分も若い歳とは言えないので、これから先の試合というのは自分にとって貴重なレースになってくると思うので、結果にこだわって、1本1本全力で走りたいと思っています。

今大会の抱負
SNSとかでも「ニューイヤー駅伝で走りを見たかった」という声をたくさん頂いたので、そういった応援してくれる人たちの前で走れなかった自分が本当に悔しかったので、次に元気な姿で皆さんの前で走れる日が全日本実業団ハーフですので、残りの日をしっかり調整して万全の状態で挑みたいと思います。

ファンへのメッセージ
全日本実業団ではしっかり自分の持っている力をすべて出し切り、皆さんの前で元気な走りを見せられるように頑張りますので、ぜひ応援の程宜しくお願いします。


塩尻和也選手(富士通)

1996年11月8日生
群馬県出身 伊勢崎清明高校 順天堂大学卒 2019年富士通入社

Q ニューイヤー駅伝が終わってから現在までの調子は?
ニューイヤー駅伝を終えて少し休みの期間を終えてからハーフに向けて練習に取り組んで、今は順調にハーフに向けて練習できていると思います。

Q 3000m障害が主戦場ですが、今回のハーフ出場の位置づけ・経緯は?
元々学生の頃からこの時期にはハーフマラソンに出場していて、僕自身3000m障害のレースが多いんですけど、それ以外の種目にも積極的に出場してるので、位置づけとしては直接上の大会に繋がるということはないんですけど、しっかり走って現状の確認と、その中でできる限りいい結果を目指せればと思っています。

Q 今大会の目標タイム・順位は?
<自己ベスト 61分22秒(2018年 大学4年 箱根駅伝予選会)>
今回はあまり具体的には決めてないですが、まずは自己ベストの記録:61分22秒なんですけど、そこをひとつ目安にして、あとは当日の状態次第でいけるようであれば自己ベスト以上の記録だったり、順位としてもトップを目指していければなと思います。

Q 東京五輪への想い
リオ五輪(開幕直前に国際陸連からInvitationで出場することに) 
<8分40秒98 11位>
オリンピックに関しては2016年リオ五輪に出場して、その時はあまり良い走りができず、次の東京での五輪になるということで、母国での開催というところと、前回大会のリベンジという2つの目標を目指して取り組んでいるので、まだ出場権は得られていないんですけど、まずは出場権を目指して、そして本番で良い走りができればなと思っています。

Q 五輪代表を目指していく上で、今回の山口ハーフでどんな走りがしたいか?
学生の頃から3000m障害は比較的短いんですけど、5000m・10000m・20㎞を超えるレースなどいろんな種目に出ていて、全てが今の自分の糧になっていると思うので、今回も五輪を目指す種目とは違うんですけど、今回しっかりスタミナが必要となる距離かなと思うので、今回のレースの中でそういったところを経験して4月以降からのトラックシーズンに生かせればと思っています。

Q 箱根駅伝の学生とは違って、今回は外国人やトップランナーが揃っているが、そのようなレースで意識することはある?
20㎞超えるようなレースは大学以来。
前回ハーフを走った時とはまた状況や周りの選手も変わってくるんですけど、僕自身スタートラインに立てばどんな選手がいるとか、どういうレースかとかは気にしないで走るタチなので、ベストを出した時よりも強い選手が多いと思うんですけど、そのあたりはあまり意識しすぎずに、いつも通りの自分の走りができればと思っています。

ファンへメッセージ
今回は久しぶりのハーフマラソンの出場となりますが、映像を通して皆さんに良い結果・良い走りを見せられるように精一杯頑張るので応援よろしくお願いします。


松枝博輝選手(富士通)

1993年5月20日生
神奈川県出身 相洋高校 順天堂大学卒 2016年富士通入社

Q スピードランナーのイメージが強く、ハーフマラソンのイメージがない。出場に至った経緯は?
5000mで勝負するという中でもハーフマラソンという持久力的能力は必ず必要になってくると思っているので、トラックに向けたハーフマラソンということで、そこまでハーフマラソンにフォーカスせずに、能力を上げるという中でのハーフマラソン。自分自身8年ぶり2回目のハーフマラソンになるので、楽しみでもありトラックに向けたハーフマラソンという位置づけですね。箱根駅伝とかは4回走っているので、20㎞というレースでは5年ぶりくらいになります。

Q 今大会の目標タイム・順位は?
ハーフマラソンというのが本当に久々でタイムをもっていないので、今の現状でどれくらい走れるのかというのが逆算しづらいところなので、攻めたレースをして順位の後にタイムがついてくるかなと思っているので、そこまで実数値としてタイムは意識してないです。
※1回目のハーフマラソンは2013年(大学1年)立川ハーフ 1時間04分05秒

Q 五輪に対する想い
競技を実業団としてやると決めてから目標だった五輪というのが1年延期になってしまって、そこに向けてやってきたというところもあったんですけど、その中で五輪だけじゃなくて、自分を高めたいというところで5000mにフォーカスしてやってきたので、日本記録だったりそういうところも意識して今競技をやっているところ。
それは五輪があろがなかろうが、自分の限界を知りたいと思ってやっているので、ひとつ形にしたい年ではあります。タイムとして。

Q 今大会ではどういう走りがしたい?
僕にとってハーフマラソンというイメージがないと思うんですけど、『ハーフマラソンでもここまで走れるんだぞ、だったらトラックもっと走れるな』と印象付けたいなと思っているので、本当に攻めたレースをしたいと思ってます。

Q 5000mで日本選手権を優勝する・タイムを伸ばすための課題や意識しているところは?
絶対的なスピードというのは自分の中でも得意として競技をやってきたんですけど、そのスピードも課題ではあるんだなと思っていて。スピードの種類の問題なんですけど。標準タイムを狙っておしていくとなると、もっとスピードが必要ですし、ラストスパートというよりかは中間走のスピードというのが、それがフィジカル的なのか動きのところなのかというところではあると思うんで。
スピードが得意ではあると思うんですけど、スピードが最大の課題かなと思っています。

富士通のチームメートも出場予定。ライバルになるが…
塩尻には勝ちたいです(笑)僕自身塩尻を評価している、という言い方はおかしいですけど、長い距離だったり箱根駅伝で活躍している選手なので、どうしても僕は箱根で活躍できなかった選手だったので、塩尻自身も「松枝さんには負けませんよ」みたいな感じだと思うんで、大学の後輩でもあるのでそこらへんちょっと「松枝やるじゃん」くらいの走りができたらなと思います。塩尻は意識してますね、ちょっと。

山口ハーフの見どころのひとつですね?
そうですね。『松枝vs塩尻(松枝だけ思っている)』という感じですが(笑)

今大会への意気込み
久しぶりのハーフマラソンになるので、どこまでやれるかわかりませんが、自分自身どこまで強気な走りができるのか楽しみにして、テレビを通してワクワク・どきどきできるような走りをしたいと思っているので、ご声援よろしくお願いします。

14日(日)午後2時 TBS系列
全日本実業団山口ハーフマラソン2021




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