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【日本選手権2日目】女子1500m優勝の田中、男子100m優勝のサニブラウンが世界陸上オレゴン代表に内定

7月の世界陸上オレゴン代表選考会を兼ねた第106回日本選手権2日目が6月10日、大阪市ヤンマースタジアム長居で行われた。男子100mはサニブラウン・アブデル・ハキーム(タンブルウィードTC・23)が10秒08(+1.1)で3年ぶりの優勝。昨日の準決勝で10秒04(+0.8)と世界陸上オレゴン参加標準記録の10秒05を突破している。標準記録突破&日本選手権3位以内の条件をクリアして、世界陸上代表に内定した。女子1500mでも昨年中に標準記録(4分04秒20)を突破していた田中希実(豊田自動織機・22)が、4分11秒83で優勝し代表を内定させた。


◆代表内選手

男子100m サニブラウン・アブデル・ハキーム(タンブルウィードTC)
「30mからは全然よかったのですが、世界トップの人たちと走るとき前半で置いていかれたら話しになりません。そういうところをアメリカに帰ってまた、1カ月間研き上げたい。本番に強い自分を取り戻せるように、もう一段階上げていければと思います。
 今年は3月の初レースから良い形で入って、フォームも練習も模索しながらやってきて、今10秒04まで来たので、とりあえずはまあまあかな、という結果です。ここからタイムも上げて、勝負強さも兼ね備えていけたら。位置付け的には良い大会だったと思います。
(世界陸上に向けては)走り自体は悪くないので、あとはメンタル面かな、という感じです」
女子1500m 田中希実(豊田自動織機)
「昨日の予選を見ると日本選手も、ラストを身につけてきています。自分を見失ったら、取ってはいけない4番や、それ以下の順位をとってしまうかもしれない、と思っていました。3位以内を取れて、世界陸上に向けて身を入れて練習ができるのはよかったです。昨年は調子が整ったので、東京五輪の準決勝と決勝で800 mを2分8秒で通過しても対応する余力がありました。今後、調子が整っていなくても2分8秒通過に対応できる地力がつけば、世界でも通用します。
 オレゴンで世界のレースにしっかり乗って走ることができれば、自己新(=日本新)を出せると思います」

写真提供:フォート・キシモト


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