新型コロナワクチンいつ接種できる?
新型コロナウイルスに関係する内容の可能性がある記事です。
新型コロナウイルス感染症やコロナワクチンについては、必ず1次情報として厚生労働省首相官邸のウェブサイトなど公的機関で発表されている発生状況やQ&A、相談窓口の情報もご確認ください。※非常時のため、すべての関連記事に本注意書きを一時的に出しています。
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新型コロナワクチンいつ接種できる?

医療従事者等への接種に続き、4月12日から65歳以上の高齢者を対象とするワクチン接種が、各都道府県の一部自治体で始まりました。
政府は、"9月末までに16歳以上の全ての対象者にワクチン供給ができる”との見通しを示しましたが、感染拡大がとまらず、変異ウイルスが猛威をふるうなか、私たちはいつ接種を受けられるのでしょうか。現時点での国内でのワクチン接種についてまとめてみました。

日本で接種されるワクチンは?

あらためて、確認したいと思います。
日本政府が契約を結んでいるのは、下記の3社になります。
●米ファイザー社
●米モデルナ社
●英アストラゼネカ社
※このなかで、現在、日本で接種できるのは、厚生労働省が2月に製造販売を特例承認したファイザー社製のみです。ほかのワクチンは厚労省で審査中のため、いつから打てるようになるかはまだ分かりません。

ファイザーのワクチンは、国内外の治験で、有効性が95%とされています。ちなみに、米モデルナのワクチンは、94.1%、英アストラゼネカは、76%です。(※厚労省の資料などより)

接種回数と間隔は?

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2回の接種が必要です。
ファイザー社のワクチンでは、通常、1回目の接種から3週間後に2回目の接種を受けます。※1回目と2回目は、必ず同じワクチン接種を!

接種対象と接種順位

医者と高齢者

新型コロナワクチンの接種対象は、接種する日に16歳以上の人で、
総務省の統計では、約1億1000万人です。
現時点での接種順位は下記の通りです。
(1)医療従事者等(2月から開始)
(2)65歳以上の高齢者(4月12日開始)
3)高齢者以外で基礎疾患を有する人高齢者施設等の従事者
(4)上記以外の一般の人
※接種を行う期間は、令和3年2月17日から令和4年2月末までの予定。
(厚労省ホームページより)

接種の開始時期は?完了するのはいつ?

ワクチン接種 状況は

(TBSテレビ「Nスタ」4月19日放送より)

医療従事者の接種は2月に始まり5月中に供給は完了予定、65歳以上の高齢者は4月12日に始まり、6月末までに供給は完了予定とされています。供給は完了したとして、では、接種はいつ完了するのでしょうか。政府関係者は、「遅くともお盆前には終了させたい」としていましたが、菅首相は、23日夜の会見で、『希望する高齢者に、7月末を念頭に、各自治体が2回の接種を終えるられるよう、政府を挙げて取り組む』と述べました。いずれにしても、約3600万人の高齢者だけでも、完了までに3か月半以上かかることになります。
そして、上記の接種順位(3)の基礎疾患を有する人や(4)一般の人に関しては、現段階では、開始時期のめどが立っていません
政府は、ワクチンの確保まではしますが、具体的な接種計画や会場の確保など、実務はすべて各自治体に委ねられています

接種待つ人たち00000000

写真:4月12日、八王子市の会場でワクチン接種を待つ高齢者たち

すでに接種が始まった高齢者に関しても、開始時期は各自治体で異なります。東京では世田谷区や八王子市で、4月12日にスタートしましたが、
例えば、TBSがある東京都港区の場合
●高齢者施設入所者   5月4日(火・祝日)から開始
●施設入所以外の高齢者 5月17日(月)以降、順次開始予定
●高齢者以外の区民   現時点では、7月以降開始予定 となっています。※ワクチンの供給見込みにより変更の場合あり(港区ホームページより)
★★ご自身が住む市区町村のホームページ等で確認しましょう!★★

ワクチンの副反応

副反応

ファイザー社のワクチンは、2回目の接種以降、
●37.5度以上の発熱
●倦怠感
●頭痛
などが、副反応疑いとして報告されています。
厚労省の副反応について審議する部会の委員を務める、順天堂大学医学部の伊藤澄信医学博士は、「ファイザーのワクチンは、『95%という高い有効性を考えれば、ある一定程度の副反応はやむ得ない部分がある、メリットとデメリットを考えれば、ある程度の副反応は容認の範囲である』というのが専門家の共通認識ではないか。副反応というのは主反応に伴うものなので、逆に副反応が全く出なかったら、ワクチンそのものに期待できないのではないか」と話しています。
(※ちなみに、インフルエンザワクチンの有効性は、50~60%とされています)


※厚生労働省は、接種を受けることができない人、注意が必要な人
下記のように記しています。

 受けることができない人
▢ 明らかに発熱している人(※1)
▢ 重い急性疾患にかかっている人
▢ ワクチンの成分に対し、重度の過敏症を起こしたことがある人
(※1)明らかな発熱とは通常37.5℃以上を指す。ただし、37.5℃を下回る場合も平時の体温を鑑みて発熱と判断される場合はこの限りではない。
※当てはまるかどうかや、受けていいか不明な場合、主治医に相談を!

注意が必要な人
▢ 現在、何らかの病気で治療中の人
・心臓病、腎臓病、肝臓病、血液疾患、免疫不全で治療中の人
・血が止まりにくい病気の人や、血をサラサラにする薬を飲んでいる人
▢ 以下のような症状が出たことがある人
薬や食品に対する重いアレルギー症状
けいれん(ひきつけ)
※妊娠中、又は妊娠している可能性がある人、授乳中の人は、接種前の診察時に必ず医師へ伝えてください。
厚生労働省 新型コロナワクチンQ&A「私は接種できますか?」

日本の接種率は先進国で"最下位”

先進国37か国のワクチン接種率

(TBSテレビ「NEWS23」4月22日放送より)

日本の新型コロナウイルスのワクチン接種率は、先進国の集まりであるOECD(経済協力開発機構)に加盟する37か国中、ダントツの最下位です。ワクチンの国内開発のめどがたたないなか、ワクチンの"確保競争”でも諸外国に遅れをとり、医療従事者の不足など接種体制も十分とはいえないことが背景にあります。
また、先行して接種が始まった医療従事者への接種も進んでおらず、開始から2か月以上が経っても、2回目の接種を終えたのは17%程度にとどまっています。医療従事者ですら接種完了の見通しがたたないなか、16歳以上の全国民に行き渡るのはいったいいつになるのでしょうか。


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