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"10万円" 特別定額給付金の郵送「申請書」書いてみた 注意点は?

手紙受取

国が1人あたり一律10万円を支給する「特別定額給付金」。郵送での「申請書」が届いたので、スタッフが実際に記入してみました。(東京・杉並区1人暮らしの場合)

■実際に届いた書類

届いた書類封筒

「申請書在中」と書かれた封筒が杉並区役所から届きました。中には3点入っていました。

届いた資料

①申請書 1枚
②ご案内と記入例が両面印刷されたチラシ 1枚
③返信用封筒 1枚


■届いた書類をひとつひとつ見てみる

①申請書

誕生日隠し忘れ

氏名や住所、口座番号など必要事項を記入できるようになっています。

②申請の手順と記入例が両面印刷されたチラシ

定額給付金の説明分

「郵送申請」の手順と記入例が紹介されています。不明点の問い合わせ先も掲載されているので、これを見ながら記入してみて、分からないことがあれば問い合わせできます。

③返信用封筒

返信用封筒表裏

裏面には「差出人」記入欄があります。


■実際に記入してみる 準備すべき書類も

申請書


杉並区記入例

東京・杉並区の場合、"10万円"を希望しない人は「不要欄」に「希望しない」と記入する必要があります。

個人情報のため隠していますが、自分で記入する部分はそこまで多くなく、思っていたより時間はかかりませんでした。手順をしっかり確認し、間違いのないように落ち着いて記入することをおすすめします。


受取口座について

杉並区口座記入欄

杉並区の場合、受取口座はゆうちょ銀行か、それ以外の銀行かで記入する欄が異なっていました。しっかり確認して記入しましょう。


忘れずに!添付する書類は2種類

1.本人確認書類のコピー

保険証表裏

本人確認書類:
運転免許証/マイナンバーカード/健康保険証/(外国籍の方など)在留カード・特別永住者証明証 などの写し(コピー)


2.受取口座の確認書類のコピー

キャッシュカード

受取口座の確認書類:
通帳(口座番号が書かれた部分)/キャッシュカード/インターネットバンキングの画面 などの写し(コピー)

ご自宅のコピー機またはお近くのコンビニのコピー機などを使って書類を準備しましょう。提出方法は自治体によって異なりますので、よく確認してください。

杉並区の場合は、申請書の裏面の上部に本人確認書類のコピー、下部に受取口座の確認書類のコピーを貼り付けて提出となっています。

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■東京・杉並区の工夫と実際に起きているトラブル

杉並区は申請書を作成する段階で、"10万円"の給付を「希望しない」場合にチェック✔をするのではなく、「希望しない」と記入するように変更。申請書がわかりやすくなるよう工夫したということです。

また、申請に必要な本人確認書類のコピー、口座の確認書類のコピーの貼り付けを忘れる例が多くみられるということです。申請書を書き終えたことで安心してしまうのかもしれませんが、しっかりと書類を確認してからポストに投函しましょう。

杉並区の担当者は

人との接触を避けることが目的でもあるので、もしも、ポストに投函したあとに書類の不備に気づいたとしても、区役所に直接来るのは控えていただき、区からの連絡を待ってほしい。

としています。

■ほかの自治体との比べてみると

自治体によって申請書の形式が異なります。いくつかご紹介します。申請の際にはこのほかにも本人確認書類とお金が振り込まれる口座の確認書類のコピーが必要です。

東京・練馬区の例

申請書2

東京・練馬区の場合は「給付対象者」の生年月日の右側の欄(赤丸部分)には「希望しない」人がチェック✔をいれるようになっています。ここにチェックしてしまうと、"10万円"を受け取ることができません。練馬区にお住まいの方はご注意ください。


東京・武蔵野市の例

申請書3

東京・武蔵野市の場合は「給付対象者」の一番右側の欄(赤丸部分)に、「希望する」人も「希望しない=不要」人もチェック✔をする必要があります。武蔵野市にお住まいの方はご注意ください。


千葉・浦安市の例

浦安市

千葉・浦安市の場合も「給付対象者」の右側の欄(赤丸部分)に、「希望する」人も「希望しない=不要」人もチェック✔をするようになっています。浦安市の場合は、記入がない場合は「希望する」として取り扱われます。


千葉・松戸市の例

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千葉・松戸市の場合、練馬区や武蔵野市のようなチェック欄はありません。必要事項を記入し手続きができます。


■注意点は・・・

手紙受取

申請期限は郵送方式の申請受付開始日から3か月以内です。受付開始日は自治体によって異なります。
※杉並区の場合は8月24日(月)が期限。

・申請書によっては、チェック✔をすることで"10万円"がもらえなくなる場合もあります。申請書の内容をしっかり確認しましょう。

・記入の際には消えないタイプのボールペンを使う。こすったら消えてしまうものは不可。

・申請書の記入内容を控えておいたり、写真を撮っておくと良いかもしれません。


今回ご紹介した記入例は、あくまでも東京・杉並区のものです。自治体によって申請書が異なりますので、お手元に届いた書類にしっかりと目を通して記入するようにしてください。分からないことがあった場合には、お住まいの自治体の窓口にご確認をお願いします。

■詐欺にも注意が必要です

詐欺

特別定額給付金をめぐる詐欺も増加しています。厚労省は、国や自治体が給付金について

・ATMの操作をお願いすること。
・給付にあたって手数料の振り込みをお願いすること。
・メールを送りURLをクリックして申請手続きを求めること。

などはないとして、注意を呼びかけています。

怪しいと思ったら・・・

消費者庁 消費者ホットライン
☎188(いやや!)局番なし3桁

新型コロナウイルス給付金関連消費者ホットライン
☎0120-213-188

などに相談しましょう。

【TBS NEWS 新型コロナウイルス特設サイトはこちら】