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続きを望んでいるアニメ_#3~GANGSTA~

今回書くのは続きと言うよりリメイクを望んでいる作品について。

それは『GANGSTA』。

当時見てはいたものの、何も解決しないまま突然終わった印象しか残っていません。内容も正直あまり覚えてなくてこの記事を書く前にいろいろ読んで記憶を呼び起こしたところです。

物語としては、ハードボイルド、というのでしょうか。

マフィアが仕切っている街で中立の立場として様々な仕事を請け負う「便利屋」が主人公となるニコラスとウォリックの二人。ある日一人の娼婦を拾ったことで二人はマフィアとこの世界で超人的な能力を持つ『黄昏種(トワイライツ)』を取り巻く争いに巻き込まれていく、というような感じ。

継続視聴していた理由がキャストと演者の力が大きい。

日本刀を振り回す戦闘スタイルのニコラスは津田健次郎さんが演じています。このニコラス、耳が聞こえないためこもったような喋り方をするのですが、何言ってるのかわかんないけどわかる感じがするんですよね。たぶん作画のおかげもあるのかもしれませんが、声優、滑舌が良くてなんぼ!みたいなところがあるだろうに、その思い込みを良い意味でぶっ飛ばしてくれました。

そのニコラスの相棒、伊達男なウォリック演じるのは諏訪部順一さん。めっちゃ諏訪部らしいな、と思いながら見てました。セクシーでジゴロな役回りぴったりですよね。

そんな便利屋二人のもとにやってくる娼婦がアレックス、能登麻美子さんが演じてます。この頃私、能登さん大好きで。『アルカナ・ファミリア』っていうゲームで主人公フェリチータの声を担当されてるんですけどこのフェリチータが可愛い。ふわふわ可愛い声で癒されます。

でも作品自体は尻切れトンボ状態で終わってしまった。要因の一つとして制作会社の倒産があるでしょう。アニメは2015年7月期、いわゆる夏アニメで、制作会社マングローブは2015年9月末に経営破綻。なんとか最終回までは仕上げていってくれましたがその後のBDの発売が途中から延期になったり、イレギュラーなことが発生していました。当時マングローブは劇場版映画の『虐殺器官』も制作していましたが、その作業を一時中断することとなり、現在『ゴールデンカムイ』を手掛けるジェノスタジオが引き継ぐことで公開に至りました。マングローブは『カーニヴァル』なんかもつくってて知った名前だったので衝撃が大きかったです。

そのことに加えディスクの売り上げが散々であること。さらに原作のストックが全然なかったことなどが1クール尻切れトンボとなった要因でしょう。

正直、この12話だけでは理解が追い付かず、雰囲気を楽しむもの、みたいなところはあったのでアニメ化をするのなら改めて最初から作ってほしいです。キャストは完璧だったと思うので、ここで挙げた三人は固定でお願いします。





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