ROMPA!!遊ぶ権リターン⑤マジックカードと「巨人の肩」
*この記事は解散発表前の11月末に下書きしていたものです。今は心境が違う部分もありますが、敢えて当時の書き口のまま公開します。
3つ目の議題は
第2ターン勝者の私から。一番厄介なこのカードを出してしまいたい。
でも、タイトルが思いつかない。地球最後の日に手錠は要らない。苦し紛れに「正義の心を持つ」。だいぶ苦しいけど、最初の1枚だから必然的に通過。
田畑さん、またあの3人組のカードを出して「逃走中ごっこをする」。
これには全員一致で「異議あり!」
今回はマジックカードの使い方を教えてくださるとのことで、藤本さんを指名。
マジックカードは「カタコト」。単語でしか話せない。
藤本さんは、私が苦し紛れに出したカードを「正義、心、大事。逃走中、意味不明。」などと単語だけで一生懸命代弁してくれた。その甲斐あって藤本さん勝利。3人組はまた田畑さんの元に戻る。もう腐れ縁。
続いて藤本さんが出した答えが「別の星に移住する」。
これには誰も反論できない。あっという間にパスで1周して、
「地球最後に日は別の星に移住する」に決定。
この時点で残りの手札が田畑さん3枚、藤本さん2枚、atさん2枚、私1枚。
次が最後のターンになるだろう。
第4の議題は
藤本さん(ごめんなさい、覚えてません)
atさん、恐竜。
通過。
私。最後の手札。出して通れば勝てる。
ただしょぼい。チャリ。
パス。
田畑さん、巨人。
atさんが異議を申し立てたが、他の人が挙げなかったのでディベートにはならなかった。
藤本さんパス。
atさんパス。
私のターン。チャリのカードで巨人に勝たなくては。タイトルをこじつけるしかない。
「運転技術をもっていること」
…弱いよね、すぐ「異議あり!」
今回のリターン最後のディベートが始まった。
田畑さん「巨人の方が絶対に優れている。運転技術といっても自転車じゃあ…」
私「イラストは自転車だが定義は運転技術そのもの。運転技術がなければ鬼を倒した後に宝物を持ち帰れない。」
田畑さん「この大きさを見てください。最強です。鬼なんて簡単に倒せます。しかも力が強いから宝物なんて簡単に村に持ち帰れます(こんな趣旨のこと。細かい言い回しは覚えていない)」
田畑さんのアピールの強さに、なんとなく場は田畑さんに傾いている雰囲気はあった。
お題をもう一度見た。
『桃太郎の家来として適しているのは?』
…田畑さんの強さの中に急所をみつけた。
改めて巨人を見た。
たばふじちゃんねるの視聴者なら、感慨なしにこのカードを見ることはできない。
「巨人の肩」だ。
アイザック・ニュートンの名言「私がかなたを見渡せたとしたら、それは巨人の肩の上に乗っていたからです」を元に構成された、たばふじちゃんねるの大人気企画「巨人の肩シリーズ」。
何周したことだろう。かっこいいオープニング。藤本さんのわかりやすい解説。田畑さんに聞かせているからこその柔らかい語り口。本当に大好きなシリーズ。
それを象徴する巨人のカード。
今からこれを倒すのか…。巨人の肩、お借りします。
そもそも、大好きな田畑さんを論破しようとしている時点でどうかしているが、そこに議論があったらどうしても勝ちたくなってしまう。
ごめんなさい田畑さん。たばふじさんの客はけっこうこういう層が多いかも知れない。
私「桃太郎の主人公は誰ですか?」
これでみんな気づいてくれた。
巨人の持つ桃太郎を凌駕する強さと存在感は、家来にはむしろ相応しくない。家来であれば桃太郎の運転手くらいが丁度いい、という論旨で、無事に全員の納得を得て論破。手札を出し切って勝利することができた。
気づけば90分も経っていた。
「これからもROMPAで遊んでくださいね!」
さわやかな笑顔で、夢のような時間は終わった。
(つづく)