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プロジェクトマネージャーのコツ6つ

ボクの普段の仕事は、ザックリいうとWebサイトの構築、システム開発などのプロジェクトマネージャーとしてプロジェクトを設計したり管理・進行を15年以上行っております。

プロジェクトの規模としては、数千万円~億単位のものまで様々で、期間としては数か月~年単位のプロジェクトが多いです。

今回は、よく若手などからプロジェクトマネージャーとして、必要なスキルやコツなどを聞かれることが多いので、備忘録として残しておきますので興味がある方は、参考にしてみてください。

1. コーチングスキルを活用する

コーチングスキルを極めるには、まず、コーチングスキルのメリットと重要性を理解する必要があります。

<コーチングスキルがもたらすメリットと重要性>

  • コーチングスキルの一番のメリットは、相手に答えを出させることです。相手に答えを出させることにより、責任感や納得感を与えることができます。

  • コーチングを通じて、チームメンバーの自己成長やスキルアップを促進することができます。

  • チームメンバーやステークホルダーとの信頼関係を築くことができます。

  • チームメンバーのモチベーションを高め、プロジェクトの成果を最大化することができます。

<コーチングスキルのやり方>

  1. 相手の話を注意深く聞く

  2. 相手の考え方や価値観を理解する

  3. 相手に質問を投げかけ、答えを引き出す

  4. 相手にフィードバックを提供し、自己成長を促進する

  5. 相手が自己成長できるようにサポートする

以上の手順を踏むことで、コーチングスキルを極めることができます。

2. 目標を明確にし、優先順位をつける

プロジェクトを進める上で、目標を明確にし、優先順位をつけることは非常に重要です。以下の手順を踏むことで、目標を明確にし、優先順位をつけることができます。

  1. まず最初に、プロジェクトの目的やゴールを明確にします。

  2. 次に、目的やゴールを達成するために必要なタスクやアクションを洗い出します。

  3. 洗い出したタスクやアクションに優先度をつけ、優先順位を決定します。

  4. 優先順位が決まったら、タスクやアクションをスケジュールに反映させます。

このように手順を踏むことで、目標を明確にし、優先順位をつけることができます。

3. チームとのコミュニケーションを維持する

以下の手法を用いることが重要です。

  • 定期的なチームミーティングを設定し、進捗状況を共有する

  • チームメンバーに直接フィードバックを提供し、問題を解決する

  • コミュニケーションツールを使用して、情報の共有を促進する

  • チームメンバーの意見や考えを尊重し、彼らの貢献を評価する

これらの手法を用いることで、チームとのコミュニケーションを維持することができます。

4. スケジュールを管理し、期限を守る

スケジュールを管理し、期限を守るには以下の方法を使用することが重要です。

  • スケジュールを作成する前に、タスクやアクティビティを洗い出し、優先順位を決定します。

  • スケジュールを作成するときは、実際にかかる時間を考慮し、余裕をもったスケジュールを作成します。

  • スケジュールを進める上で、進捗状況を追跡し、期限までの時間的余裕を確認します。

  • 期限が近づいているタスクには、優先度を高くし、作業を進めます。

  • スケジュールに変更が必要な場合は、チームメンバーにすみやかに通知し、スケジュールの変更に対応します。

以上の方法を使用することで、スケジュールを管理し、期限を守ることができます。

5. リスクを予測し、対策を講じる

以下の手順を踏むことが重要です。

  1. プロジェクトに関するリスクを洗い出します。過去のプロジェクトの実績や、類似プロジェクトの事例を参考にすることができます。

  2. 洗い出したリスクについて、発生確率と影響度を評価します。

  3. 評価結果をもとに、リスクを優先度順に並べ替えます。

  4. リスクに対する対策を策定し、実行可能性や費用、期限などを考慮して、対策を優先度順に並べ替えます。

  5. 対策を実行し、効果を確認します。

  6. プロジェクトが進行する中で、新たなリスクが発生した場合は、1から5までの手順を繰り返します。

このように手順を踏むことで、リスクを予測し、対策を講じることができます。

6. 進捗状況を追跡して、必要に応じて計画を調整するには

進捗状況を追跡するためには、タスクの完了状況を定期的に監視し、実績と予定を比較することが重要です。進捗状況に基づいて、計画を調整する必要がある場合は、以下の手順を踏みます。

  1. タスクの実績と予定を比較し、差異を洗い出します。

  2. 差異を分析し、原因を特定します。

  3. 原因に基づいて、計画を調整します。

  4. 調整後の計画をチームメンバーに共有し、認識を確認します。

  5. 調整した計画に基づいて、作業を進めます。

このように手順を踏むことで、進捗状況を追跡し、必要に応じて計画を調整することができます。

以上

さいごに

昨今では、良くも悪くもデジタル業界でも分業化が進んでおり、マーケティング的知見(戦略、UI/UXなど)、技術的知見(フロントエンド、バックエンド)などをトータル的にプロジェクト全体を見れるプロジェクトマネージャーが減少していっている気がします。

それが原因なのか、プロジェクトのマネージメントに特化したプロジェクトマネージャーが多く、マーケティング的問題点、技術的問題点などのリスク予測が甘く、見積、スケジュール、チームメンバーとの専門的な知見のコミュニケーションなどのトラブルに発展しているケースが多く散見されます。

ボクも長年プロジェクトマネージャーをやっておりますが、プロジェクトマネージャーは、誰よりも早くプロジェクトに潜むリスクを察知して、対策を講じるスピードが命ですので、ベーススキルとして、自身の知見や市場動向のインプットは、日々のルーティーンとして身に着けることを強くお勧めします。

上記を是非これからプロジェクトマネージャーを目指す方や壁にぶつかっている方の参考になればと思います。

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