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実は音楽系事務所!?知らない方にも聴いてほしいハコネクトメンバーの歌ってみたを紹介!

最近、ハコネクト関連のnoteを書くことが増えてきました。それだけハコネクトというグループにハマっている証拠ですが、その際に必ずと言ってもいいほど書いている文言があります。

それは「ハコネクトは音楽系のグループではありませんが」という言葉。

もちろん、この言葉に間違いは無く、ハコネクトは特定のジャンルに絞ったグループと言うよりはバラエティーに富んだ活動をしています。その為、得意なこともそれぞれ違うのですが、ここ最近のハコネクトは、歌ってみたのクオリティが凄く上がっているのではないかと感じます。

果たしてそれが自分の推しだからこその贔屓目なのか、それとも本当にクオリティが上がっているのか、既に沼にどっぷりハマっている私のみでは判断ができません。そこで今回はハコネクトを知っている方だけでなく、知らない方にもぜひ聴いてみてほしいなと思い、記事を書くことを決めました。

良質な作品が多すぎるために1つの記事では書ききれず、2つ以上に分けることになりそうで、今回はとりあえず4曲。素敵なカバー動画を紹介します。もしかして音楽系の事務所だった!?と勘違いしてしまうくらいのものばかりなので、チェックしてみてください。

レトロポリス / R Sound Design ‐ 叶望ゆゆさん

4期生叶望かなみゆゆさんが歌ったのは「レトロポリス」。

シティポップ、もしくはテクノポップの要素が入ったネオ・シティポップとも言える懐かしい曲調が特徴のこの曲。最近の曲としては珍しい長いイントロやフェードアウトして終わるアウトロなど、タイトル通り随所に“レトロ”を感じる部分があります。

こういった曲調の曲は、感情を込めて歌うというよりはスラスラと流れるように歌ってほしい。その意味で、今回の叶望ゆゆさんの歌声はとても“しっくり”くるものでした。メロディーに同化するようなサラッとした歌唱はこの曲のイメージにバッチリとハマり、聴いていて堅苦しくなく、洗練されています。

一方で歌詞を見てみると、割と理想的なことが歌われるシティポップのイメージに反して、この曲では「周りに価値を決められる世の中、自分の価値を見出したい」という極めて現実的なことが歌われています。果たして叶望ゆゆさんがこの曲を選ぶ上でどれくらい歌詞を重要視したかは分かりませんが、Vtuberというだけでレッテルを張られることも多い現代、自分にしか無い価値を表現したいという思いも見え隠れしているような気がします。

今回のカバーで叶望ゆゆさんが投稿した歌ってみたは3曲目となりますが、1曲目の「My Soul, Your Beats!」や2曲目の「ツギハギスタッカート」がイメージは違えど感情を込めて歌い上げるタイプのものだったことを考えると、「レトロポリス」は少し路線が違った、新境地とも言えるもの。しかし、その中にはこれまでリスナーに見せてきた“叶望ゆゆの歌声”がしっかりと地続きに繋がっていて、かなみ担(=叶望ゆゆさんのファンネーム)にとっては戸惑うことなく受け入れられるものであったと言えるでしょう。安心感と冒険のバランスは丁度いいものでした。

歌ってみた動画は、音楽系Vtuberさんにとっては新規の方への名刺となるもの。何らかのきっかけでチャンネルを訪れた人がまずチェックするのは歌ってみた動画が多いはずです。その時に、たくさんの世界観を提示して「こんな曲も歌えるんだよ」とアピールできるのは大きな強み。きっと今回のカバーが叶望ゆゆさんの名刺のラインナップに加わったことで、新しく入る方はより深くその歌声の魅力を知ることが出来るでしょう。沼への新たな入り口として機能してくれそうです。

元から高い音楽センスを持っていた叶望ゆゆさんですが、今回の歌ってみたはイラスト・MVも自ら担当しています。もちろん元の形があるものではありますが、歌唱以外もこなせるクリエイター的な一面も叶望ゆゆさんを見ていく上で欠かせない要素となるでしょう。様々な才能を持ちながら貪欲に学ぶことも忘れない叶望ゆゆさん。果たしてこれからどのような進化を見せてくれるのか、非常に楽しみです。

magnet / 湊 貴大(流星P) ‐ 白砂つなさん・橘シエナさん

続いてはハコネクト3期生、通称“ねりね組”より白砂しらすなつなさん・たちばなシエナさんのコラボ歌ってみた「magnet」を紹介。

白砂つなさん・橘シエナさんの2人といえば“シエつな”としてハコネクトの中でも誰もが認めるカップリングとしてファンの間では有名です。といっても、普段のシエつなコラボ配信で見せるのはプラトニックなものですが、今回のカバーでは少し対象年齢が引き上げられたようなアダルトな雰囲気を漂わせています。

歌詞分けはオーソドックス。シンプルに原曲のままに歌っています。ただ、この曲はユニゾンで歌うことはほぼ、というか全く無く、2人で歌う箇所も1人がメイン、1人がコーラスといった形です。その点で基本的にメロディーは同じものの繰り返しではあるものの、メインとハモり両方を代わる代わる歌う必要があるので、中々に大変。そこをバッチリ歌い上げているところに2人の歌唱力の高さを感じます。

個人的な聴きどころはやはりラスサビ。“魅惑の時に酔いしれ溺れたい”と“それでいいの 誰よりも大切なあなた”の部分でそれぞれのメインパートで最も高い音が出てくるのですが、そこがとても綺麗。曲の終わりの盛り上がりを美しく表現しています。その後のフェイク(恐らく橘シエナさんが歌っている?)もお見事。最後まで高貴な雰囲気を纏ったままに、聴く人の心にまるで1つの芸術品を見た後のような余韻を残します。

極限まで美を追求した耽美な世界観は、いつもの2人を知っている人ほどそのギャップにドキドキしてしまうでしょうし、普段の姿を知らない方からしても、歌ってみたの枠を超えた芸術作品として心に刺さることでしょう。シエつなの本気を、ぜひともたくさんの人に聴いてほしいです。

シャル・ウィ・ダンス? / ReoNa - ソフィ・ローズさん

2期生ソフィ・ローズさんが歌ったのはReoNaさんの「シャル・ウィ・ダンス?」。こちらは誕生日に投稿されたカバーです。

ソフィ・ローズさんと言えば優しく包み込むような歌声が特徴的ですが、今回のカバーでは一風変わった雰囲気を醸し出しています。それはまるでこの曲が主題歌となっているアニメ「シャドーハウス」の“シャドー”のように、底が見えないような、掴みどころがないような、物事を俯瞰している優雅な落ち着きです。

それを演出しているのは歌声に多分に含まれた息。恐らく、原曲を歌っているReoNaさんの歌い方を相当研究してこのカバーに臨んでいると思われ、歌声の随所に“ReoNaっぽさ”を感じ取ることが出来ます。

個人的な聴きどころは第一声。Aメロの歌い出しです。通常、曲の聴きどころと言うとラスサビが挙げられることが多いですが、ことこのカバーに関しては最初の第一声に注目してほしい。いつものソフィ・ローズさんの歌声を知っている方は普段とのギャップで、曲から興味を持って動画を開いた方も本家をリスペクトした歌声に「お!」と驚くはずです。そしてその驚きは初めがピークではなく、フレーズごとの細かな表現や、落ちサビからラスサビにかけてのイラストも相まった神々しさ等、曲全体を通したクオリティの高さに感動すら覚えるはず。ぜひ、「シャドーハウス」のファン、ReoNaファンの方にも聴いてほしいです。

そしてそこからソフィ・ローズさんの他のカバー動画にも手を出してみてほしい。私のおすすめはソロでは昨年の誕生日に投稿された「心拍数♯0822」、コラボでは同じハコネクトのメンバー4人で歌った「ジャックポットサッドガール」です。前者はソフィ・ローズさんらしい包み込むような歌声を、後者は無機質で高貴な歌声を聴くことが出来ます。その声質の良さ、歌唱力の高さが伝わるはずです。

ベースとなる歌声はありつつも様々な声を使い分けてどんな曲にもぴったりのアプローチが出来るソフィ・ローズさん。次はどんな歌声を聴かせてくれるか楽しみです。

ヴァンパイア / DECO*27 ‐ 明堂しろねさん

今回最後に紹介するのは4期生明堂めいどうしろねさんの「ヴァンパイア」。明堂しろねさんにとって2つ目のカバーとなります。

明堂しろねさんの歌配信を聴いていると、割と選り好みせずに色々な曲を歌ってくれる印象ですが、個人的には、その中でもテンポのゆったりとしたバラードが歌いやすいのかなという印象を持っていました。その為、今回の選曲はちょっと意外だなという感じ。ただ、実際に聴いてみるとすぐに「あり!」となる良質なカバーでした。

特徴は、速い曲調の曲に対して、1音1音をしっかりと発音しているところ。曲に置いていかれることなく、しっかりと表現できています。フレーズごとにコロコロと声色が変わっているのも様々な表情を使い分ける明堂しろねさんらしさがあってとてもいい!

歌ってみた1曲目の「ファンサ」、そして2曲目の「ヴァンパイア」と、旬の曲というよりは、どちらかと言うと誰もが知ってる有名曲を歌ってきた明堂しろねさん。聴く側としても、聴いたことのある曲だと他の方との比較も容易で、より“その人らしさ”を感じられるのではないでしょうか。個人的なイメージとしては王道アイドルの一面を歌った「ファンサ」、小悪魔な一面を歌った「ヴァンパイア」といった感じです。どちらも普段の配信で明堂しろねさんが見せる姿であり、そういった意味でこの選曲はバッチリハマっていると言っていいでしょう。

明堂しろねさんの歌唱力は安定感があって、歌ってみただけでなく配信での生歌でもしっかりうまいのが長所。その安定感をもたらす要因には明瞭でよく通る声質、十分以上の声量など様々なものがあって、将来的にハコネクトが歌関連のイベントを行った際には中心的な役割を果たしてくれそうな気がします(MCもうまそう)。配信でも様々なムーブが出来る明堂しろねさんですが、ライブイベントでも同様に、かわいい全力アイドルムーブからしっとり聴かせるバラード、はたまたハチャメチャな電波ソングまでどんな曲にも対応して楽しませてくれそうです。

叶望ゆゆさんや明堂しろねさん等ハコネクト4期生は活動開始から凡そ半年とまだまだ伸び盛り。果たしてこれから配信者としてはもちろん、シンガーとしてどう進化していくのかも楽しみです。さらなるスケールアップに期待です。

最後に

最初にも書いた通り、今回は4曲紹介しました。本当はもっとたくさん紹介すべきなのでしょうが、1つの作品に対してあれもこれも書きたいこと・言いたいことが出てしまい、文量が多くなってしまったのでこの辺りで。他にも素晴らしい歌ってみたが複数あるので、それはまた別の機会に紹介できればと思います。

近々5期生の加入も決まっているハコネクト。まだどんな方が入ってくるかは分かりませんが、その中にまた歌うまなメンバーがいるかもしれないと思うと、とても楽しみです。ぜひとも、既存のメンバーも含めてもっと多くの方に知ってもらえるよう願っています。今回のnoteがハコネクトへの入り口の1つになりますようにと期待を込めて、この記事を終えたいと思います。

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