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英検準1級を受ける

今年の3月にまた1年受験生の母になることが決定した。
そのこと自体は受け入れたつもりだったが、今に至っても何をするにも集中力が続かない、締め切りギリギリまでとりかかれない、とくに食事の準備がおっくうになった。学生時代の講義で、うつ病患者さんがまずできなくなる家事は何かときかれて、答えは「料理」だったのだけど(掃除や洗濯は割と考えなくても機械的にできる。料理は自分でこれにしようかな、あれにしようかなと自発的に考えないとできないから)そのことを今になって実感しようとは。いや、私はうつ病なのか、受診していないから分からないけど、本調子で無いことだけは分かっている。去年の受験で燃え尽きた、というところかもしれない。受験に関することを見ると心が重くなる。日常生活は送れているし仕事もできているので(というか、仕事がいまや救い)、どうにか自分の楽しいこと、やりたいことをみつけて、少しずつでも通常営業に戻りたい。
GWに親戚の帰省のお世話を手伝い、ああもうやることなくなっちゃったな、と思っていた5月上旬、英検からメールが来ていた。
【申込締切迫る!】2024年度第1回英検(従来型)
これはそもそも私宛では無く、過去子供達が受験した際私のメアドを登録してから延々送られてきている物である。そもそも自分は大学1年の時に準1級を取っている。あの時が自分の英語力のピークだった。今や見る影も無くすっかり忘れているけども。毎回即ゴミ箱直行のメールだったが、このとき、なぜか心の中にすとんと入ってきてしまった。
受けようかな。
試験があれば英語の勉強を強制的にすることになるよね。
打ち込めることが欲しい、この際なんでもいい。そのまま受験料10500円を支払い登録した。よく考えもせずに。

やるからには惨敗は避けたい。
5/10、いつか学び直しのためと買ってた過去問集、リスニング問題集、ターゲット1900、そして1周して放置中だった英作文ハイパートレーニング和文英訳編を引っ張り出した。通勤時の車内でターゲット1900の音声をひたすら流しはじめる。私はアハモ、20ギガの女!ギガだけはたっぷりある。羽鳥さんのモーニングショーが見れないのは結構苦痛だが。
5/13、英検サイトで今回からreading(←唯一の得点源)・語彙が減って英文要約が追加になったことを知り一旦絶望。なんでよりによって今回からなの。
5/15いやここで諦めてなるものか、英作文ハイパートレーニング自由英作文編1375円を追加で購入。ふふ、社会人、本気ならこれくらいの金はある。
5/22 鉛筆に英語が入ってたら注意されたとのネットの投稿をみて、マークシート用の鉛筆を買う。
5/29 6/2が一次試験の筈なのに受験票が来ず。英検から「受験票送ったけど戻ってきたよ、住所訂正して!」とメールが来る。自分のポンコツぶりにあきれる。大丈夫なのか。相手はウン十年ぶりのマークシート試験なのに。マークミスする未来が見える。
5/30 一通り通しでといてみた。120分のいかに長いことか。座ってるだけで自分を褒めたい。リスニングの最中に何度も他のことを考えてしまう。120分集中し続けるなんて無理。英作文はもっと無理。

6/2、華麗に散ってきます。結果はどうあれ、ふりかえるとこの3週間英語を勉強するという目的は達したのかも知れません。作戦を立て、物品をそろえ、ちょっと楽しかった気もします。合否はまた報告しますね。ここまでお付き合い頂き有難うございました。



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