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長編連載小説 Huggers

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ハグをするだけで人を幸せにする、ハガーが主人公の物語。
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#連載小説

長編連載小説 Huggers(24)

裕子は担当患者についての悩みを小倉に打ち明けるが……裕子(4)  園田幸生は目を開いてい…

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長編連載小説 Huggers(25)

小倉は、裕子のホルダーを降りたいと申し出る。小倉 4 「ホルダーを降りたいんです」  小…

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長編連載小説 Huggers(26)

ハグをするだけで人に幸せをもたらすハガー、裕子。その裕子を遠くから支える小倉。妻に失踪さ…

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長編連載小説 Huggers (27)

小倉は初めて聞く事実に驚く。 小倉 4(つづき) 「西野さんは今、大きな変容の途中にあり…

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長編連載小説 Huggers(28)

沢渡は大切な人の信用を失う。沢渡 5  詩帆の実家から帰る途中、携帯の振動を感じて取り出…

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長編連載小説 Huggers(29)

俺は何か大事なサインを見逃していたのか。沢渡 5(つづき) 頭の中が白くなった。 「桐尾…

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長編連載小説 Huggers(30)

裕子は、自分には小倉が必要なのだと知る。裕子 5  ハガー協会の事務局から、沖本の後任を引き受けてくれないかという打診が来たとき、裕子はすぐには決められなかった。あまりにも思いがけない話であったし、自信もなく、何よりも、ハガー養成に携わるという大役を重荷に感じた。  ずっと、地味で目立たない存在として生きてきたし、それでいいと思っていた。注目されないかわりに気楽で自由で、その一方で看護師として常に誰かに必要とされ、誰かの役に立ちたいという欲求も満たされていた。だから自分の世

長編連載小説 Huggers(31)

裕子の担当患者のところに不思議な見舞客が訪れる。裕子 5(つづき)  病棟の廊下を歩いて…

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長編連載小説 Huggers(32)

少女から託された贈り物を、裕子は何とかして届けようとする。裕子 5(つづき)  少女がい…

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