「景品の鍛冶屋」2020年7月25日の日記

二日酔いである。
お茶を3リットルほど飲んでいたのでなんとかなったが…危ないところでしたね。
気持ちの入ったオンライン飲み会なので覚悟していましたが、手足も痺れるし最悪でしたね。。

前日に3時くらいに寝たのに5時半に起き、そこから寝れず。
でも昼夜逆転していたので、ちょうどいい機会と思い昼寝はしなかった。
よしよし、これで直るぜ。

午前中があると1日が長い。
ただ気分が優れなかったので、ひたすらアイマスの曲をきいてお茶を飲んだ。
作曲とか歌とかやろうかな〜と思ったけど、乗ってこず…。
創作のハードルが高いな。ここ最近は沈みっぱなしだったので「やってみようかな」と思うこと自体が進歩ではあるのだが。

創作活動って本当に難しい。
世の中には理由もなく、初期衝動だけで作っていくことができる人がいる。
もしくはそういうフェーズがある人がいる。
大体の人はあるイメージだけど、私はどうにもそれが短くて、何か理由がないと作れない。
でも、それって本当にそうなのか?

理由がないと作らないなら、作れないと悩む必要はない。
作れないって悩んでいるなら、裏返して作りたいってことだもんね。
作って聞いてもらえないのが怖いだけかよ。雑魚すぎる。

そして休日にすることとなったらドラクエである。シナリオも後半に近づいているので。
おい!創作したいんじゃないのかよ。

ラスボスが近づいているため、装備を整えねばならん。
性格出ますね〜。各地の武器屋を周り、一番強い装備と価格をリサーチ。
自分で作れるものなら材料を調達し、鍛冶を行う。
カジノでもらえる景品がかなり優秀とわかり、ルーレット狂としてカジノに入り浸る。

カジノでもらった装備が相当強い世界、冷静に考えると嫌ですね。

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鍛冶を初めて50年。
ゲンロクは朝5時には作業場に向かい、汗を振りまきながら毎日ハンマーを振るう鍛冶屋だ。
彼の住む村には古くから栄えた鉱山があり、多くの鍛冶屋がしのぎを削ってきた。
しかし、25年前、国の環境政策により鉱山の採掘量を10分の1にしなければならなくなる。
もう武器や防具は必要ない。そんな世論にも押され、多くの鍛冶屋は引退することとなった。

ゲンロクは己の鍛冶技術に自信と誇りを持って生きてきた。
政策がなんだ、世論がなんだ。
世の中には未知の大陸に夢を持ち、旅に出る冒険者がまだたくさんいる。
俺は、そいつらが最高の旅を謳歌するために仕事をするんだ。
食えなくてもいいなんて言わねぇ、一流の仕事を評価してくれるやつは必ずいる。
とにかく、辞めない。腕を磨き続けることだけが俺の生きがいなんだ。

ゲンロクの作品は、村の武器屋に並んでいる。
昔は大陸の輸送隊を使って世界各地の武器屋に卸していたが、今では採算が取れず利用していない。
彼の打った武器を求めて、村までやってくる旅人が後を絶たない。

村は凶悪な魔獣が出没する地帯に囲まれているため、ここまでやってくるのは簡単なことではないことを、ゲンロクは知っている。
強き者のみが自分の武器を手にすることに快感を覚えた時期があったが、今では真逆のことを思っている。
全ての冒険者に、平等に。

ある日、一通の手紙が届いた。
私の作った武器を、提供して欲しいらしい。
しかも村で売っている価格の3倍の値段をつけるという。
物腰柔らかな文章で、私の仕事の素晴らしさを語ってくれた。

人に求められることは、こんなにも嬉しいことだったのか。
一生懸命作ろう、喜んで提供しよう。

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カジノの景品で倒される魔王ってなんなんだ、情けないな。

結局寝たのは4時半で、昼夜逆転は治らなかった。

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