2021.2.26 FXは恐ろしい

FXは恐ろしいものだと改めて思う。
なぜか。

FXは簡単にお金が減る。

FXは方法論に溢れている。
 
FXは心理バイアスを強化する。

FXは簡単にお金が減る


損切りが大事なのは誰でもわかっている。
でも損切りできない人がいる。
損切りをしない手法を見つけようとする。

相場技術がない人は、損切りをした数だけお金が減るからである。
損切りが長期的にはお金を増やすということを無意識レベルでわかっていないと人は損切りができない。そのためには、損切りによる成功体験を積み重ねないといけない。

しかし、相場技術がない場合、損切りは多くの場合失敗体験になる。ただただ損切り貧乏になっていって、嫌気がさした頃に損切りしない手法に頼り資金を全部吹っ飛ばす。

そうして、簡単にお金が減っていく。

FXは方法論に溢れている

野球のバッターには科学的に正しいフォームがあり素振りでひたすら体に覚え込ませる。

バスケでは何回もシュート練習をして、リングに正解を教えてもらいながら、精度を上げていく。

では、相場技術に正解はあるのか。

「私が正解です。」
と笑顔で近づいてくる人間は大抵正解を持っていない。

優良とされている書籍にはどれも
「人の数だけ正解がある」
ということが書いてある。

自分で試行錯誤して自分だけの正解を見つけるしかないと。
そうやっていろんな方法論が生まれ情報が溢れる。

でも、どれも正解ではないわけだ。

正解があったらどんなに楽だろうに。
FXとはそういう領域である。
仮説をたて試行錯誤する独学力が必要だ。

ただし、試行錯誤の間に間違いなくお金は減っていく。

FXは心理バイアスを強化する

相場技術でお金を稼ぐということ自体が、

心理バイアスを前提としている。

人間の心理バイアスがあるからこそ、相場には一定の法則めいたものが生じると考えられているからだ。
これがなければ、相場はまさにランダムウォーク、運にしか左右されない競技になる。

法則があるのか、ランダムウォークなのか、これの答えを知っている人は誰もいない。
ただし、ダニエル・カーネマンは全相場師にとって希望となる考え方を示してくれている。
人間には心理バイアスが存在する事を証明してくれている。有名なプロスペクト理論なんかがそうだ。

ただし、ここの落とし穴は、自分にも心理バイアスがかかっているということを真の意味で理解しなければいけないということだろう。

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