無理をさせないで

自分に、子どもに、無理をさせていませんか?

そんな中でのお話。


子どもが喧嘩をしたとき


「謝りなさい」

自分が子どもときによく言われませんでしたか?

そのとき、つらくなかったですか?
謝る意味が分かりましたか?
謝りたいけど口からごめんねの一言が出てこないっていうことありませんでしたか?

しかし、その時の大人の顔ってすごく怖くありませんでしたか?
とりあえず「ごめんね」って言っちゃいますよね。
何がごめんねかも分からずに。

だから大人は考えないと、伝えないといけないんだと思います。論理的に、何がだめだったのかを。

もしかしたら子どものうちはわからないかもしれません。でも大きくなったときに必ず分かります。
怒られた、怖かっただけの記憶にしないでほしいんです。
その一つひとつが子どもの成長へと繋がるので。
そして、必ず子どもの言い分を聞いてください。
難しいと思いますが、第三者として。

聞いてもらえなかったという気持ちがあるままで、説明してもその子の耳には届きません。
その子なりの理由があるかもしれません。
必ず聞いてください。

年齢にもよりますが、その子の気持ちは大事にしてほしいんです。
命の危険でもない限り、怖い顔で言わないで。
一つずつ説明しましょう。
そうすれば自分からあとでごめんねって言いたくなるかもしれません。

おもちゃの貸し借りのとき


「貸してあげなさい」
「いいよは?」

これもよく聞きました。
耳が痛くなるくらいに。
「貸して」と言われたら条件反射で「いいよ」と言ってしまうくらいに。

この言葉もつらいですよね。


だって今このおもちゃを使ってるのは自分なのに、
なんで突然貸さなきゃいけないの?
自分の番なのに。
よくないのにいいよって言いませんでしたか?

いいんです。貸さなくたって。

だって今使っているのは自分なんですから。

十分に遊ぶ時間を作ってあげてください。
だってその子が遊ぶ時間ですから。

発達にもよりますが、4歳児くらいからだと数字がわかります。
なので、よく


「お片付けは6だから、長い針何になったら貸してあげる?」


って私は聞いてます。
そうすると答えてくれるんです。
すると、貸す子も借りたい子もその時間まで遊べる、
その時間には遊べるって見通しが持てます。
そうするとあら不思議。
自分で時計を見てその時間になると、

「どうぞ」

と玩具を渡すんです。

それが無理をさせずに気持ちを大切にすることだと思います。

ごめんねのあとはいいよでしょ?


あとやりがちなのは…
ごめんねのあとの"いいよ"を強要することですね。

その子はまだ許せない、いいよじゃないのにいいよって言わせてませんか?
その子の顔は本当にいいよって言ってますか?

大人だって許せないことありますよね。
でも時間が経てば許せることもある。
だから子どもも言えなくてもいいんです。
許したくなったら言えばいいんですよ。


それができたら困ってない‼︎


おっしゃる通りです。
大人になると様々なことがあってそんなこと言ってられませんよね。
周りの親の目が気になったり、躾ができてないと思われたくないとか色々大人は考えてしまいますよね。

つまり、自分にも余裕がないんですよね。


しかしさっきの言葉たちを言う前に、一回だけ考えほしいんです。

この子の親は誰かっていうことです。


子どもの世界とは?

子どもの世界は最初親でできています。

は?なんのこっちゃ?

まぁ、ちょっと聞いてくださいよ。

子どもにとって最初、親を親と思ってません。
自分の世話を焼いてくれる人。泣けば来てくれる。
そういうロボットか何かだと思ってます。


それが、いつでもそばにいてくれる。
ちょっと口が動くようになってきた。
偶然繋がった音。

「ママ」「パパ」

そう言ったらすごく喜んだ。
いっぱい言ってみた。
言ったら来てくれる。
泣かなくても来てくれる。

あ、この人たちが
「ママとパパなんだね」

ママとパパはいつでも来てくれる。
いてくれると安心する。

よし、今日はちょっと遠くに行ってみよう。
…なんだあれ!怖い!
あ、やだやだ!ママとパパのところに帰ろう!

怖かったよ…
ぎゅーってしてくれる嬉しい。

ママとパパはニコニコしてる。
よし、怖かったらまた戻ればいいんだ!
もっかい行ってみよう!

なんだ怖くないじゃん!
見てママ!パパ!こんなところまで来たよ!

そうやって子どもの世界は親から広がっていくんです。

つまり、親ってそのくらい大事なんです。

その子にとって親は自分しかいない。

ダメなものはダメ、危険なものは危険。
それは教えてあげてほしい。怒鳴らずに。
その時も説明することを大事にしてくださいね。

世間体、周りの親の目気になりますよね。

でも、その人たちってずっと一緒にいるんですか?

いませんよね。

一瞬の人の目よりもずっと一緒にいる自分の子どもを気にしてほしいんです。

その子の1番の"理解者"であり、"味方"であってほしい。


無理をさせないで


こんだけ大それた話しましたが、ようは一回その子の気持ちを考えてほしいってことです。
子どもってちっちゃいですが、人間してるんですよ(?)。

まだ子ども産んだ経験もないので私もあまり言えませんが、

子育てって私の想像以上に苦しいしつらいことばっかりだと思います。

本当に自分がこのまま育てていいのか不安になると思います。

でも、子どものこと正直嫌いな時あってもいいんです。

だって疲れるんですもの。
余計な仕事を増やすし、意味不明なことばっかするし。

でも、嫌いばっかりじゃないですよね?

喜んだこと、嬉しかったこともありましたよね。

それでいいんです。

だって親も人間。
嫌いな時があってもいい、でもなんか好き。
それでいいんです。

少し肩の力抜いてみて?

ご飯こぼすし、おもらしするし、わがままばっかりだけど…


はぁ…やっぱり好きだな


ただ、自分が限界を感じたときは必ず人を頼ってください。


あなたは親である前に"人間"です。


無理をしないで。


そのために"保育園"ってあるんです。


預けるのは"悪いこと"じゃありません。


自分だけでなく子どものためにもなります。
子どもは大人の顔や気持ちをキャッチできます。
子どもも不安になります。

だから、どうしても預けるのは"悪"、いけないことと考えてしまう方は

「子どものために」預けてください。


ただ預けるだけでも気持ちが楽になると思うます。

1人の時間って大事なんですよ?

親にもリフレッシュが必要なんです。

あなたが今呼ばれてる「お母さん」「お父さん」というのは名前じゃないですよね?

ただの肩書きです。

忘れていませんでしたか?

あなたはお母さん、お父さんである前に○○(名前)さんなんです。

少しくらい○○さんに戻ったって大丈夫なんです。

それに意外と子どものリフレッシュにもなったりしますしね笑


だから
1人で悩まないで
自分に無理をさせないで

周りはあなたの"味方"です。


なので、あなたは"子どもの"味方になってあげてください。



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