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はち丸さんの展示会で思ったこと

石川県の人でも輪島塗についてあまり知らないんだなぁと思うことが、今までに沢山ありました。

石川県には、輪島塗のほかにも山中塗、金沢漆器、九谷焼、加賀友禅、金箔・・・と数え切れないぐらいの伝統工芸品があります。
そんな沢山の伝統工芸品を持つ石川県民は、普段から輪島塗や九谷焼を使ってはいても、精通しているかというとそうでもありません。
僕たちからすれば輪島塗の基本の技法、布着、本型地を知っている人も実は少ないです。

まずは石川県民に石川県の伝統工芸品を知ってもらおうと、今日は金沢でも人気のはち丸さんで展示会を行いました。
はち丸さんはリーズナブルにクオリティーの高い食事を提供しているお店で、いつも観光客や地元の人で賑わっています。
前々からはち丸の社長の中村さんとご縁があり、今回もお世話になりました。

お客様に輪島塗、九谷焼、能登島ガラスで料理を提供。
実際に食事をしていただいたあとは、2階の展示スペースにて実際に商品を見ていただくという試みです。
お客様のテーブルを回って実際に輪島塗の説明をさせてもらうと、そうなんだー、知らなかったー、持ち心地も口触りもいいわねー、綺麗!といった言葉を沢山頂けました。
今回も思いましたが、やはり輪島塗について我々塗師屋がしっかり伝え切れていない部分があると感じました。

1日だけのイベントでしたが、やってみてよかったと思います。


今日のイベントは、地元のテレビ局も取材に来てくださいました。

地地元の工芸品の魅力を一層発信してもらえることを願って、塗師屋も地道にコツコツと発信していきます!

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